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2012年11月30日 (金)

ほんとにもう…。

もともと友達だったわけではなく、教室に来て偶然同じ時間のレッスンになり、驚くほど意気投合した男の子2人がいて、学年が上がっても希望する曜日が同じため、同じ時間にレッスンをしています。

その2人を見ていると、典型的な男の子というか、以前読んだ本で学習においても男女差があり、男子は一般的に競争させるとやる気が出るというようなことを読みましたが、この2人は正にそんな感じ。

しばらくの間ずっといい感じでレッスンを続けていた片方の子が、どうしてかこのところ問題をきちんと読まずに間違いを連発していて、ちゃんと読んでと言ってもどうしてなのか最後のところだけ読んでいたり、声に出させても引っかかっているポイントに全く気付かなかったりと不調です。

今日やってきた宿題もなかなか困った状態だったのですが、ある問題で小問の2問目で「10段目の円の数はいくつですか」3問目で「10段目までの円の数はいくつですか」の違いに全く気付かず、声に出して読ませてもダメ、1文字ずつ両方を指で押さえながら読ませてもダメ、ほかにも何度か声かけをしても全くダメ…。
ふざけてるの?それとも完全におかしくなってるの?と思ったものの、隣にいた仲良しの子に「ねえ、この問題の違いがわからへんらしいねんけど、私が言っても通じへんから、なんか言ってみてくれへん?」と言った後、おかしくなっている方の子に「○○くんはできてたけどね。」と言った途端

「え!あかん、ちょ~待って!あ、わかった、こっちは10個で、こっちが55個や!」と突然正解。

・・・・・・・・・。
もうレッスン時間終了間際だったので、もともとできていた方の子のお母さまがお迎えに来ておられたのですが、その反応に思わず笑い出してしまわれたほどでした。

ほんとにもう・・・・・・。(苦笑)
少なくともこの子達2人には、相手の子はできたけどねというのが一番効果がありそうです。(笑)

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2012年11月29日 (木)

ボケまくり…。

今日は我ながら本当に、大丈夫かな、私…と思いました…。
そして、ちょっと気持ちがたるんでるんだなと反省…。

今日は普段火曜に来ている中学生の子が期末テストに入り、教科の関係でレッスン日を振替したので、小学生のレッスンの前に中学生が来ることになっていて、間に合うように出勤しました。

中学生の子たちとのレッスンを平和に終え、小学生を待っていたのですが、予定時刻を20分過ぎても来られないのでお電話を。
すると、

「え~!すいません!今日レッスンあるんだったんですか!てっきりお休みだと勘違いしてました!」

とお母さま。
え?お休み?なんで?と、年間カレンダーを見ると、確かに今日はレッスンがないことになっているではありませんか!!
お母さまに平謝りをしてお電話を切ったものの、私自身がきれいさっぱり忘れていたため、先週のレッスンで今週がお休みだと念押しもしておらず、絶対お休みと思っておられない方がおられるはずと、順にご連絡を。

念押ししなくても、年度初めにお配りしたっきりの年間カレンダーを確認して把握してくださっていた方もおられましたが、お気づきではなかった方の方が多く、最初のレッスンの時間帯に気付かせて頂けたため、ご迷惑をおかけする範囲がかなり抑えられました。

しかし、レッスンがないことをチェックし忘れて出勤したのは、多分教室を始めてから今回が初めてのような気が…。
やっぱりどこか気が緩んでいるんだろうと思いますので、反省してまた明日からがんばりたいと思います。
5週目ですが、明日は通常レッスンです。

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2012年11月28日 (水)

どんなに好きでもやはり疲れるもんなんだな。

まだ1年生ながら、小さい頃から数字に対する興味がかなりあったそうで、レッスンをしていても、とにかく抜群に反応のいい子がいます。
以前にも何度かブログに登場している子なのですが、年長の途中から来てくれたというのに、もう既にかなりの単元の学習が終わり、今日のレッスンでは計算の工夫や四則混合の計算、それらの虫食い算などの問題を学習することになりました。

因みにこの子はまだ九九を覚えていませんので、6×7や7×8なども全て考えて答えを出すしかありません。
しかし、既に2けた同士の掛け算や九九の範囲を超えた割り算も、結構な速さで解くことができます。(九九を覚えていても負けそうになることがあるほどです。)

正直なところ、教室に来てくれている子達は平均すると2年生の終わりか3年生の初めごろに取り組むような問題で、それをスラスラ解く子は決して多くありませんし、面倒がったり、予想以上に時間がかかったりすることも少なくありません。

そんな単元ですら、見ていて驚くような反応を見せながら解き進んでいく姿に、本当にすごいなぁとしみじみ感心していました。
いわゆる分配法則や結合法則を利用するようなものでも、意味がわかっているようで、さほど説明をしなくても理解してしまったのですが、レッスン終盤。
それまで、自分ですぐに気付いてスラスラ解いていたのが、おかしなことを言い始め、何か勘違いしているようだったので何とか気付かせようとしても気付かず、かなり助け船を出してようやく「ああ、そうかぁ」という反応。
そして、助け船を出したほんの3問下に数字は違えど全く同じパターンの問題が出てきたのですが、全く気付く様子もなく、更に「さっきおんなじようなの解いたよね?」と言っても半分怒ったような顔をしながら、いっこうに気づかず、更にもう少し助け船を出しても反応は鈍いまま。

もうこれは限界なんだなと、そのプリントは途中で保留にし、普段の彼にとったらとても簡単なはずのプリントを出したのですが、言っていることと書いている答えがちぐはぐ。8問ほどあるうち、すんなり合ったのは2問だけ…。

その姿を見て、どれだけ算数が好きな子でも、集中して難しい問題を考え続けると、やはり脳は疲れてしまうんだなということでした。(そこまで好きではない子、得意ではない子は大抵40~50分で限界が来るのはよく知っていたのですが。)

その子に関してはぶつぶつと、なんだかネガティブなことを言い始めたら疲れている証拠なのだろうと思います。
次からはそうなりそうだなと思ったら、早目に切り替えるようにしたいと思います。

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2012年11月27日 (火)

うるう年

中学入試の算数で避けて通れないらしい問題のひとつに日暦算というものがあります。

要はカレンダーの問題で、何年何月何日が何曜日だったら、何年の何月何日は何曜日になりますかというような、そんなんどうでもええやん!と言いたくなるような問題。その類の問題に出合うと、今の時代、知りたかったらネットで調べたらええやん!!と思ってしまう私…。

一応は4年に一度閏年があり、それは4で割り切れる年だということは覚えています。
しかし、それだとまた逆に誤差が積っていくので100年に一度は4で割り切れても閏年にならないらしいというのもぼんやり覚えていました。(と言っても、ここ数年の間に知った知識のような気がしますが…。)
でも、閏年が1回飛ぶということは8年に1回しか閏年がない期間が100年に一度あるってことだよなぁ、でも、2000年って閏年じゃなかったんだっけ?なんか話題になったかなぁ、覚えてないけどなぁ…と思いつつ。

