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2014年5月13日 (火)

やっぱり不思議。

ある子がレッスンに来るなり、なんだかとっても疲れている様子でした。
声をかけると、体育でたくさん走らされたので疲れたとのこと。
その子は普段も大人しくレッスンを受けるタイプの子ではあるのですが、レッスンが始まってもどうも普段のきれがなく、よほど疲れたんだなと様子を見ていました。
しかし、これはどうやら眠いのでは?という様子だったので、「大丈夫?眠いんでしょ?」と声をかけたのですが、「ううん。」と答え、まだ問題を見つめて考えています。
とにかく考えようとしているのはわかるものの、どうにもこうにも普段と比べてあまりにも反応が鈍いのと、表情を見ていてもやはり眠そうに見えるのとで、しばらくしてまた「やっぱり眠いんじゃないん?眠いって言っても怒らへんよ?怒って目が覚めるんなら怒ってもいいけど。」と笑いながら言っても、まだ「ううん、眠くない。」と言います。

その後もサボっているわけではなく、今日のその子なりに一所懸命考えている風ではあるものの、助けを出しても聞いていなかったり、自分で言ったことと違うことをしたりと、とにかくのろのろペース。今日はもう諦めるか…と思いかけたレッスン終盤、突然反応が普段の感じに戻りました。
そして、顔を見ても明らかにさっきまでの眠そうな顔とは違い、顔つきがしっかりしています。

そこからはもう僅かな時間しか残っていなかったのですが、その残り時間とそれまでの時間とで進んだ量がさほど変わらなかったのでは?という状態でした。(苦笑)
そして、その時点で「ほら、やっぱりさっきまで眠かったんでしょ?今眠くなくなったでしょ?」と笑うと、「うん、眠かった。」と。

それを聞いて、ほらまただ…と思いました。
その子にも言ったのですが、小さい子でも学年が上がっても、眠そうにしているので「眠い?」などと尋ねても、ほとんどの子が「眠くない」と否定するのです。
眠ければ、眠気を覚ますために伸びをしたり、少し歩いたり、顔を洗ったりと、眠気を覚ます何かをしてもらうこともできるので、そんな風に言っても、とにかくほとんどの子が眠いということを認めないのです。

そして、過去には認めないまま船を漕いだ子もいますし、今日の子のように眠気が去ってから眠かったことを認める子もいました。
眠そうな子どもに声をかけて否定されると、私が怖くて言えないのかなと思って、眠いって言っても怒らないと言っても認めないんですよね。
それがなぜなのか不思議で。それに、今日の子もそうでしたが、眠くなくなった後であれば認める子もいるわけですから、私に怒られるのではという理由とは違うような気もします。

なぜなのか未だに解明できない不思議な子どもの心理です。

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