夏休み1週間目終了
夏休みが始まって1週間。まだ夏休みのレッスンのペースに慣れませんが、子ども達は学校がお休みになったせいかみんな結構調子よくレッスンに臨んでくれた気がします。
ただ、今日のレッスンでまたちょっとしたジレンマを感じることがありました。
レッスンの中で、プリントに指示に合わせて色を塗ったり、実際に紙を折ったり切ったりするようなことがあります。
そういうとき、これはもう子ども達の性格によるところが大きいのだろうと思いますが、とにかく丁寧に几帳面にする子と、とりあえずわかればいいでしょ?ぐらいの感じでかなりラフな、悪くいえば雑な感じで片付けてしまう子がいます。
算数のレッスンということでいえば、その中間ぐらいで取り組んでくれるのが一番ありがたいように思いますが、短時間で済ませてしまう子は理解しているのがわかれば、あまりにも目に余るひどさでなければそのまま先に進むことができ、ある意味合理的とも言えるでしょう。
ジレンマを感じるのは前者のタイプの子の場合です。
色を塗る問題であれば、はみ出さず、また、全体ムラなく本当に綺麗に塗るような子達は、普段からなんでも丁寧にするタイプで、それは間違いなくその子のいいところだと思いますし、仕上がりも確かに美しいのですが、丁寧にするので当然時間がかかります。
今日のレッスンでは分数の学習で折り紙を使って分数を体感するところで、折り紙を折った端がぴったり揃わないことがどうしても納得がいかないその子は、何度も何度も折り直し、なかなか先に進もうとしてくれません。
また、その子は自分なりのこだわりも割と強い子なので、そこでやめさせたりするとその後のやる気が一気に下がってしまう可能性もあります。
ただ、その子が納得いくまで待っていると、早い子であれば1分もかからずに済むところを10分、20分と時間が経ってしまうのです。
もしうちが時間無制限の教室であるとか、もしくはその子がそれに取り組んでいるのがおうちであるとかであれば、心ゆくまで紙の端を揃えてもらってもいいわけですし、色塗りをひたすら丁寧にする子達のことも、どれだけ時間がかかっても「綺麗に塗れたね」と言って済ませることもできるのかもしれません。
もちろん、丁寧なことはよいことなので、頭ごなしにやめるようには言いませんが、時間が限られているレッスンですから、やはりある程度のところで妥協してくれるよう促すとかの働きかけをせねばならなくなるのが、仕方ないと思いつつもちょっと複雑な気持ちになるのです。
学年が上がって、試験など時間内に問題を解くことを要求される機会が増えれば、スピードを意識させることも必要になってくるとは思います。
子どもが考えることはできる限り待つようにしていますが、作業に関しては、どこまで待つかはなかなか判断が難しいところだと感じます。
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