ただ、今回それがどういうルールだったかきちんと把握しないと解けない問題が出てきたので、確認せねばとネットで検索してみました。

すると、4で割り切れる年が閏年。
そのうち100で割り切れる年は閏年ではない。
しかし、更に400で割り切れる年は閏年。

この3つ目がポイントでした!
私達が生まれたのは当然1900年より後ですから、100年(1世紀)ごとのくくりだと次の100で割り切れる年は2000年。
しかし、この2000年は400で割り切れる年ですので、この理屈でいくと閏年だったわけです。
要するに、私達が生まれてからはこれまでずっと4年に一度閏年があり、よほど長生きしない限り(次が2100年ですから、どう考えても難しそうですが)閏年が飛ばされる年に出合うことなく人生を終えることになるのですね。

ただ、要するに、よっぽどひねくれた(?)学校が1900年をまたぐ問題や2100年をまたぐ問題を出題しない限り、閏年は4年に一度4で割り切れる年と覚えていれば問題はなさそうです。

でも、知らなかったなぁ。
そして、知ってしまったもので、この人生で閏年が飛んだね!というニュースに出合うことがないのは少し残念な気もします。

しかし、そう考えると、カレンダーを作った昔の人ってなんかすごいですね。
でもなぁ、やっぱり何年前の何月何日が何曜日だったかとか、何年後の何月何日が何曜日かとかは、わざわざ中学入試で解かせなくてもいいような気がしてならないんですけどねぇ…。

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2012年11月26日 (月)

なんだかなぁと思ってしまうこと。

一昨年あたりから、限られた範囲ではありますが、中学受験の算数の問題に触れる機会があります。
面倒な計算問題とかは別として、受験算数の問題は、じっくり時間をかけて考えてもよいのであれば、結構面白かったり、考える力をつけるにはとても優れていると思えるようなものが少なからずあって、予習などをしていても、教科書準拠のワークブックの単純な計算やすぐわかるような文章問題などを解くより遥かに面白く感じます。(楽しく思えないジャンルの問題もありますが…。)

ですが、実際受験となると、限られた時間内で結構な問題数をこなさねばならないようで、そのために塾などでは公式やパターンを覚えさせ、数をこなさせて、少しでも早く機械的に解けるようにという指導に偏っていきがちなんだろうと思います。
しかし、そうしてしまうと、せっかくじっくり考えれば気づくかもしれないことに気づくことなく、問題を味わったり楽しんだりすることもなく、ただ解ければいいという風になっていってしまうのではないかと思うのです。

もちろん、算数のセンスが抜群にあるような子たちは、公式自体をきちんと理解し、むしろ、公式なんて覚えなくても自らそれに気づいて解いてしまうのかもしれません。
ただ、そういう子は割合的にはかなり限られているのはほぼ間違いないでしょう。

受験算数の問題に触れるようなって一層感じるのは、パターン学習で先取りをするのではなく、時間の余裕がある間にたっぷり時間をかけて、骨のある問題にじっくり取り組み、きちんと理解して進んでいくことなのではないかなと。
例えば、単純計算などは意味がわからなくてもやり方を教われば答えは出せるようになるでしょう。
よくある例だと、ある程度大きな数の掛け算や割り算の筆算をするとき、意味を考えず、教えられた位置に教えられた計算で出てきた数を書きこむ作業を正しく繰り返せば、正解にはなるかもしれません。
ただ、意味を考えずにそんなことを繰り返していると、筆算で答えの位を書き間違えても気づかない、全く違和感を感じない、そんな風になってしまう子達がいるのも事実です。

そうなってしまった後では受験算数もとにかくパターンを覚えて数をこなすという方法で乗り切るしかなくなる場合が多く、それは多くの子ども達にとって大きな負担になるのはほぼ間違いないだろうと思います。

でもなぁ…そもそも、どうして小6までに公立だと中3までかけてやるようなことの大半を終えてしまわなければ受験に合格できないのか、それはどうしてもなんだかなぁと思ってしまうのですが…。

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2012年11月25日 (日)

オフでした。

今日は午後から買い物に出かけようと思っていたのですが、神戸マラソンの日だと知り、結局家にこもったまま。
風邪気味だったので、それでよかったのかなとは思っています。
風邪っぽい喉の痛みは昨日よりは楽になった気がしますし、とりあえずは元気ですが、鼻が詰まったりと、どうやらこれは風邪を引きかけているのは間違いなさそうです。

もうここ10年ぐらいでしょうか、風邪自体滅多に引かなくなり、病気らしい病気は何もしたことがないものの、たまに風邪気味だなぁと思うと、そこから治るまでが長くなりまして、歳を感じてしまいます。(苦笑)
明日は夕方に1つレッスンがあるだけですので、それまでによりすっきり回復させたいものです。

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2012年11月24日 (土)

どうも変な1日でした。

今日はなんだか色んなことがちぐはぐでうまくいかない感じの1日でした。
1つ目のレッスンはお休みの子がいて、マンツーマン。最初に比べたら随分考えられるようになったなと感じていた子が、マンツーマンで甘えているのか何なのか、答えを言っては違うと言われ、また言っては違うと言われを何度も何度も、何問も繰り返し、穏やかにレッスンしたいのに、だんだん言いたくないことも言わねばならなくなり…。

2つ目のレッスンでは1人は好調でご機嫌だったものの、もうひとりはこのところ宿題をあまりきちんとやってきてくれず、先週あるものをきちんとやってくる約束をして帰ったのに、結局ほとんどやっておらずで、本人もわかっているからか、来るなり暗い表情。何を聞いても反応が悪く、どんよりなレッスン…。

お昼一番は来るはずの子が1人来ず、おうちの方の携帯にお電話してもつながらず、メールしても返事が来ず…。
結局お昼一番も予定外でマンツーマンに…。

そして、お昼2番は1人はまた好調だったものの、1人がここ3週ぐらい続けて反応が鈍く、一時、かなりできるようになったなぁ、反応も随分早くなったなぁと嬉しく思っていたのが、以前はきちんとやっていた宿題もここ数回はなんだかいい加減…。
縮図の問題にしろ、平均点の問題にしろ、ちょっと考えたら絶対あり得ないでしょ?というような答えを書いて全く平気でいる上に、声をかけても全く気付く様子もなく…。

その次のレッスンは唯一予定通り、みんな絶好調という感じでつつがなく終わったものの、ラストもレッスン自体は普段と比べたら可もなく不可もなくぐらいのペースだったものの、どうしたことかがレッスン時間を30分近く過ぎてようやくお迎えが…。
今日はレッスン後、予定があったので、終わってバタバタと片付けて教室をあとにしました。

人数はいつもより若干少なめだったのに、このぐったり感は何だろう…という週末になってしまいました。
朝起きたときにちょっと喉が痛いなぁと思ったのですが、今も喉が痛いのは大きな声を出し過ぎたからなのかもしれません…。(風邪であるよりはその方がマシかもしれませんが…。)

来週はもう11月最終週。平穏な1週間でありますように。

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2012年11月23日 (金)

かなりびっくり!

