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2012年9月26日 (水)

頭の中が垣間見えた。

まだ1年生なのに、算数が抜群によくできる、先日、割り算の余りの考え方についてブログに書いた子との今回のレッスンでのある一場面。

割り算の文章題の中に、ちょっと面白い問題があります。
虫かごの中に虫が7匹入っていて、足の数が全部で42本であれば、それはとんぼかクモかという問題なのですが、その問題を考えていたその子が、答えはあっという間に「とんぼ」と書いたのですが、式をどう書くか少し考え込んでいました。

まずは、7匹の「7」と42本の「42」の数を使って考えるのだと言ったのですが、どうもまだぴんとこないようでしたので、「なんでとんぼってわかったの?」と尋ねてみました。
すると・・・。

「あのな、クモやったら8本やろ?5×7は35で3が7個で21やろ?だから42ちゃうねん。」

ん??

「でな、とんぼやったら35と7で42やねん。」

ん?んんん??

多少言い方は違ったかもしれませんが、彼が暗記していない掛け算をかなりの速さで解いてしまう考え方の一端が彼の説明によってわかりました。

「8×7」の「8」を5と3に分けて、35と21を合わせて56、「6×7」であれば、5と1に分けて、35と7で42と考えているようです。
もちろん、説明してと言ったのでがんばって言葉にしてくれたのであって、きっとこの子の頭の中では自然とその工夫がされているということなんだろうと思います。
そして、7の段はいつもそう考えているわけではなく、きっとその都度瞬時に自分にとって簡単なやり方を探しているのではないかという気がしました。

しかし、この子には本当に数が頭の中で見えているんだろうなと改めて感じた驚きの出来事でした。

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