« 今頃やっと理解する | トップページ | 今日のレッスン »

2013年6月 6日 (木)

悩ましい。

年長の頃から通ってくれていて今年は3年生になった子が、この春から本人の希望もあって塾にも通い始めたということは伺っていました。
その子はもともと、学校の算数の進度も速く、2年生ごろから、教室で順番通りに教材を進めているとたまに先に学校で習ってしまっていることがあったのですが、「やり方を習った」問題だとニコニコしながら解くものの、考える問題になると途端に表情が曇ってしまうようになりました。
一時相当スランプ状態だったので心配していたのですが、ここのところまた少し落ち着いてきたかなと思っていました。

しかし、塾に行き始めてからまた、塾で先に習ってしまっていることがあり、おうちの方にお願いしてカリキュラムを見せてもらいました。
すると、今週のレッスンでする予定だったところを既に塾で習ってしまっていることがわかりましたので、プリントをそのまま渡し、解いてもらうことにしました。

それは円の直径と円周の関係がおよそ3倍であるということを使って解くものだったのですが、見せてもらったテキストで既にそのような問題を何問もやったようでしたので、今更また説明してもつまらないだろうと、説明はほぼせずに、ただ、実際にコンパスで描いた円に糸を置いて糸の長さを測ってもらうことだけをして、その後問題を解いてもらいました。

しかし、すんなり行けたのは直径を3倍するもの、半径を6倍するものだけで、その後あらゆる問題で引っかかります。
円周が54センチの円のおよその直径と半径を問われる問題では、直径54センチ、半径27センチと答えます。
円周はどこのことなのか確認し、その長さが54センチだと言っても答えのおかしさに気付いてくれません。
色々声かけしてもどうにも気づかないようだったので、一旦ほかのプリントに変えて、その後戻ってみてもまだダメです…。
塾で習ったはずのことは、少なくとも今のこの子には全くというほど力になっていない状態でした。

でも、この子に限らず、子どもの頃の私もそうだったのかもしれませんが、自分で考えるよりやり方を教わって解ければそれでいい、その方が楽しいという風に見える子達が一定割合いるんですよね。

もちろん、長い目で見れば、低学年の段階からその方法をとると、そこから長い長い間、算数までもが暗記科目に近いものになってしまいますし、中学受験などをしようと思えば、覚えねばならないことが膨大になる上、覚えたものを問題によってどれを使うか正しく判断できねばならないわけですから、私としては絶対お勧めしたくはないのですが、だからといって子どもを苦しめるのは全く本意ではないわけで、なかなか考えようとしない、考えることが苦しそうに見える、そういう子達にはどう対するのがいいんだろうとこの頃よく考えます。

楽しく学んだことの方が身につきやすいということも理解はしていますので、尚更悩ましいところです。

|

« 今頃やっと理解する | トップページ | 今日のレッスン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 悩ましい。:

« 今頃やっと理解する | トップページ | 今日のレッスン »