今日は祝日でしたが、レッスンがありました。
お休みの子も何人かいたので、いつもよりは人数少な目でしたが、学校がなかったからか、みんな結構捗ったのではないかと思います。

ただ、先日来体調を崩して2週連続お休みをしていた姉妹さんが、今日は学校もないので、2コマレッスンをすることになっていました。
妹さんはまだ1年生、お姉ちゃんも3年生ですから、1時間経ったら少し休憩をはさむつもりにしていました。
そして、このプリントが終わったらいったん休憩にしようかなと思っていたところ、2人とも極端に反応が鈍くなってきました。

妹さんの方は途中で保留にしても特に問題のないところだったので、プリントの途中ながら、一旦席を立って、本を読んでも何をしてもいいので休憩するように伝えました。

しかし、お姉ちゃんの方は「割り算と引き算のどっちを先に計算するか知ってる?」と尋ねたことに対してずっと黙り込んだまま。
知っているか知らないかだけ答えればいいことですし、それを知らなければ解けない問題でしたので、普通に尋ねたのですが(怒るようなことは何もありませんでしたし)、どう聞いても、何度聞いても、黙り込んだまま。
どうして何も答えてくれないのか悲しくなり、半ば諦めの心境で、「いいわ。一旦あなたも休憩してちょうだい。」とあと1問で1枚のプリントが終わるという半端な状態で休憩をしてもらいました。

本を読んだり、持ってきていたお茶を飲んだりと、5分ちょっと休憩してもらってからレッスン再開。

先に休憩を始めた妹さんが先にレッスンに戻ったのですが、休憩前の反応とは打って変わって、表情も明るくなり、明らかにまた頭が働きだしたんだなとわかりました。
たった5分ほどのことなのに、あまりの変化に驚きつつ、そのまま順調にレッスン進行。

そして、先ほど黙り込んで何も答えてくれなかったお姉ちゃんも席について再びレッスン。
「割り算と引き算、どっち先にするか知ってる?」ともう一度同じことを尋ねたところ、さっきまで無表情でずっと黙り込んでいたのが嘘のように、「知らない!」とハキハキ明るい顔で答えました。

え?(汗)

結局、その後お姉ちゃんの方も順調に楽しそうにレッスンが進んだのですが、要するに2人とも1時間で頭の限界が来ていたということなんだろうと思います。

もちろん、これまでも小さい子達を見ていると、45分から50分ぐらい経つと集中が途切れてきたり、やろうとしているのにさっきまでできていたことができなくなったりという状態に陥る子が少なからずいましたから、ダメだと思えば気分転換をしてもらったり、問題を変えたりして対応していましたが、限界が来ていると、簡単な質問にすら答えられなくなってしまうことがあるのかと、新たな発見をしました。

お姉ちゃんの方はこれまでにも無表情で黙り込んで固まってしまうことが時々あったのですが、これからはそんな状態になったらまず気分転換をしてみてもらうことにしようと強く思った出来事でした。

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2012年11月22日 (木)

すごい変化。

今日のレッスンでのこと。

いつも一所懸命がんばってくれるのですが、煮詰まってしまうと涙がぽろぽろこぼれてしまったり、どこかにはまり込んで簡単なことができなくなってしまったりということが、2、3回に1回ぐらいの割合である2年生さんとのレッスンがありました。

教室では量をこなすことを求めはしませんが、メートル、センチメートル、ミリメートルの長さの計算がかなりつらそうだったのですが、おうちでかなり練習をさせられたとのこと。
その話を聞かせてくれるときも、たくさんさせられてイヤだと言っていましたし、教室で問題を解いている姿を見ても、自信がなさそうだったり、面倒そうだったりという感じが見受けられました。

しかし、今日のレッスンで、宿題の間違いを直してもらおうと、でも、また嫌がるかなぁと恐る恐るプリントを差し出したところ、「やった!」と。
え?なんて??そう思っていると、「これ、前はキライやったけど、今は大好きになった!」と。

もちろん、考え方がわかってすっきりしたのだろうとは思いますが、キライだったものがニコニコ喜ぶぐらい好きになるとは、あまりないことのような気がします。

ただ、この子に限らず、難しいなぁ、イマイチわからないなぁというところでそのままやり過ごし、その後おさらいなどでの振り返りもしない場合、自分はそれが苦手だ、よくわからないという意識がずっと残るように思います。(実際、私も学生時代を思い起こしてみると、勉強だけに限らず、自信が持てるまでやることなくごまかしてやり過ごしたようなことは、今でも苦手意識を持ったままですし。)

もちろん、算数などの勉強でいえば、よくわかるまで、得意になるまでというのは、努力してもできないこともあるかもしれません。
それに、算数だけしていればいいわけでもありませんし、苦手なことばかりに時間を割く方法は効率が悪いとも言われますから、どの程度の時間をかけて取り組むかなどはケースバイケースだと思いますが、この子ならわかるんじゃないかなと思うような内容であれば、なるべく「ああ、ちゃんと理解したみたいだな」と感じられるところまで見届けてあげることが大事なのではないかなと思います。

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2012年11月21日 (水)

せきを切ったように

今日のあるレッスンでのこと。
年長の終わり頃から来てくれている1年生さんとのレッスンがあったのですが、彼女はいつも一所懸命でとてもよくレッスンに取り組んでくれるものの、緊張しているのか、これまでほとんどお話をしてくれませんでした。

黙って黙々と問題に取り組むので、さぞ疲れるだろうなと気になっていて、お迎えに来られたおうちの方にそう言ったところ、学校でも先生とほとんどお話しないみたいなんですとのお答えが。

恥ずかしがりなのかな?授業中はお話したらダメと思っているのかな?と、あれこれ考えつつも、レッスン自体はいうことない態度で取り組んでくれるわけですから、もちろん文句があるわけではありません。
でも、これだけ黙って集中していたら、さぞ疲れるだろうなぁと、そのことだけが気になっていました。

しかし、今月に入ってから、これまでに比べると少しお話してくれるようになり、学校で何があったとか、今度どこに行くとか、そんなことをぽつりぽつりとレッスンの途中に聞かせてくれるようになりました。
やっぱり緊張していたのかなと思いつつ、ようやく緊張が解けたならよかったなと思っていたのですが、今日のレッスンでは、次から次からお話が続き、明日が遠足で王子動物園に行くとか、今度ミュージックフェスティバルに行くとか、お兄ちゃんは今日遠足だったとか、止めないとずっとしゃべり続けているのではというほどの話しっぷり。(笑)

これまでずっと黙り込んでいたので、彼女の中で何か変化があったのは間違いなさそうですが、ニコニコ楽しそうにおしゃべりしてくれるのを見てひと安心。
しかし、さすがにしゃべりっぱなしは困るなと、どこでお話を終えてもらおうか考えていたところ、がんばってお話しすぎたからでしょうか、何か言おうとしていたことを忘れてしまったのか、まだ話が続くはずだったのに突然

「おしまい。」

そう言って、自らお話を終えてレッスンに戻ってくれました。(笑)

でも、彼女だけでなく、1年生の女の子はこれまでにも通い始めて数ヶ月ほとんどお話してくれなかったのが、ある日突然一気にお話し始めるという子が何人かいて、なんなんだろうなぁと思ったりします。
何か少しずつエネルギーを貯めて、さあ、いっぱいになったぞ!という感じのときが来るのでしょうか。
ホント子どもは可愛いですね。

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2012年11月20日 (火)

興味があるかないかの差なのかな。

今日のレッスンでのこと。
学年が上がって随分考えられるようになってきたなと感じていた子が、どうしたことかここ数回続けて、考えることができなくなっているような印象があって気になっていました。

先週のレッスン終盤に、1歩の歩幅が46cmだとすると、100歩で何m進めるかという問題があったのですが、2回足して92、それを更に2回足して184…とやり始め、様子を見ているとただ足し続けて何回分なのかわからなくなっている様子だったので途中で声をかけました。

