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2013年6月13日 (木)

どういう差なんだろう。

少しの間、計算をプリント反復する教室に通っていて2年になってからうちに来てくれた子がいます。
その教室に通っていた影響なのか、とにかく初めのうちはやり方を知っているものは「こんなん簡単!」とか言いながらご機嫌でやってくれるものの、じっくり考えなければならない問題になった途端、ちらちらこちらの顔を見てきたり、やり方を教えてもらおうとしたりという感じでした。

それを少しずつ、やり方は教えてもらえないということをわかってもらい、自分で考えられる精一杯は考えてもらうように働きかけてきたのですが、そして、もうその教室には通っていないと聞いているのですが、やはりこれは性格なのか、なかなかじっくり考えようとしません。
何より、見ていると、考えて理解したというより、苦しみながらもなんとかやり方を発見したら、後はそれを機械的に繰り返そうとする傾向は相変わらずなのです。

今週のレッスンであまりのある割り算を学習することになったのですが、以前にあまりのないものは学習済みで、同じ形式で絵が描かれているプリントを渡し、まずやってみてもらうことにしました。
初めは1人あたり、1匹あたりなどの数が決められているもので、何人(匹)に配れてどれだけ余るかというものだったのですが、それはなんとかほぼ助けなしでできました。
次に1人(匹)がいくつずつになるかわからない方の問題をやってもらうと、絵をマルで囲む作業は言わなくても正しくできているにも関わらず、ふと目をやると、既に式まで書きこんで答え終わっている問題が2問とも全く間違った式になっているのです。

例えば、ウサギが6羽いてにんじんが15本あれば、1羽にまず1本ずつという意味で6本囲み、更にもう6本を囲んで3本が囲まれずに残ります。
その場合の式は(単位は書かなくてよいのですが。) 

2(本)×6 + 3(本)=15(本)

こうなるのですが、その子が書いていたのは

6 × 6 + 3 =39

というような式だったのです。
たった今、自分で絵を見ながら囲んだものの数がそんなに多くないことに全く意識が向かず、1問目も2問目も、ちゃんとマルで囲んでいるにも関わらず、最初にやった1あたりの数が決まっているときの式の形式をそのまま書きこんでいたというわけです。

正直びっくりしましたが、「その数なに?そんなにたくさんにんじんある?」というと、もう一度絵を見直して、更にもう一度考え込んで、ようやく正しい式が書けました。

今日の子に限らず、こういうタイプの子(パターンを見つけたらあとは考えずに機械的に処理をしようとする子)が時々いるのですが、そういう子達は目の前に絵があるのに、そして自分でそれを見ているのに、結局は何も見えていない状態ということなのでしょうか。

算数が苦手であるとか興味がないとかいう子はもちろんいるわけですが、描かれた絵にも興味を示していないとすれば、そういう子達は算数に限らず日常生活でも指示待ちになってしまっているのかもしれないなとも思います。
そして、もしそうだとしたら、色々心配ではあります。

こういう差はどうして現れてくるのか、気になるところです。

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