やっとつながった。
この前のレッスンで、2けた×2けたの暗算の学習をしようとして、もう全くお手上げ状態になってしまった子がいました。
もちろん、2けた×2けたを暗算でスラスラ解いてもらおうという話ではなく、筆算に進む前にどう考えたらいいのか、どのぐらいの数になるのかを感じてもらうことが目的ですから、考えるための紙も渡しますし、時間がかかってもよいことにしていますし、もちろん必要に応じて助け船も出すのですが、その子の前回のレッスンでは最初の問題である「77×22」で完全にストップ。
全くあり得ないような答えを書いてはこちらの表情を伺ってくるという有様で、そんな勉強をしても何の役にも立たないのだからと言っても、どうにもこうにも線がつながらず…。
紙に77を22個書かせ、10個をマルで囲み、それがいくつになるか考えてと言っても、足し算の筆算ですらおかしくなっていて、もうこれは今日はどうにもならないなと途中で一旦切り上げました。
そして今回。77×10が770ということは割とすんなり気付いたので、あ、これならいける?と思った次の瞬間、「10回で770やから、えっと、これを10回か」と言って、770を10回足し始めました。
途中で気づいてくれるのではないかと、黙って様子を見ていたのですが、いっこうに気づく様子もなく、おまけに途中で足し算も間違っています。
そこで、紙に「100×22」と書いて、それがいくつになるか考えてもらうと、少し考えて「2200」と答えました。
次に、「77×22」の式を指して、どちらの方が答えが大きくなると思うかと尋ねると、また少し考えて、100×22の方だと答えました。
「そうよね。じゃあ、77×22の答えは2200より小さくないとおかしいよね?770を10回も集めたら7000超えるけど?」というと、ようやくまた考え始めたのですが、それでもまだつながらず…。
そこでもう一度紙に77を22回書かせて10個マルで囲ませ、それがいくつになるかマルの横に答えを。そして、更に10個マルで囲ませて同じことを。そこまでしたら後は様子を見ることに。
そしてようやくどうにかこうにか初めてまともな答えが。
すると、次の問題もかけられる数を42個書き出し、同じように10個ずつマルで囲み、今度は私の助けなしにどうにか答えが出ました。
更にもう1問も、時間はかかったものの、ちゃんと正解。
まだバッチリとは言えませんが、この子の中でようやく、2けた×2けたの計算をするにはどういう考え方が必要なのかぼんやりながらわかってきたようでした。
時間はかかりましたが、こういう時間が必ず後の力になると思っていますので、待てる限りは待って、子ども自身に気付いてもらえるようにしていきたいと思っています。
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