そもそも、倍々にしていっても100回にはなりませんから、自分が何回足したか考えながらしなければおかしくなってしまうわけですが、もうレッスンも終盤で疲れていたからなのか、何をどうしたらいいのかわからなくなってしまったようで涙がぽろぽろ。
疲れているのだろうと、次回に回すことに。

そして、今日はレッスンの初めにそれをやってみてもらったところ、今日はすんなり「46×100」と式を書いて、「4600」という答えも出ました。
しかし、その子は答えに「4600m」と書きました。

定規や巻き尺を使って、メートル、センチメートル、ミリメートルは実際に長さを測ったり、巻き尺を引っぱり出して、「うわ~、長!」なんてやりとりをした上でもっと簡単な問題をやり、その上でこの問題に辿り着いているというのに、聞かれていることがメートルだからと、そのままメートルをつけてしまったことが残念でした。

そこで、「46」の単位が何か尋ねると「センチ!」と答えるのですが、まだ4600センチだとは気付きません。
では、2歩ならどれだけか尋ねると「92センチ。」と答えるのですが、まだぴんとこないようです。
「46cmを100回集めたら突然4600mになるの?」と、もうほとんど答えを言っている状態になっているのに、それでもきょとんとしたまま…。
その後かなりのやりとりをして、どうにか46mと答えることはできましたが、まだ低学年だと仕方ないのでしょうか。

もちろん、巻き尺を引っぱり出して確かめられるのはせいぜい10メートル、20メートルぐらいまでですから、46メートルや4600メートルを実感することはなかなか難しいのかもしれません。

ただ、例えば、数に興味があったり、長さに興味を持っていれば、46cmが2歩で92cm。これは1メートルに近いなと、そんな風に感じることもできるような気もします。
2歩で1メートルぐらいなら10歩で5メートルぐらい。そう考えられれば、当然4600メートルなんて答えは出てきませんし、また、もし1歩が1メートルだとしても100歩で100メートルですから、やはり4600メートルは明らかにおかしいと気づくこともできます。

最近はほとんどの子がスイミングスクールに通っていたりしますし、学校でもプールは25メートルだったり、50メートルだったりというのを知っていれば、端から端まで歩くのに何歩ぐらいかかりそうかなと、そんなことに思いをはせることもできるかもしれません。

結局のところ、興味を持てることは少々難しくてもじっくり考えることができ、興味が持てないことは少し難しいだけで投げ出したくなるということなのかもしれません。
好き嫌いや能力の差は外からの働きかけでは変えようがない面もあると思いますが、算数が好きではない子でも、わかった、できたという経験が重なることで、多少は楽しく感じられるようになるのではとも思いますので、どの子にも少しでも多くそういう経験をしてもらえたらなと思います。

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2012年11月19日 (月)

団体戦

今日もレッスンはお休みでしたので、直接仕事には関係ない話ですみません。

金曜から3日連続で、男子テニス国別対抗のデビスカップ決勝がありました。
うっかり2日目の録画をし忘れてしまったのですが、決勝戦は前年優勝のスペインと独立後初優勝を目指すチェコとの対決となったようです。

スペインはエースのナダルがもう何か月もリハビリ中で、デビスカップにも出られなかったようですが、シングルスに出ていた選手は2人ともランキングがトップ10前後の方。それに対し、チェコはシングルス4試合、ダブルス1試合を全て2人の選手だけで(1日目に2番手、1番手の順でシングルス。2日目にその2人がダブルス。3日目に1番手、2番手の順でシングルス。)決勝を戦うことを監督が選ばれたそうで、1番手の選手はトップ10に入る選手ながら、2番手の選手はランキングが少し落ちる選手。年齢も33歳と選手としては決して若くはありません。その方が3日連続の試合ですから、体力的にもきつかっただろうと思うのですが、2-2の最終第5試合にスペインのランキング11位の選手と対戦。結局勝ち切られました。

それを見ながら、国の代表として戦う、それも自国でのホームゲームというのは、時に持てる以上の力を発揮できるものなのかもしれないなと、そんなことを考えていました。

その昔、中学、高校で入りたかったサッカー部に入れなかったため、誘われて入ったのが卓球部だったのですが、チームスポーツが好きだった私は個人戦だと決してかなわないような相手でも、団体戦になると粘って勝つなんてことが少なからずありました。
自分個人の勝利のためにはそこまで真剣になれなくても、チームのため、みんなのためにと思うと、普段以上の力が出せたような気がします。

きっとこれはスポーツに限ったことではなく、仕事でもなんでも、多分「自分のため」にがんばれることは限られているんだろうなと。
例えば、子どもの勉強にしたって、もしかしたら、お母さんや先生を喜ばせたいという気持ちがある方ががんばれたりする子もいるのかもしれません。

そういえば、高校の頃、入学直後に数学でつまずいて、立ち直るのに夏休み明けまでかかった私ですが、そのとき、留年するのはイヤだという思いももちろんありましたが、担任が気にかけて、励ましてくださったことで、この先生の数学だけはできるようになりたい!と思って、必死でがんばったなんてこともありました。

教室の子ども達でたまにいやいややっていそうな態度の子に、勉強は自分のためにするんだと話すことがありますが、理屈はそうであれ、自分のためにと思うとなかなかがんばれない子もいるのかもなと、ちょっとそんなことも考えました。

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2012年11月18日 (日)

オフでした。

今日はお休みだったので、例によって録画したサッカーやテニスを見たり、家のことをしたり、夕方は大型書店に教材を見に行ったりで過ごしました。
しかし、街はもうすっかりクリスマス仕様ですね。
といっても、
今日は街をブラブラするでもなく用事を済ませて、さっさと戻ってきてしまいましたが。
あっという間に11月ももう下旬ですね。
年末までにしなくてはいけないことをそろそろリストにでもしなくては。

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2012年11月17日 (土)

今日のレッスン。

今週は本当に穏やかなレッスンが続いていたのですが、今日は終始穏やかとは行かず、もちろん、なるべくそうあろうと心掛けはしたのですが、終わってみればちょっと反省…という週末のレッスンとなりました。

しかし、今日のレッスンでもまた、ほぉ~、それはおもしろい!と思う考え方を目にすることができて、嬉しい気持ちにもなりました。

先日、まだ掛け算九九を覚えていない子が割り算の答えを出す方法を自分で考え出して、その方法にしきりに感心したのですが、今日はその子が円の問題を考えているときにまた、なんだか新鮮な光景が。

レッスン終盤に取り組んでいたある問題に、またその子なりの方法が垣間見えました。
大きい円の直径は小さい円の直径の2倍で、小、大、小、大、小と5つの円が並んだ図の直径の合計が42センチと書かれており、それぞれの円の半径を求める問題だったのですが、円が描かれている下に

  5 5 5 5 5 5 5

とまず5が7個(小さい円の下には1つ、大きい円の下には2つの5が)書かれていました。
それを少し眺めて(多分合計でいくつになるか計算していたのだと思いますが)から、更に

  5 5 5 5 5 5 5
  1 1 1 1 1 1 1

このように書いて、再度しばし考えた後、大きい円の半径が6センチ、小さい円の半径が3センチとしっかり答えを出してくれました。
ほかの問題では「2 2 2 2・・・」と書いた後、更に「2 2 2 2・・・」と書いて、というような解き方もしていましたので、自然と「同じずつ分ける」という感覚が身についているということなんでしょうね。

