勉強も同じだな。
今日はレッスンはお休みだったので、このところすこぶる不調が続いている体をどうにかしようと、今回は「上部頸椎」を整えるという整体に行ってきました。
そこで先生が話してくださったことを聞いていると、勉強も同じだなぁと思いました。
というのは、一般的な整体やマッサージなどは、痛みがある部分や凝りがある部分に直接アプローチすることが多く、一時的に痛みや凝りが緩和されることはあっても、その痛みの原因が別のところにある場合は、また元に戻ってしまうと。
先生のお話によると、首には多くの神経なども集まっていて、頸椎がずれることで体の色々なバランスが崩れ、その結果それが腰痛になったり、内臓の働きが鈍くなったり、肩こりになったり、様々な症状になって表れることがあるのだとか。
もちろん、頸椎がきちんと整っているのに腰が痛いとかの場合は腰にアプローチすれば治るということなのだと思いますが、頸椎にズレがあるままでほかのズレを整えても、根本的解決にならないというようなお話でした。
もう少し色々お話してくださったのですが、骨の模型を見せてくださりながらのお話は納得することも多く、施術を受けたら(あまりに全身が凝り固まってしまっていることに驚かれたので、一度で治るとはおっしゃいませんでしたが)、行く前に比べると随分楽になりました。
と、カイロプラクティックの話はこのあたりにするとして、お話を聞いていて、改めて大事なことを思い出しました。
正に勉強も、対処療法的に、今ある単元で躓いているからと、その単元を訓練して、なんとなくできるようになったように見えても、基礎の部分で抜けがあったり、考えず機械的な処理を繰り返しているだけでは、本当の意味でできるようにはならないのだと思います。
例えば、あまりのある割り算で苦労している子は、あまりのない割り算が曖昧なのかもしれませんし、それ以前の掛け算で躓いているのかもしれません。もしかすると、そこではなく、余りを出すときの引き算の部分の理解が十分ではないことだって考えられます。もちろん、それらが複合している場合もあるでしょうし、もっともっとさかのぼって、数の概念自体が曖昧な場合もあるでしょう。
その子が苦労していることの根本的原因がどこにあるのかを見極め、そこを整えることが結局は一番の近道である場合が少なからずあると思います。
反復訓練でそこだけをクリアしても、根本が整っていなければ、次に躓いたらまた反復訓練の繰り返しになりますから、子どもにとってもどんどん苦行になっていくはずですから。
どこに原因があるか見極めるのが難しい場合ももちろんあると思いますが、ある程度やってもなかなかスムーズに行かない場合は、その子がスラスラできるところまで戻るということが大事になってくると思います。
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