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2013年3月 8日 (金)

すごく考えてたんやね。

今日から長さの学習をすることになった1年生さんとのレッスンのときのこと。
定規を見せながら、センチとミリについて説明し、実際に描かれた線の長さを測ってみる問題をやってもらうことになりました。

初めは定規の合わせ方を見せながら、それはぴったり5センチの線だったので、センチがいくつ分か尋ね、5のところまで来ているから、これは「5cm」と書くのだと確認して、次の問題へ進みました。
次の問題は3センチ5ミリだったので、まずはセンチがいくつ分あるか尋ねたのですが、いつまで経っても何も答えてくれません。
意味が通じていないのかな?と思い、もう一度、センチはここだったら2センチ、ここだったら10センチというのだと、何度か確認をして再度尋ねたのですが、まだ黙り込んだまま。
その前のウォーミングアップのような問題でも、え?そうなる?と思うような答えを書いていたので、どこかに入りこんでしまったか?と、さて、どうするかなと考えていたところ、突然手が動きだし、見ると答えの欄に
「35・・・」と書きかけていたのです。

わかっていなかったわけではなく、最初に説明したセンチとミリのこともちゃんと理解して、小さな目盛の長さだからと、彼女なりに小さな目盛の数を一所懸命考えていたということのようです。
私の問いかけは全く耳に入っていなかったようではありますが、そうか、そんなに考えていたのかとちょっと驚き、嬉しくも思いました。
その後、もう少しやりとりをして、その長さは「3cm5mm」と書くのだと確認した後は、時間は多少かかっていたものの、きちんと測って答えを書けていました。

この子は理解して納得するまで少し時間がかかる印象があるのですが、それでも話をきちんと聞いて(少なくともセンチとミリの説明については)、すごくすごく考えてくれていたことに感動しました。
まだ1年生ですから、これからまだまだ伸びてくれることを期待しています。

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