いい顔になってきた。
この感覚を分かって頂けるかどうかは分かりませんが、子ども達とレッスンをしていると、初めは頼りなげだったり、どこか斜に構えていたり、しきりにこちらの様子を伺っていたりと、表情に今ひとついい意味での子どもらしさや力強さが感じられないというような子がいます。
そういう子達は例外なく、算数が苦手、もしくは答えを出す方法を教えてもらえばできるけど…という感じで、自らの頭で考えるということが身についていない印象を受けます。
ですが、そういう子達としばらく一緒にレッスンをしていると、考えるということ、本当の意味で「わかる」ということはこういうことなのかと感覚的に実感するようになってくる頃に、これまたほぼ例外なく顔つきが変わり始めます。
目に力が宿り、自信が感じられるようになったり、自然な笑顔が出るようになったり、私がよくいう「美しい顔」になっていくのです。
夏の初め頃来てくれた子で、初めは目がふらふら泳いでいたり、集中して考えることが難しかったり、答えは当てずっぽうで言ってみたりという、算数が既にしんどい状態の子がいるのですが、夏休みの間にすこ~し変わり始めたかなぁと感じていたところ、今回のレッスンでその子の表情を見ていると、なんだかすっかり落ち着いて、いい意味で可愛らしくなり、明らかに考えているのがわかるようになりました。
まだ幼い子なので、これまでと何か違う感覚がないかなと、「なんか賢くなった気がせ~へん?」と尋ねてみたところ、返ってきた答えは
「いや、まだあんまり。」
だったものの、「まだあんまり」と答えている時点で、以前と少し変わってきていることは感じていそうでした。
最初はこのおどおどした感じ、尋ねても話がなかなか通じない感じが変わるのにどのぐらい時間がかかるだろうと思っていましたが、素直な子だったのもよかったのでしょう。思ったより随分早く変わり始めてくれました。
こうなれば、ここからは少しずつ加速してくれるはず。早く学校でしていることにキャッチアップできるよう(もちろん無理はさせませんが)、私もしっかりがんばろうと思います。
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