学校では今ようやく掛け算の九九をしているところのようで、まだ全ての段を暗唱できるわけではないようですが、この子の発想にはしばしば感心させられます。

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2012年11月16日 (金)

ホントおもしろい。

嬉しいことに、今日も1日ほぼ穏やかにニコニコ楽しくレッスンができました。
煮詰まってしまうとぽろぽろ涙をこぼしてしまう子も今日はかなり好調でびっくりでしたし、ほかの子達も結構いい感じでレッスンが進みました。

そして、そんな穏やかな日の締めくくりに、改めてしみじみと、ホント男の子はおもしろい!と思う出来事が。
多分それは私にとって異性だから面白く感じるのであって、これが男の方だとそうも思われないのかもしれませんが…。

今日の終わりのレッスンはもう高学年の男の子達とでした。
教室に入ってすぐのところに待合用の椅子を置いているのですが、これまで置いていた椅子は諸事情により高さが結構高く、大人でも足がぺったりとはつかないぐらいのもので、お待ち頂くお母さま方でも座り心地が…という感じでしたので、先日教室の不用品処分などをした際にいくつか椅子を手放し、代わりに中に小物なども入れられるボックススツールを注文していました。

それがつい先日届き、入口のところに置いたのですが、今日レッスンに来た子が「あ、椅子変わった?」というのを聞いて、「あ、ほんまや!」と。
そのときはもうレッスンが始まる時間だったのでそれで終わったのですが、帰り際、「あ、ほんまや!」と言った方の子がそのスツールを見つめて言いました。

「これ、がんばったら入れそう。」

・・・・・・・・・。
いや、どうがんばっても200%ぐらい無理やと思うわ、あなたはもう5年生やから・・・・・・。

そのセリフをまだ年長さんや1年生が言ったのであれば、まあ確かに、小さくてめちゃくちゃ体が柔らかい子ならもしかしたら…ぐらいには思えますが、どっからどう見ても無理やろ、自分は…と。

ですが、当たり前にそういう発想が出ることがホントおもしろいなぁと。

さて、今週も明日でおしまいです。
明日もこのまま穏やかにレッスンができますように。

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2012年11月15日 (木)

今日もまずまず穏やかな1日でした。

今日はしょっぱなのレッスンでいつもあれこれ予想外のことで驚かせてくれる彼ともうひとりの子のレッスンがあったのですが、一緒に来るはずのの2人のうち1人だけ先に来て、しばらく経って今度はおうちの方が。
何事かと思えば、教室に入る前にどうやらケンカをしたようで…。

というわけで、普段は隣同士の席を、おうちの方のご意向で離すことになり、そういうことは滅多にしないのですが、その2人の間に私が座ってのレッスンになりました。

レッスン自体は比較的順調に進んだのですが、ケンカしたからなのかなんなのか、2人が2人して、競い合うように私に話しかけてきて、ひとりが話しかけている途中でもうひとりが割り込んできて、しかしどちらも勉強には関係ない話…。(苦笑)
ケンカしておうちの方にも叱られてのレッスンでしたので、せめて私を味方につけようとでも思っているのかというぐらい、いつもの倍ぐらいそれぞれから話しかけられました。
可愛らしくて、可笑しくて仕方なかったのですが、しゃべらせているわけにもいきませんので、ある程度で怒っているふりをしてレッスンに集中するよう言い、その後はまずまず集中して問題に取り組んでくれていました。

別の時間には、時計と時刻の学習をして、多くの子があまり好きではない時間計算だけ少しあとに置いていた1年生の女の子にやってみてもらおうとプリントを出したところ、意外なことに全く抵抗なくすんなりと取り組んでくれて、思っていたより遥かにしっかり考えられていました。
気づけば時計の時刻を読むのも以前よりかなり速くなっていて、それにもびっくり。

ほかの子達もしっかりがんばってくれました。
今週はこの調子で週末まで、みんなと穏やかにレッスンできますように。

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2012年11月14日 (水)

穏やかな1日でした。

かなり冷え込んで、いよいよ冬か?という1日でしたが、レッスンは穏やかな1日でした。

この前までは2けた同士の繰り下がりがどうもぴんとこず、集中して考えるのがつらそうだった子が、まだ答えを出すのに時間はかかるものの、かなり集中できる時間が長くなり、1年生にとっては結構面倒な文章問題でも、頭の中だけで計算ができるようになっていて驚いたり、このところ掛け持ちしている塾が忙しくなり、教室でのレッスンにもあまり集中できていないようだった高学年の子が久しぶりに「宿題やってきたで!」と自らワークブックを差しだし、レッスンもかなりいい感じに集中してくれていたり。
別の時間では、もうかなり長らく、ほとんど毎時間のようにほぼ全く宿題に手をつけずに来ては怒られ険悪なムードになっていた子が宿題の大半に手をつけてきていたり。

というわけで、今日は1日穏やかにニコニコレッスンができた気がします。
ありがたいことだなぁと思います。

明日もみんなと楽しくレッスンできますように。

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2012年11月13日 (火)

こんな記事を見つけました。

ネットでこんな記事を見つけました。

数学が苦痛――苦手だと本当に「痛み」感じる 米で実験

書かれていることがかなり限られている上、調査対象の人数も30人足らずですから、詳しい内容もわかりませんし、書かれている結果もどの程度信憑性があるのかもわかりません。
そして、実験が数学が苦手な人とそうでない人に限ったもののようですから、数学の場合だけなのか、得意なものに対して苦手なものに取り組む場合はどういう場合でも言えるのかもわかりません。

ですが、この記事を読んで、なんとなく「物理的危険や身体的危害に関連して活性化するのと同じ脳の領域が活性化することが分かった。」というのは納得がいくような気がします。
子ども達、わかったときは本当にすっきりしたいい表情をしますし、算数が好きな子は楽しそうに問題に取り組みますが、算数が苦手な子や、苦手でなくても、その子にとってその段階ではまだ難しく感じる問題に向き合っているときなどの表情は「苦痛」と考えると納得がいくなと。

そりゃ、痛いことは避けたいですよね。

ただ、痛い(不快だ)と感じるから避けたがるのか、嫌いだから痛みを感じてしまうのかとなると、ニワトリか卵かの世界というか、そもそも「快・不快」を判断する基準はどこにあるのか、(例えば、私は地理や歴史に興味が持てず、嫌いな科目でしたが、それをとても楽しい、好きだと感じる子もいるわけですし、放っておいても算数を解きたがるような子もいれば、小さいうちから算数に抵抗を示す子もいるわけで、そのあたりはどんなふうに形成されていくんだろうなと。)今後脳の研究が進めば、そういうことも明らかになっていくのでしょうか。

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2012年11月12日 (月)

すみません…。(汗)

月曜もレッスンがなかったため、家で予習をしたりはしたものの、お休みモードで過ごしまして、夜はちょっとうとうとして、ちょっとだけ…と思ったら、そのままブログを書かずに眠りこけておりました…。
というわけで、すっかり13日になり切っておりますが、12日は形だけの更新で失礼致します…。

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2012年11月11日 (日)

