うきうきゴキゲン
今日のあるレッスンでのこと。
1年生になってから来てくれるようになり、今は2年生の子とのレッスンだったのですが、来てくれた当初数の感覚がなかなか身に付かず、その子自身もおうちの方も根気強くコツコツがんばってきてくださいました。
子ども達はそれぞれ得意なこと苦手なこともありますし、もちろんある時期を境に変わるということもありますが、身につけるのに人より時間を要する子もいます、そして、現状ではその子はまだ数量感覚に関しては身に付くのに時間がかかるようで、まだ2年生ですから、焦らずじっくり少しずつというつもりで進んでいます。
その子が少し前から嵩の学習をしていて、初めのうちは順調だったものの、かなり面倒なリットル・デシリットル・ミリリットルが入り混じった計算になると、もうどうにもこうにもお手上げ状態に。
そこまで面倒なものができなくてもまず困ることはないので、おうちでも数を減らしてもらっていいとはお伝えしてあったのですが、ミリリットルとデシリットルが混乱して500デシリットルと書いてしまったり、筆算でやろうとして4けたの計算でまた混乱したりで、宿題を見せてもらうと、ひどいものになると15問ぐらいあるうちの2問ぐらいしかあっていなかったりしました。
ここは学校ではこんな難しいことまではやりませんし、今の状態からしてもそこまで何が何でもやらせねばというものでもないので、先日から、レッスンの最初は掛け算の学習を少しして、プリントが何枚もできたという状態にしてから1枚か2枚、嵩の宿題のプリントの間違い直しをやっていくことにしました。
そんな風にして今回が3回目だったのですが、なんとなく、ようやくどれがリットルになってどれがデシリットルになるかがわかってきているような感触がありました。
例えば130デシリットルと書かれていても、しばらく考えて13リットルだとわかるようなそんな感じです。
そこで、今日は15問中13問間違えていたプリントをやってみることに。
まず、1問1問、リットルになるところに○、デシリットルになるところに□をつけてもらい、まずは○のついた数の部分だけを考え、次に四角をつけた部分だけを考え、最後に何も付いていない数の部分を考えるようにしていくと、ゆっくりではあるものの、何か少しずつわかってきたように感じられました。
どうにかがんばってそのプリントの問題が全部解けたところでレッスン時間も少し過ぎていたので終わることにしました。
すると、なんだかニコニコ嬉しそうに鼻歌まで歌っているのです。普段は挨拶をするのも気合いが必要!というような、お話するのが決して得意ではない子なのに、帰りにはニコニコ「さようなら」と。
多分その子自身が「あ、そういうことか」とか、「こんなにできた」とか、何らかの満足感があったのでしょうね。
その姿を見て私もとても嬉しくなりました。
今日はほかのレッスンでも驚かされたり感動したりということがあって、幸せな1日でした。
明日もそんな日になりますように。
| 固定リンク
コメント