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2015年7月31日 (金)

算数が苦手な子

通ってくれている子たちの中には、がんばっているのになかなか思うように算数ができるようにならない子もいます。算数が苦手でも国語が得意だったり、勉強は苦手でも何かを作ったり、体を動かすのは得意だったりと、それぞれに得意不得意はあるものですが、算数が苦手な子、なかなか思うように伸びていかない子達によくみられる傾向があります。

計算のために計算用紙を渡しても、小さな字で几帳面に書いて答えを出した後、計算用紙なのに計算したものを消してしまう。
プリントやワークブックなどに直接書き込んで計算をした場合は更に小さな字でこちょこちょ書いた後、書いた痕跡がなくなるぐらいきれいに消す。
文章問題などを読んでも手は全くというほど動かず、とにかくじ~っと、頭で考えているのか、考えられずにストップしているのか、それすら判断がつかないような状態で止まっている。

もちろん例外はありますが、性格とか脳のタイプ?というか、そういうものが関係しているということなのでしょうか。
算数が得意な子の場合、これとは逆に、計算用紙に、それ読める?というような雑な字で大きく計算をして、し終わっても当然消さない。
文章問題で簡単なものなら読み終わったら答えが出てしまうこともありますが、少しややこしいものになると自然と手が動き出して、紙にあれこれ書いてみる。
そういう傾向があるように感じます。

恐らく、訓練とか周囲の働きかけでそうなったというよりは、持って生まれたものの違い(性格の違いや好き嫌いの違いなど)によるところが少なくないような気がするなと、見ていて感じるのですが、苦手で手が動かない子達にどうすればもっとすんなり手を動かしてもらえるようになるのか、書いたものを消さずに置いておいてくれるようになるのか、そのあたりをもっと色々考えなくてはいけないなと思います。

とはいっても、例えば私自身、紙を折るときに端がきちんと揃っていないと気持ち悪いとか、机に四角いものを置くときには机の縦横に対して平行や垂直になるように置かないとイヤだとか、そういうこだわりは生まれ持ってきた性格による気がするので、働きかけで変えられる部分と変えることが難しい部分があるのかもしれないですね。

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