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2012年11月 2日 (金)

大好きな瞬間

先日のレッスンでのこと。
子ども達の多くは時計や時間計算の問題があまり好きではないようですが、特に小さい女の子たちは、どうやって考えるか様子を見ていると、しばしば目盛をひとつずつ数えて考えていることがあります。

例えば、2時37分の時計の絵が描かれていて、15分後は何時何分かと聞かれた場合、長針の37分のところから15個分目盛を数えて52分と答えるというような感じです。
もちろん、感覚のないままいきなり数字を足したり引いたりして答えだけが出るのは望ましいことではありませんから、分が増えていくのか減っていくのかを尋ねてみたり、気づかないかなぁとあれこれ言葉をかけてみたりして、それでも全くぴんとこない場合は、ある程度の期間、目盛を数えるのもよしとしています。

1年生の女の子で、やはり目盛を数えながら問題を考えていた子がいるのですが、どうも難しく感じているようでしたので、途中までやって、一旦ほかのことを先に進め、少し間をおいてから以前は苦労していた、時計の絵を見て、「○分たつと何時何分ですか」「○分前は何時何分ですか」の類の問題をやってみてもらうことにしました。

今回は表情を見る限り抵抗感はなさそうでしたし、1問目は一発正解。ただ、どうやら目盛を数えているようです。
2問目も解けたところで、改めて「30分たったらって、分は増えていくの?減っていくの?」と尋ねたところ、「増えていく。」との答え。
そこで、1問目の「5時28分」の問題の「28」のところをを指し、「30増えたらどうなる?」と尋ねたところ、「えっと、58。」と。そう答えたところで、先ほどマルをつけた答えの「58」のところを指して、「うん、58分やね~。」と言ってみたところ、一瞬、え?何言ってるの?という顔をした後、「あぁ~~!!」とぱぁっと表情が明るくなりました。

すると、その後は目盛を数えることなく、足したら60分を過ぎてしまう問題も、ほとんど手助けしなくても自分で考えて答えが出せるようになりました。

もやもやしていたものがぱぁっと晴れていくような、その瞬間の表情の変化は見ていてとても気持ちの良いものです。
何度その瞬間に出会っても、全く飽きることのない、本当に大好きな瞬間です。

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