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2015年2月14日 (土)

ゆっくりだけど着実な進歩

昨年途中から来てくれている、少し発達上の困難のある子がいます。
学校にはほぼ行っていないまま数年を過ごしたということで、本当の最初から一緒に算数や漢字をさせてもらっていて、いつも本当に見ていて感動するぐらい一所懸命取り組んでくれています。

ただ、恐らく数量感覚についてもやや困難があるのかもしれないなという感じで(もちろん、まだこれから大きく変わる可能性もあると思っていますが。)、ゆっくりゆっくり、足し算や引き算も指を使ったり、その子なりの考え方で少しずつ前進しています。

ですが、3桁や4桁の足し算や引き算になると、たとえ筆算をするとしても、なかなかその仕方が定着しないようで、教室でやった後宿題にしてもできずに持ってきたり、ほとんど間違った状態で持ってきたりということが何度もありました。

中でも、一緒にするとそのときにはできるようになるものの、「5000-1274」とかのように、きっちりした数から引いていく引き算が安定して正解を出すことがなかなかできず、桁の多い筆算などでは6ケタのうち1ケタとか2ケタとかだけ間違っているとか、いきなり一の位が9になっていて答えが1だけ違うとか、間違い方も時によってバラバラ。
う~ん、どうすればもっと混乱せずこの子なりに自信を持って解けるようになるんだろうと考えていました。

で、先日、そういえば、これならわかるかも…と「3000-1はいくつかわかる?」と尋ねると、少し考えて「2999。」と答えられたので、「あ、そうそう。じゃあ、1とったら2999になるからあといくつ取ったらいい?」と尋ねると、また少し考えて、でも自信を持って元々の引く数から1減らした数を答えてくれました。

最初に1減らすことさえできれば、あとは一切繰り下がりなどを考える必要なく、1から9までの範囲の引き算を考えるだけですから、そうなればその子はゆっくりではあってもちゃんと考えられるのです。
それをあるときのレッスンでしてからは、宿題に出ていても正しく考えられていることがプリントを見てわかり状態になり、不安そうな顔や自信なげな顔をすることもなくなりました。

またひとつ先に進んだなと、なんだか嬉しくなりました。

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