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2014年3月 7日 (金)

11年目にして気付いた…。

教室でメインの教材として使っているプリントで、3年目の最後の方に関数の基礎のようなものが出てきます。
その単元の中で1問、「一次関数」の式をグラフと表から求める、これまで10年余りの間、何人もの子が悩み、さんざん助け船を出してようやく解けたか、その問題は諦めたかのどちらかがほとんどだったという問題があります。

一次関数の式としては、「y=-1/2x+8 (Y=マイナス2分の1X+8)」なのですが、グラフ上に点が4つ与えられており、

 ○ 0 2 4 6
 △ 8 7 6 5

このような関係になっていることを表をうめながら確認します。
そして、これらを手掛かりに○と△の関係を式に表すわけですが、私自身これまでずっと、一次関数の上に傾きがマイナスの上に分数だし、さすがにこれは難し過ぎるのでは…と思っていました。
更に、私がそういうふうにしか思えなかったから、これまで多くの子にいい助け船を出すことができずに来てしまいました。

ですが、今日のレッスンでその問題を見たとき、ふと、それも11年目にしてようやく、(あれ?これってさっきやった、ろうそくの残りの長さを表す式と同じことなんじゃないの?)と気づいたのです。

長さ8センチのろうそくが1分に0.5センチずつ燃えるとすれば、残りの長さを表すと上述の一次関数の式になるではないかと。それも、そのプリントをする何枚か前に、1分に0.3センチずつ燃える、元の長さが12,4センチのろうそくの問題が出てくるというのに、今日の今日までそれが繋がらなかった自分にちょっと呆れました。(まあ、子ども達も誰もこれまで結びつかなかったわけですが…。)

それに気づけば、簡単ではないものの、そう難しい問題でもないではありませんか!!
最初に私自身が(うわ、何これ一次関数やん!)という先入観で問題を見てしまったことで、10年以上もの間そんなことに気付けなかったことを深く反省しつつ、先入観とはコワイものだなぁとも思いました。

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