ふと不思議に思ったこと
子ども達と算数をしていると、算数が得意な子はもちろんですが、算数が苦手な子でも大抵は足し算はそれなりにできるのです。足し算の出来と引き算の出来を比べると、ほぼ例外なく引き算の方が苦手な子が多く、スピードも足し算の方が速いのが普通ではないかと。
もちろん、引き算でも数が多くなったり、繰り下がりが出てきたりすると、難しいから遅くなるというのはわからないではないのですが、でも、繰り上がりがある足し算と繰り下がりがない引き算とで比べても、もしかするといい勝負?というような印象がないではありません。
で、もう長年そんな光景を見ていながら、今日突然ふと、なんでなんだろう?と思ったのです。
私は海外にはほとんど行ったことがありませんので、国によっての違いなどもあるのかもしれませんが、行った先の海外で引き算ができない店員さん達はお釣りを返すときに引き算をするわけではなく、続きを数えていく姿に出会ったことがあります。(日本円でいえば、例えば1600円の買い物をして千円札2枚出したら、100円玉を「1700、1800、1900、2000」と2000円になるまで数えてお釣りを返してくれるような感じでしょうか。)
とすると、多くの人間が足し算より引き算の方が明らかに難しいということなのかもしれません。
増やすのは簡単なのに減らすのは難しいというのは、よく考えたらなんとなく不思議ではありませんか?
さすがに我ながらあまりにも突拍子もない思いつきなのですが、人間の遺伝子とかそういうレベルでモノが減るのは嬉しくないとか、命の危険に繋がるとか、そういう記憶が脈々と受け継がれていたりなんてことはないかしら?と、そんなことを思ってしまいました。
いえ、だからどうなんだ?って話で全くオチはないんですけどね…。(汗)
でも、ほんと、なぜなんでしょうね。
| 固定リンク
コメント