オフでした。

例によってスポーツをテレビ観戦三昧の休日でした。
昨日から今日にかけて、サッカー、テニス、フィギュアスケート、フットサルと、なんぼなんでも重なり過ぎやろ?という重なりっぷりで、この後もまだテニス、サッカーが待っている(?)のですが、フットサル準々決勝、どうしてかわかりませんが、またも思わず涙してしまいました。

もともと、フットサルという競技はなんとなくは知っていたのですが、きちんと見たことはなく、室内版サッカーという認識でいたのですが、ちゃんと見たら、これはもうサッカーとは別のスポーツだなと。
もちろん、ユニフォームやルールの多くはサッカーと同じで、サッカーから派生してきたものであるのは間違いないようですが、あの狭いフィールド、狭いゴール、学生時代にマネージャーをしていたホッケーを思わせるような(多分ホッケーのフィールドの方が広いと思いますが。)、個人的にはサッカーより難しそうというか、細かい技術がより重視されそうな、そんな印象を受けました。

これまで日本代表はワールドカップで決勝トーナメントに出たことがなかったそうですが、今回初めて予選を突破し、今日が決勝トーナメントの初戦。
しかし、重要なプレーヤーを骨折でひとり欠き、累積警告でひとり欠き、更に前半で一発退場で…と、もともと厳しい闘いが一層厳しい闘いになったようで、前半は完全なワンサイドゲーム。
ですが、後半、みんなの必死な思いが伝わってきたのか、涙涙での観戦になりました。

残念ながら敗退してしまいましたが、サッカーもほんのひと昔前まではワールドカップ出場が目標で、それがなかなか達成できなかったのに、今では、もちろん予選突破は簡単ではないものの、目標は世界一を目指すことに変わっているわけですから、フットサルも、今回キングカズの召集で注目を集めたこともあり、これがきっかけで更なる飛躍を遂げるかもしれませんね。

というわけで、完全にオフの話題でした。

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2012年11月10日 (土)

今週も終了しました。

今日は音楽会などでお休みや振替の子が多く、ほかに今週お風邪でお休みだった子の振替などもあり、かなりイレギュラーなスケジュールでした。

調子のいい子もいれば、どこかにはまり込んだまま全く戻ってこられなくなる子もいたりで、1年生の頃は問題が少しでも難しいとほぼ毎時間のように泣いていた子で2年になって泣かなくなったなぁと思っていた子には2週続けて泣かれてしまったり、かと思えば、ついこの前まで教具を頭の中で思い浮かべるよう言ってもなかなかだった年長さんが穏やかな顔で集中して、頭の中で何か思い浮かべているときの表情を見せてくれるようになったり。

ただ、なにより、寒くなったせいなのでしょうけれど、鼻をぐずぐず言わせている子や時々咳をしている子が今週はかなり多かったように思います。
季節の変わり目だから尚更なのかもしれませんが、風邪をひいている子達がみんな早く元気になって、来週もしっかりがんばってくれますように。

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2012年11月 9日 (金)

おかしいと気づくかどうか。

子ども達とレッスンをしていると、時々、どうしてそれがおかしいと気がつかないんだろう?と思うことがあります。

例えば最近のレッスンでは、ある5年生の子がテストの平均点を求める問題の答えに「4.9点」と書いていました。
また別の子は、別の平均点の問題に、「495点」と書いていました。

それぞれの子に向かって「どうやってテストでそんな点を取るのよ?」と突っ込むと、「あ!」などと言って大笑いして考え直すのですが、言われれば大笑いするのに、どうして答えを書くときには気が付けないのだろうと思ってしまいます。

家で宿題をやるときなどは、とにかく早く終わらせたいと、あまりよく考えずにやっていることもあると思います。
ただ、算数が好きな子、得意な子を見ていると、おかしな答えを書いてしまうと、こちらが何も言わなくても、そこでふと止まってもう一度考え直すことが多いように感じます。

もちろん、子ども達はそれぞれ興味も能力も違いますから、おかしいなと感じる子もいればそういう感覚があまりない子もいます。
ただ、問題をしっかり読んで、このぐらいの答えになりそうだなとか、こんな答えにはなるはずないなとか、そういうことを日頃から意識するよう心掛ければ、たとえ苦手な子であっても、何も意識しないよりは気づくことが増えるのではないかとも思います。(例えば、テストの点数を問われる問題であれば、普通なら100点以上になることはありませんし、小学生に出される問題で50点以下になることもまずありません。そういう答えが出た場合は、あれ?と思えれば、もう一度確かめることができるわけです。)

平均点の例はわかりやすい例ではないかと思いますが、例えば、三角形の面積を求めるときに、底辺が横、高さが縦の長方形の面積より大きな答えには絶対ならないわけですから、そういうことに気づける、意識できるかどうかというのもやはりとても大事なことだろうと思います。

そういう感覚を小さい頃から持っている子達がいる一方で、そういう感覚が乏しい子もいます。
ですから、乏しい子に対しては機会があれば、積極的にそういうことに意識を向けるようアドバイスしてもらえたら、後々子ども達にとって大事な力になるのではないかと思います。

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2012年11月 8日 (木)

虫食いの筆算

これまで、それなりの数の子達とレッスンをさせてもらってきましたが、レッスンをしていると、多くの子が苦手とするところ、頭を悩ませるところというのがあります。
そして、そのうちのひとつに、割り算の筆算の虫食い算があります。

レッスンでは、もちろんそのプリントに辿り着くまでには割り算の暗算もやり、割り算の筆算もやっているのですが、虫食いになった途端ぱったりと止まる子が少なからずいます。
それは割り算の筆算がスラスラできるようになった子でもそうなのです。

中には、どう見てもすぐ気付きそうなことまで全くお手上げになってしまうという子もいて、過去にはレッスン1時間ほぼ丸々費やしても1枚終えられなかった子も何人かいました。
ここ数年はあまりに止まってしまう場合は、まだ「その時期」が来ていないんだなと、一旦保留にしてほかを先にするようにしますので、そこまでの状態になってしまうことは少なくなりましたが、それでもやはり苦労する子は何人もいるのです。

今日のレッスンでも、普通の筆算ならスラスラできるのに、ただおろしてくるだけの数を書きこむのに悩んでしまったり、おろしてきた数が書かれている、元の数がどうしても書けなかったりという状態にはまり込み、普通に筆算をした式と見比べてもらおうとしても完全に思考停止。

この問題が多くの子ども達にとってどうしてそこまで難しく感じてしまうのか、まだ推測できていません…。
個人的には、普通に筆算するよりよほどパズルっぽくて面白いんじゃないの?と思うのですが…。

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2012年11月 7日 (水)

ほんの少しのことだけど。

子ども達とレッスンをしていると、大人にとってはほとんど違いがないように感じることでも、それが大きな違いだったりするんだなぁと思うことがあります。

今日のレッスンのある女の子は、100までの2桁同士の繰り下がりのある引き算が、どうもまだ数の感覚が伴ってきていないようで、もうある程度レッスンの回数を重ねているものの、まだ考えているときに苦しそうでした。
もちろん、時間がかかっても穏やかな表情で集中して考えているような場合はそのまま待っているのですが、その子の場合、見ていて苦しそうなのが伝わってきて、この状態から抜け出せないと算数がキライになってしまうかもと、少し心配していました。

