ちょっと気持ちいい。
今日は中3の子たちとのレッスンがある日だったのですが、ひとりは既にとっくに中学範囲を終えてしまっていて、今はぼちぼち数Ⅰをやり進めています。
数Ⅰのテキストと並行して、思考力系の問題集も小学生の頃からずっとやっていて、そちらも高校数学範囲のものに進んでいます。
その中で今日出てきた問題が
「45人のクラスで男女に分かれてソフトボール投げを行った。男子の平均はクラスの平均より1.4m長く、女子の平均はクラスの平均より1.6m短かった。このクラスの男子と女子の人数をそれぞれ求めなさい。」
というもので、一般には連立方程式を使って解くことになると思いますし、私も初見では何の迷いもなく、方程式を立てて解きました。
ただ、中3の子が考えているときに問題をもう一度見ていたら、男子は1.4m長く、女子は1.6m短いのに平均がプラスマイナス0に落ち着くということは、これ、もしかして小学生で比の考え方がきちんとわかっている子であれば解けるのかも…という考えが浮かびました。
仮に男女同じ人数であれば、もし男子が1.4m長いなら、女子は1.4m短くなければ平均にならないし、女子が1.6m短いなら、男子も1.6m短くなければ合いません。
と、さっき教室の片付けをしながらぼんやり考えていたところ、平均との差の比が7:8ということは、人数は逆比になるってことなのでは?と。45を7と8の和の15で割れば1あたりが3。ということは、男子は3×8で24人、女子は3×7で21人になる。あ!これ、さっきの答え!ということになりました。
こういうときはなんだかちょっと気持ちいいものです。
中学や高校の数学の問題集に出ている問題でも、え?これめっちゃ簡単に解けるんちゃうん?と思うようなことがあります。
小さい頃に色々なものを見聞きして自分の頭でしっかり考え、納得し、学び取ってきた子達はきっと、私の比ではないぐらいそういう機会がたくさんあるんだろうなとも思います。
それだけに、幼少期にどんな学びをするかというのは本当に大事なんだなと、何かにつけ思わされます。
| 固定リンク
最近のコメント