印象深い子
塾講師をしていた頃から考えると、もうかなりの回数、毎年卒業していく子ども達とのお別れを経験しています。
卒業だけでなく、途中でお引っ越ししていくとか、うちの教室の場合、中学受験のために転塾するとか、色々なお別れがありますし、寂しいなと思うものの、そういうものだと諦めているというか、ほんの少し慣れている部分もあります。
見送ってきた子ども達もみんなそれぞれ個性があって、いよいよお別れの段になると、例えば何度も何度も私を怒らせた子であるとか、算数が苦手でとても苦労してがんばった子であるとか、そういう子達はもう教室で会えなくなると思うと、それまでの関わりの密度とでもいうのでしょうか、そういうのが濃かっただけに、喪失感も大きいような気がします。
そして、今日7年以上教室に通ってくれて、5年生からは週2回レッスンに来てくれていた子と最後のレッスンがありました。その子とは本当に色んなことがありましたし、堪忍袋の緒が…というところまで行きかけたこともありましたが、その後それまでよりもっといい関係が築けたような感覚があっただけに、今日はその子を見送った後、久しぶりに少し泣いてしまいました。
中学校に行ってもその子らしさを失わず、のびのび元気に過ごしてほしいなと思います。
まだこの数日中にあと数人の子達とのお別れが待っています。子どもの前で泣かないようにしなくては…。(苦笑)
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