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2015年2月 7日 (土)

ジレンマ

レッスンをしていると、時々かなりのジレンマに陥ることがあります。
何かを勘違いしているようだったり、ちょっとどこかにはまり込んでいるようだったりするときに、そこから抜け出してもらうためにあれこれ声掛けをしたり、手助けをしたりすることがありますが、どうにもこうにも戻ってきてくれず、もうこれは答えを言う以外助けられないよ…と思うような場合です。

それも多分子どもの性格などによるのだと思いますが、どこかにはまり込むと何を尋ねても黙り込んでしまうタイプの子は本当にどうすればそこから抜け出してもらえるのか、何年レッスンをしていてもなかなかいい方法が見つけられずにいます。

今日のレッスンでも完全にどこかにはまり込んだ子がいて、表情を見ていてもおかしくなっているのがわかったので、自分で口に出してもらうことで勘違いに気づいてもらおうと簡単な質問をしてもだんまり。
やや抽象的な考え方ができないと理解しづらい問題なのかもと思ったので、小さい子でもわかる問いかけに変えたのにだんまり。

そもそもはベン図の問題でクラスの生徒が35人、何も飼っていない生徒が7人、小鳥を飼っている生徒は20人、金魚を飼っている生徒は18人。つまり、両方飼っている生徒が10人というのを考えねばならなかったのですが、小鳥を飼っているのを20人と答えたので、まずはその20人は小鳥だけ飼っているわけではないということを確認。
円の外に7人いることも確認し、円の中に何人いるか尋ねたところ38人と答えるので、クラスの人数を尋ねると「35人」と。
なのに、いつまで経っても「38人」のおかしさに気づいてもらえません。
そこで、運動場にベン図の○をかいて、最初は全員○の中に入って、飼っていない人に○の外に出てもらったら○の中に何人残るかと尋ね直したのですが、これでも反応なし…。

こうなるとかなり状況は厳しくなるわけで…。
まあ、それでもどうにかこうにか最後は答えにたどり着いてもらったものの、少なくとも今日のその子の頭には運動場も35人の子どもも何もイメージが浮かんでいなかったんだろうなと…。

算数を一緒にレッスンしていると、イメージできる力は本当に大事だなとしばしば感じます。
それはきっと机上の訓練だけでどうにかなるものではなく、小さいうちにいろいろな実体験をすることもとても大事なことなのだろうと思っています。

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