なんだろう、この安定感
今日のあるレッスンで、2年生の女の子と割り算の学習が始まりました。
1年の間は平均的な子のペースよりかなりスローで、おまけに自信が持てないと絶対答えてもくれず、固まったまま30分…なんてことも少なくなかった彼女は2年生になり、徐々に変化が見えてきたなと思っていたら、ある時期以降急激に理解度も上がり、それまでとは別人のように、かなりのことがしっかりできるようになりました。
そんな彼女との割り算の学習。導入はしたものの、反応を見ているとわかっているかな?どうかな?と少し心配で様子を見ていました。
すると、1回言っただけのことなのに、プリントに取り組む前にまるで頭の中で反復していたかのような間があって、動き出したと思ったら、もう完璧に答えて行くのです。
少し違う内容のプリントになっても一度導入をすればもうバッチリ。その後全く助けは必要ありませんでした。
算数が得意な子などは、割り算の最初のレッスンで2週分終わってしまうことは珍しくはありませんが、彼女も今日、余裕を持って2週分終えてしまいました。
難しそうな顔を見せることも、不安そうな表情になることもなく、穏やかに落ち着いた表情のままの1時間でした。
この子を見るたび、がんばる気持ちのある子はどこかで劇的に変化する、その時期が来るものなのかもしれないなと。だんまりで過ごした時間も、その間ずっと力を貯めていたのかもしれないなと。そんなことを思います。
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