おうちでも取り組んでくださっているようで、少しずつできるようになっているのは感じているのですが、とにかく「ムズカシイ!」「イヤだ!」という気持ちが勝ってしまうといけないので、それが気になっていました。

今日のレッスンは、ここ数回のレッスンと比べるとかなり穏やかな表情で集中して取り組んでくれていて、今日はいい感じだなと思って様子を見ていました。
「2桁-1桁」であれば、繰り下がりでもほぼノーミスできちんと答えが出ています。
文章問題も、ここ最近の彼女の反応と比べるとかなりスムーズに進みました。
そして、いよいよ「2桁-2桁」のプリントを出して様子を見ていると、2問は何の助けもなく、それもかなりスラスラと正解を出しました。
お?これはいけるのか?と思った途端、3問目でぱったりストップ。
正直なところ、1、2問目と3問目の違いがなんなのかわからず、「これは難しい?」と尋ねると、こくりと頷きます。
そこで、もしかしたらこの子はまず十の位の「何十」を取ってから一の位の数を取るほうがわかりやすいのかもしれないと、それを尋ねてみたところ、最初は私が尋ねていることがぴんと来なかったのですが、意味がわかると動き出し、そのやり方で2、3問考えてもらった後、「こっちの方がわかりやすい?」と尋ねると、にこっと笑って「うん」と頷きました。

教室では、例えば「73-26」であれば、ます「23」を取って、あと「3」を取るというような考え方をするのですが、その考え方だとどうしても難しく感じる子がこれまでにもいました。
そして、そういう子達は、もうひと手間増えてしまうものの、まず「20」を取って、そのあと「6」を取ると考える方がわかりやすいようなのです。

ただ、今日の彼女は、同じような2桁の繰り下がりの引き算でも、黙っていてもさっと答えが出る式と、何十を取ったらいくつになるか書いてからでないと難しい式があるようで、そのあたりが興味深いなと思いました。

でも、ようやく難しい、苦しそうな表情から抜け出してくれてホッとしました。

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2012年11月 6日 (火)

しかし、本当に変わったなぁ。

この前から、あまりの変化に驚いて何度か記事にしている気がしますが、今日もある2年生の女の子とレッスンがありました。
学校ではまだ2の段と3の段と5の段ぐらいしか掛け算を習っていないとのことだったのですが、学校で習う前に掛け算の考え方は学習済みで、暗記しなくても考えられるようになっているので、今日も前半は九九の範囲の掛け算のプリントを何枚かと、九九を習い始めたようなので九九表のプリントを済ませた後、メートル、センチメートル、ミリメートルのそれなりに骨のある足し算や引き算のプリントをやってもらったところ、ほとんど暗算で大半を一発正解。間違えたものも、もう一度考え直したり、筆算をしたりすればしっかり正解。
更に、長さの文章題もほぼ何の助けも必要とせず、式を立ててひとりで解いていくことができていました。

ですが、春までは質問に答えることすら満足にできず、ようやくだんだん声が出せるようになってきたものの、計算についてはまだまだおぼつかない感じがあったのです。
それがいつの間にか、はきはき受け答えできるようになり、レッスンは毎回笑顔が見られ、その上、以前はそんなの暗算では絶対出来なかったはずの問題をかなりスムーズに自分で考えて解けるようになったのです。
この変化はまさに「劇的」というのがふさわしい気がします。

1年生の頃は尋ねたことに頷いたり首を振ることさえもできず、レッスン時間の大半を黙り込んでしまっていたことも珍しくなかった子がここまで変わるもんなのだなぁと、それも、変わるときはあっという間に変わるんだなぁと、彼女を見るたび驚きと喜びが入り混じります。

少し前までは、それでもまた不調に陥って黙り込んでしまうこともあるかもしれないと心配していましたが、もうどうやらその心配はなさそうです。
子ども達はみるみる成長するんですね。わかっていてもやはり感動します。

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2012年11月 5日 (月)

今日は家に引きこもっていました。

家で予習をしたり、読書のブログを更新したりと、仕事も多少しましたが、出勤はせず、最近のろのろ、ちまちまながらも毎日継続中の不用品などの整理や普段手をつけないところの片付けなどをしていました。

先日携帯をスマホに変えたときにもらったままになっていた、ホームアンテナもようやく設定し、家にいる間はよくわからないもののwifiとかいうので通信できるようになったようです。

しかし、今日我ながら呆れたのは、そういえばこの箱何入れてたっけ?と下ろしてみた棚の上にのせてあった箱の中身。
確かに厳選(?)はしているのですが、小さめの段ボールの中は全てお菓子などが入っていたキレイな缶とお財布などを買ったときのしっかりしてオシャレな小箱でした。(汗)
中にはかれこれ15年ぐらい前からある計算になるものも…。(大汗)
というわけで、ごく一部を除いて処分。その他にもあれこれ処分しても問題ないものがあったので、今日は小さめの段ボール1つ分、家がすっきりしました。

さて、明日からまた通常レッスンです。
風邪をひいている方も増えてきているようです。子ども達が元気で来てくれますように。

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2012年11月 4日 (日)

オフでした。

今日は明け方、インテルのかなり重要な試合があり、仮眠してから気合い入れて観戦。
その後もう少し寝てから、少しだけ家の片づけやらなんやらをして、夕方は買い物に出ていました。

最近、ほんの少しずつではありますが、家で長らく使っていない、しまい込んだままのものを処分したり、使ってもらえそうなものは寄付したり、リサイクルに出したりしています。

ただ、全く使っておらず、捨てるには忍びないものの、どなたかに差し上げることも、寄付先もなく、しかしこの先もきっと使わないだろうなと思うものなどは、結局まだ思いきれず棚にしまってしまいます。

断捨離や整理術などの本を読むと、使わないものは思い切って捨てることを勧めていますし、頭ではわかるのですが、実行に移すのはなかなか難しいですね。

でも、本にも書かれている通り、思い切って捨てるとすっきりするのも確かです。
そして、新たに何か買うときに安いからとか、多分使うだろうからというような買い方を少しずつではありますが、控えられるようになってもきています。

そうは言っても、本当に気に入った、厳選されたものだけに囲まれた生活には程遠いのですが、しまい込んだままのものはこれからも少しずつでも手放していきたいと思います。

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2012年11月 3日 (土)

不調者続出…。

今日はレッスンをしていて、私は日本語をしゃべってないんだろうか?と不安になるほど、どこかにはまり込んで戻ってこられなくなる子が続出…。
短時間で復活してくれた子もいますが、かなりの時間どこかにすっぽりはまり込んだまま出てこられなかった子や、たった今の今まで普通にやっていたことが突然おかしくなってしまった子など、う~ん、今日は一体どうしたんだ?という感じでした。

ひとりの子は直角がどういうものかわかっていて、描かれた図の中から直角のものを選びなさいという問題は三角定規の直角を合わしてみるまでもなく、一度できちんと正解を選ぶことができ、描かれた四角形の4つの角のうち、直角のもの、直角より大きいもの、小さいものにその4つを分類する問題で、それぞれ1つずつは比較的スムーズに答えを選ぶこともできたというのに、なぜか残るひとつだけは定規を合わせようとどれだけあれこれ言葉を変えて尋ねようと、いつまで経ってもどこに入れたらよいのかが決まらないようです。

