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2012年11月20日 (火)

興味があるかないかの差なのかな。

今日のレッスンでのこと。
学年が上がって随分考えられるようになってきたなと感じていた子が、どうしたことかここ数回続けて、考えることができなくなっているような印象があって気になっていました。

先週のレッスン終盤に、1歩の歩幅が46cmだとすると、100歩で何m進めるかという問題があったのですが、2回足して92、それを更に2回足して184…とやり始め、様子を見ているとただ足し続けて何回分なのかわからなくなっている様子だったので途中で声をかけました。

そもそも、倍々にしていっても100回にはなりませんから、自分が何回足したか考えながらしなければおかしくなってしまうわけですが、もうレッスンも終盤で疲れていたからなのか、何をどうしたらいいのかわからなくなってしまったようで涙がぽろぽろ。
疲れているのだろうと、次回に回すことに。

そして、今日はレッスンの初めにそれをやってみてもらったところ、今日はすんなり「46×100」と式を書いて、「4600」という答えも出ました。
しかし、その子は答えに「4600m」と書きました。

定規や巻き尺を使って、メートル、センチメートル、ミリメートルは実際に長さを測ったり、巻き尺を引っぱり出して、「うわ~、長!」なんてやりとりをした上でもっと簡単な問題をやり、その上でこの問題に辿り着いているというのに、聞かれていることがメートルだからと、そのままメートルをつけてしまったことが残念でした。

そこで、「46」の単位が何か尋ねると「センチ!」と答えるのですが、まだ4600センチだとは気付きません。
では、2歩ならどれだけか尋ねると「92センチ。」と答えるのですが、まだぴんとこないようです。
「46cmを100回集めたら突然4600mになるの?」と、もうほとんど答えを言っている状態になっているのに、それでもきょとんとしたまま…。
その後かなりのやりとりをして、どうにか46mと答えることはできましたが、まだ低学年だと仕方ないのでしょうか。

もちろん、巻き尺を引っぱり出して確かめられるのはせいぜい10メートル、20メートルぐらいまでですから、46メートルや4600メートルを実感することはなかなか難しいのかもしれません。

ただ、例えば、数に興味があったり、長さに興味を持っていれば、46cmが2歩で92cm。これは1メートルに近いなと、そんな風に感じることもできるような気もします。
2歩で1メートルぐらいなら10歩で5メートルぐらい。そう考えられれば、当然4600メートルなんて答えは出てきませんし、また、もし1歩が1メートルだとしても100歩で100メートルですから、やはり4600メートルは明らかにおかしいと気づくこともできます。

最近はほとんどの子がスイミングスクールに通っていたりしますし、学校でもプールは25メートルだったり、50メートルだったりというのを知っていれば、端から端まで歩くのに何歩ぐらいかかりそうかなと、そんなことに思いをはせることもできるかもしれません。

結局のところ、興味を持てることは少々難しくてもじっくり考えることができ、興味が持てないことは少し難しいだけで投げ出したくなるということなのかもしれません。
好き嫌いや能力の差は外からの働きかけでは変えようがない面もあると思いますが、算数が好きではない子でも、わかった、できたという経験が重なることで、多少は楽しく感じられるようになるのではとも思いますので、どの子にも少しでも多くそういう経験をしてもらえたらなと思います。

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