よく降りましたね。
今日は出勤して仕事をするつもりだったのですが、出ようかなと思うと雨が強くなったり、どうしようかなぁとぐずぐずして出そびれました。
その分、家でできる仕事は多少しましたし、読書も少々、家事も少々という感じの1日でした。
小学校は教科書改訂の年でワークブックも新しくなり、特に神戸市の公立小学校では算数の採択教科書の会社が変わったので、新しいワークブックに目を通しつつ解答用の1冊を作っていっているのですが、6年生の分数の掛け算・割り算のところを見て、また違和感が…。
確かにそうすれば答えは出せますし、どんな場合でも同じ方法でできるでしょということなのかなとは思いますが、「分数×整数」、「整数×分数」の問題で整数をわざわざ1分の○(5であれば、1/5(いち分のご))という形に直して計算するように例題で説明がされているのです。
教室の子達はそんなの知らなくても、そもそも分数の掛け算を教えていなくても、分数の基本の学習をした後に、例えば、1つ1/3kgの缶詰3個の重さはと問われれば、「1/3×3=1」と自分で式を書き、きちんと答えを出せる子がほとんどです。
分数を量や大きさとして捉えることができ、掛け算の意味を理解している子達であれば、「2/5×2」は5分の2が2回ということだとわかりますから、説明する必要がないのです。
なのに、なぜわざわざ「○/1」という分数にして計算するよう最初から例示する必要があるのでしょう…。
そうやって最初にテクニックを教えてしまうと、どの場合はひっくり返してどの場合はひっくり返さないかもごちゃごちゃになり、挙句、掛け算なのにひっくり返ったり、掛けたり割ったりされる元の数自体がひっくり返ったりしてしまうというようなことが起こってくるわけです。
考えてもどうしてもわからない子、算数の理解に困難を伴う子など、子どもの状況によってはテクニックを教えて使えるようにすることも必要かもしれませんが、もう少しどうにかならないものかなぁと、そんなことを感じました。
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