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2015年3月 7日 (土)

驚きの連続

じっくり集中することが苦手なものの、算数のセンスはかなり感じられる子とのレッスンでのことでした。
今回のレッスンは比較的すんなりとレッスンに入ってくれたので、これはいい感じでいけるかもと思ったのですが、予想以上に頭がしっかり働いていたようで、普段も集中できているときはすごいなと思うことが少なくないその子は、今回は何度も感心させてくれたり、驚かせてくれたりしました。

今回は円が関係する問題をやっていたのですが、算数が得意な子でも結構考え込むことが多いような問題でも感覚的に何かわかっているようで、パッと答えに気づいたり、辺の長さや直角かどうかなど、パッと見だけでは多少迷うようなものでも全く迷うことなく自信を持って、同じか違うかが判断できていたり。

すごいなぁと思っていたところに、更にびっくりが。
定規とコンパスを使って正三角形を描く問題が出てきたのですが、いきなりコンパスを使おうとするので、「いきなりコンパスだと描けないんじゃない?コンパスどこに合わせるの?」と声をかけたところ、「え~、描けないかなぁ。ぼくが考えたのは…」とか言いながら手を動かすので、そうなった場合に途中で遮るとかえって後のレッスンに響く可能性が高いのと、やってみて無理だったら話を聞いてくれるだろうというのとで、とりあえずどうするつもりなのか見ていました。

すると、まずぐるっと1周円を描いたので、それでどうするんだ?と黙ってみていると、今度は円周上に1点、それは適当に印をつけ、そこから円を描いた半径で円周上にもう1点印をつけ、くる、くるっと弧を2つ描いたかと思えば、本当に正三角形を描いてしまいました。
もちろん、そういう描き方はできるのですが、教えたわけではなく、本人が考えてやってしまったのでびっくり!

かと思えば、二等辺三角形を描く時には、底辺を引いた後コンパス2回の描き方はした後で、「ぼくが考えたのは…」といって、底辺の長さを計り、その中点に印をし、そこに垂線を引いて…と、中学校で垂直二等分線を習ったら使うような方法で描こうとするではありませんか!!

垂直二等分線を描く時に定規1本だけで描いてしまったので、その描き方のことだけは後から言い添えたものの、本当にびっくりして、感心して、すごいね!!を連発してしまいました。

この子のこれからもなかなか楽しみです。

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