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2012年11月 7日 (水)

ほんの少しのことだけど。

子ども達とレッスンをしていると、大人にとってはほとんど違いがないように感じることでも、それが大きな違いだったりするんだなぁと思うことがあります。

今日のレッスンのある女の子は、100までの2桁同士の繰り下がりのある引き算が、どうもまだ数の感覚が伴ってきていないようで、もうある程度レッスンの回数を重ねているものの、まだ考えているときに苦しそうでした。
もちろん、時間がかかっても穏やかな表情で集中して考えているような場合はそのまま待っているのですが、その子の場合、見ていて苦しそうなのが伝わってきて、この状態から抜け出せないと算数がキライになってしまうかもと、少し心配していました。

おうちでも取り組んでくださっているようで、少しずつできるようになっているのは感じているのですが、とにかく「ムズカシイ!」「イヤだ!」という気持ちが勝ってしまうといけないので、それが気になっていました。

今日のレッスンは、ここ数回のレッスンと比べるとかなり穏やかな表情で集中して取り組んでくれていて、今日はいい感じだなと思って様子を見ていました。
「2桁-1桁」であれば、繰り下がりでもほぼノーミスできちんと答えが出ています。
文章問題も、ここ最近の彼女の反応と比べるとかなりスムーズに進みました。
そして、いよいよ「2桁-2桁」のプリントを出して様子を見ていると、2問は何の助けもなく、それもかなりスラスラと正解を出しました。
お?これはいけるのか?と思った途端、3問目でぱったりストップ。
正直なところ、1、2問目と3問目の違いがなんなのかわからず、「これは難しい?」と尋ねると、こくりと頷きます。
そこで、もしかしたらこの子はまず十の位の「何十」を取ってから一の位の数を取るほうがわかりやすいのかもしれないと、それを尋ねてみたところ、最初は私が尋ねていることがぴんと来なかったのですが、意味がわかると動き出し、そのやり方で2、3問考えてもらった後、「こっちの方がわかりやすい?」と尋ねると、にこっと笑って「うん」と頷きました。

教室では、例えば「73-26」であれば、ます「23」を取って、あと「3」を取るというような考え方をするのですが、その考え方だとどうしても難しく感じる子がこれまでにもいました。
そして、そういう子達は、もうひと手間増えてしまうものの、まず「20」を取って、そのあと「6」を取ると考える方がわかりやすいようなのです。

ただ、今日の彼女は、同じような2桁の繰り下がりの引き算でも、黙っていてもさっと答えが出る式と、何十を取ったらいくつになるか書いてからでないと難しい式があるようで、そのあたりが興味深いなと思いました。

でも、ようやく難しい、苦しそうな表情から抜け出してくれてホッとしました。

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