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2014年5月23日 (金)

体感できたらいいのにな。

教室では具体物を使って体感できるものについてはなるべく体感してもらうようにしてはいるのですが、長さで言えば1kmを教室にいながら体感してもらうことは困難ですし、面積ではせいぜい数平方メートルが限界で、アールやヘクタールはもとより、平方キロメートルなど体感してもらいようもありません。(実際のところ私自身も理屈では分かっているものの、実際見渡したらどの程度の広さなのか、どのぐらいの位置からであれば見渡せるのかなどは分かっていませんし…。)

そうなると、体積になればますます体感してもらえるところは限られてしまい、1立方メートルの立方体すら作って見せることができません。(もちろん、この程度までの大きさなら、広いスペースがある教室では可能かもしれませんが。)
体感することができる範囲が限られており、更に教科書などでも実寸で描けるはずもなく、かといって、1立方センチメートルと1立方メートルなどの関係を同じ縮尺で表すことも難しいため、このあたりの換算になると間違える子が多くなります。

それも、体積には容積も絡んできますので、立方センチメートル、立方メートルだけでなく、そこにミリリットル、デシリットル、リットルまで出てきて、それぞれの関係を考えねばならなくなるので、混乱するのもやむを得ないところかもしれません。

教室の子達には1立方センチメートルが1ミリリットルと同じということと、1リットルが1000ミリリットルということだけは忘れないよう伝えますが(この辺りまでなら体感することも可能ですし)、それ以外のところは忘れたら考えればよいということにしています。(もちろん、1メートルが100センチメートルというのも覚えていないと考えられませんが。)

この辺りは恐らく学校で指導をされている先生方も間違える子が少なからずいるところだと思っておられるのではと思うだけに、学校であれば教室や体育館、プール、運動場と色々なスペースもあり、使えるものも色々あるでしょうから、授業で1立方メートルの巨大サイコロを作ってみるとか、1辺10センチの立方体が1リットルの体積になりますから、その立方体を1立方メートルになるまでみんなで作って積み上げてみるとか(といっても、1000個もいるので簡単ではありませんが…。)そういうことをしてくださる先生がいたら、子ども達の記憶にしっかり刻まれるのではないかなと思ったりします。

まあ、うちの教室でやれそうにないことを言っても仕方ないのですが…。

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