ゆっくりだけど確実に進歩してる
本題の前に、タイトルで「してる」と書くのは国語的に正しくないので「している」と打ってみたものの、やはりなんとなくしっくりこなくて、敢えて「してる」に戻しました。
日常会話で当たり前のように「ら」抜き言葉も使いますし、何が正しいのかを子ども達に理解させるのは、普段から意識させなければ、簡単にはいかないんだろうなと思います。
さて、本題へ。
今日のレッスンでとてもとてもがんばっているものの、考えることにも時間がかかり、計算もなかなかすんなりとはいかない低学年の子とのレッスンがありました。
本当によくがんばるので、ゆっくりながらも着実に進歩はしていて、恐らく学校の算数ではそう困ってはいないだろうと思いますが、教室で扱っている問題は結構骨のあるものが多いので、ペースはかなりゆっくりです。
そんな子が時間計算をすることになり、単位が「日、時、分、秒」の4つ、問題によってはそのうち3つでそれぞれ繰り上がりや繰り下がりがあるようなものもあり、普段のその子から考えると、相当ハードルが高い問題です。
特に単位が4つだと、60の繰り上がり・繰り下がりと、24での繰り上がり・繰り下がりが混ざりますから、普段十進法でもなかなかすんなりいかないその子に少しでも考えやすくするため、回りくどいですし、先生によっては認めてくれないかもしれませんが、足し算は74分とか28時間とか足したものを一旦そのまま書かせて、その下に改めて繰り上がった答えを2段書き、時には3段書きで答えていいことにしました。
それで慣れてきたら書かなくてもできるようになるかもしれませんし、何よりきちんと考えられることの方が重要ですから、その方法でいいことにしたところ、見ているとがんばって考えて、正答率が思った以上に高かったのです。
引き算もその子なりに方法を考えて、スピードはないもののかなりしっかり解けていました。
その姿を見て、この子は本当にしっかり精一杯考えているんだなと感心し、嬉しく思いつつ、これだけがんばっているんだから近い将来ぐんと力が伸びて、この子が算数を楽しく学べるようになればいいのになと願ってしまいました。
まだ低学年ですから、その可能性は十分あるはず。私もしっかり向き合っていきたいと思います。
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