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2015年2月15日 (日)

最初が大事。

子ども達とレッスンをする上で常に心がけていることのひとつは、イメージできていないことは極力具体物で実際に見せたり、触らせたりして、納得してもらうということです。

その昔、自分が中学生の頃、立体の切断がどうしてもよくわからず、立方体のA、B、H3つの頂点を通るように切断したら切断面はどうなるか…とかそういう類のもので、五角形や六角形になる場合があるのがどうにもイメージできず、(3点と言われたら三角形じゃないの?というような感じで…)しかし、その単元は比較的さらっと通り過ぎ、自分なりにカッターで消しゴムを切ったりしたものの、何となく苦手意識が残ったまま大人になりました。

大人になって子ども達とそういう問題を学ばねばならなくなったとき、子どもたちにも見せられるように発泡スチロールを用意したり(今ならメラミンスポンジがあるので切りやすくて助かっていますが、昔はまだそんなものがなく、出始めのメラミンスポンジは普通のスポンジの4、5倍ぐらいの値段がしていたりもしたので…)、家でお豆腐や大根を切ってみたり、そういうことを繰り返しているうち、苦手ながらも昔よりはイメージできるようになりました。

ですが、もしそういう作業を繰り返すことなく、ただ問題を繰り返し解いていたら、同じ問題が出た場合は「処理」できるようにはなるかもしれませんが、いつまで経っても考えられるようにはならなかっただろうと思いますし、わからないという子どもにも対処しようがなかったのではないかと思います。

教室で子ども達とレッスンをしていても、切り紙の問題や鏡に映ったらというような問題がすっと分からない子がいます。
であれば、何問かは実際に紙を折って切らせてみたり、鏡に映して確かめさせたりします。
すると、ほぼ例外なく、ほんの何問か一緒に確かめた後は、ペーパーの問題でもすっと考えられるようになります。

あるものを指定された方向から見たらどんな風に見えるかも、実際に色々な方向から見てどう見えるか確かめるということをしてもらうことで、「ああ、そうなのか」というような理解ができるように思います。

特に小さい子達とのレッスンでは、理屈で説明して納得させるというようなことはせず、何か使えるものはないかなと、しばしば教室の中できょろきょろ探したりもしますが、そうして実際に見せたら納得してもらえたというときは、とても嬉しく思います。

中学生の頃の自分のあのモヤモヤすっきりしない感じをできるだけさせないでいいよう、できる範囲でがんばっていきたいと思います。

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