定規を当ててみて、それが直角ではないことまで答えられており、それより広がっているか尋ねると広がっていないと答えるのに、どうしても「小さい」ところに入れられず(もちろん、2本の線が直角より広がっているのが大きくて、狭くなっているのが小さいということは扇を開いて見せたりもしながら確認した上のことです。)、その問題でその子はもう本当に本当に可哀想になるぐらい苦労していました。

おうちに帰ってからは普通に宿題をしているとのお母さまからのご連絡がありましたので、多分本当にどこかにずっぽりはまり込んでしまったのだろうとは思いますが…。

それにしても、ここ数日急に寒くなりましたので、レッスンをしていても風邪気味の子、風邪をひいてお休みの子が今週は何人もいました。
明日からは少しは気温も上がるようですが、皆さまどうぞご自愛のほど。

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2012年11月 2日 (金)

大好きな瞬間

先日のレッスンでのこと。
子ども達の多くは時計や時間計算の問題があまり好きではないようですが、特に小さい女の子たちは、どうやって考えるか様子を見ていると、しばしば目盛をひとつずつ数えて考えていることがあります。

例えば、2時37分の時計の絵が描かれていて、15分後は何時何分かと聞かれた場合、長針の37分のところから15個分目盛を数えて52分と答えるというような感じです。
もちろん、感覚のないままいきなり数字を足したり引いたりして答えだけが出るのは望ましいことではありませんから、分が増えていくのか減っていくのかを尋ねてみたり、気づかないかなぁとあれこれ言葉をかけてみたりして、それでも全くぴんとこない場合は、ある程度の期間、目盛を数えるのもよしとしています。

1年生の女の子で、やはり目盛を数えながら問題を考えていた子がいるのですが、どうも難しく感じているようでしたので、途中までやって、一旦ほかのことを先に進め、少し間をおいてから以前は苦労していた、時計の絵を見て、「○分たつと何時何分ですか」「○分前は何時何分ですか」の類の問題をやってみてもらうことにしました。

今回は表情を見る限り抵抗感はなさそうでしたし、1問目は一発正解。ただ、どうやら目盛を数えているようです。
2問目も解けたところで、改めて「30分たったらって、分は増えていくの?減っていくの?」と尋ねたところ、「増えていく。」との答え。
そこで、1問目の「5時28分」の問題の「28」のところをを指し、「30増えたらどうなる?」と尋ねたところ、「えっと、58。」と。そう答えたところで、先ほどマルをつけた答えの「58」のところを指して、「うん、58分やね~。」と言ってみたところ、一瞬、え?何言ってるの?という顔をした後、「あぁ~~!!」とぱぁっと表情が明るくなりました。

すると、その後は目盛を数えることなく、足したら60分を過ぎてしまう問題も、ほとんど手助けしなくても自分で考えて答えが出せるようになりました。

もやもやしていたものがぱぁっと晴れていくような、その瞬間の表情の変化は見ていてとても気持ちの良いものです。
何度その瞬間に出会っても、全く飽きることのない、本当に大好きな瞬間です。

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2012年11月 1日 (木)

どうしても許せなく思ってしまうこと。

自分でも面倒な性質だなと思うのですが、昔から「ずるい」ということに対して、どうしても寛容になれないところがあります。
もちろん、「ずるい」と言っても色々ありますから、さほど気にならないこともあるのだとは思うのですが、子ども達とレッスンをしていても、普通の大人ならここまで腹立たしく、悲しくなりはしないのではないかなと思うことがあります。

例えば、教室ではレッスンの終わりに飴を取ってよいことになっているのですが、ひとり2つまでと決まっていて、中には取らない子もいますが、大抵の子が1つか2つ結構喜んで取っていきます。
ほしい飴が何種類かあるときなどに「3つ取ったらダメ?」と聞く子もいますが、教室を始めて以来ずっと、そこは「2つまで」ということでお約束にしています。

しかし、時々こっそり3個以上取っている子がいるようで、ただ、レッスンの終わりの時間は次のレッスンの始まりの時間でもあるため、一人ひとりが飴を取るところを常に見ていることもできません。
過去に、別の子がその現場を何度も目撃していたようで、「飴って2つじゃないん?」とその子が帰ったあとに尋ねてきて、不正(?)が発覚。しばらくの間飴禁止になったこともありましたし、先日はどうも動きがアヤシイと思った子がいたので、次の週に様子を見ていたら、やはり3つか4つ握っていたようで、そのときは「2つまでよ。もしかして知らなかった?」と声をかけたのですが、残念ながら、その子は2つだということは知っているはずでした。
その出来事でその日1日ずっと悲しい気分で過ごすことになってしまいました・・・。

そして、このたび、宿題の不正(?)を見つけてしまいました。
過去には国語の問題集の記述の答えを丸写しして、指摘されてしどろもどろになった子もいましたが、今回はそれとは違いました。
このところずっと、宿題のページに貼ったはずの付箋の枚数がおかしいものの、尋ねると知らないと答えるので、何かの拍子に外れてしまうこともあるしなと、それ以上は追求せずにいた子がいまして、気になっていたので、前回は付箋が外れたらわかるようにして渡しました。

しかし、貼ってある付箋を何枚か外した上、やるところに赤鉛筆でマルをつけていたのを消しゴムで消し(赤鉛筆なので跡が残っていましたが。)、付箋が外れてもわかるようにつけていたマーカーの線まで消して普通に持ってきたのです・・・。

残念ながら、付箋が取れているだけなら知らぬ間に外れたとも言えたでしょうけれど、赤鉛筆やマーカーが勝手に消えることはありません。
しかし、頭ごなしに叱り付けるのはと思い、「ちょっとびっくりするようなことが起きてるんやけど、心当たりない?」と冷静な声で尋ねてみたのですが、真顔で「え?知らん。」と。
「宿題の付箋もっと貼ってあったんやけど。」と言ってもまだ知らないと。
そこで、消されてしまったページを開いて、「ここもここも宿題やったんやけど、なんで赤鉛筆もマーカーも消えてるんかな?お兄ちゃんかお母さんが消したんかな?」と。それでも「さあ、わからん。」と。

まあ、考えようによっては赤鉛筆を消すという、大人にはバレバレの行為をしてしまった上、それを見つけられ、予想もしていなかったことに内心ドキドキしていたのかもしれませんが、結局最後まで消したことを認めるでもなく、謝るでもなく・・・。

「あったの知らんかったんなら、今すぐやってちょうだい。」とつき返し、1時間中、その子とは険悪モードでのレッスンになりました。

勉強ができないということはもちろん怒るようなことではありませんし、「宿題をやるのを忘れた、ゴメンナサイ!」とかいう場合も多少は叱るものの腹は立ちません。
ただ、ズルをするというのがどうしても黙っていられないのです・・・。

もう少し寛容になるべきなんだろうと思う一方で、ズルをしても心が痛まないような人には絶対なってほしくないという思いは譲れませんし、また、最初は小さなズルでも、それが積み重なって、そのうち自分がキライになってしまうなんてことにもなってほしくないのです。

相手が大人なら、そんな大人とは付き合わないということで済むのかもしれませんが、これからまだまだどんな人生が待っているかわからない未来ある子ども達には、真っ直ぐ、それこそ「お天道様に恥じないような」人になってほしいなと。
まあ、もちろん、私もそんなことを胸を張って言えるような立派な人間ではないのですが・・・。
ホント面倒な性質だなぁと思います・・・。

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