夏休みが終わりました。
昨日はあんな更新になってしまって申し訳ありませんでした。
土曜はもともと午前中に2コマ、午後から4コマレッスンがあるのですが、昨日はそれに加えて夏の間だけ一緒に勉強させてもらっていた高校生の子との最後のレッスンがあり、その後、月初めだったのでご連絡のメールや事務仕事があり(まあ、普段から計画を立ててやっていないからこういうことになるのですが…)、朝10時過ぎに教室に入り、レッスン後もそうだらだらしていたわけではなく、23時半に教室を出るという、年に数回あるかどうかの1日になりました。
昨日のレッスンはどうしたことが、すっぽりとどこかにはまり込んでしまう子が続出し、なんとか戻ってきてもらおうとあれこれ考えて働きかけてということも重なったため、恐らくいつも以上に脳の限界まで使ってしまったような感じで、帰ってからブログを更新するパワーはもう残っておらず…。
そんな昨日のレッスンで面白いな、でもなんとなくわからないでもないなと思った出来事があります。
どこかにはまりこんでしまった1年生さんとやりとりをしていたときのことです。
小さい子はまだ外で自分でお金を払って何かを買う経験をしたことがないという子も時々いて、たとえ小銭の話でもピンとこないという場合が時々あるのですが、昨日の子はお金は見たこともあってわかるというのですが、10円玉3枚は30円とわかるのに、5円玉3枚も30円となってしまい、そこから抜け出せなくなってしまいました。
1円玉15枚は15円ときちんとわかっているのに、なぜか5円玉3枚だけがぴんと来ないようなのです。
そこで、「10円玉3枚も5年玉3枚も30円ってなんか変じゃない?」と声をかけると、しばらく考えた後、今度は10円玉3枚が60円になってしまいました。(今思えば、5が3つを10が3つと勘違いして、そのせいで10が3つは60になったのかもしれませんが・・・。)
どうにか気づいてもらおうと紙に10円玉と5年玉の絵を3つずつ描いてもらい、まず10円の方を指していくらか尋ねると「30円」と。これなら大丈夫かと、次に5円の方を指して尋ねると「3円?」と。
う~ん・・・どうしたものか・・・。
色々やりとりをしたものの、どうにも抜け出せない様子だったので、ふと思いついて別の質問をしてみました。
「ねえ、100円玉1つと1円玉1つって交換できる?」
すると、すぐに首を横にふります。
「10円玉と1円玉なら交換できる?」
その質問にもやはりすぐに首を横に。
これで戻ってきてくれるか?と(どこかにはまりこんでいる状態から抜け出してくれるかと)
「じゃあ、5円玉と1円玉なら交換できる?」
そう尋ねた瞬間、こくりと頷くのです。
(え・・・・・・。)
驚きはしたものの、多分この子にとって何となく、ぼんやりとお金や数の感覚があって、100円と1円は全く別のものとわかるけれど、5円と1円は同じようなものということなのかもしれないなぁと、なんだか少し納得してしまいました。
これ以上無理矢理にわからせようとしても今日は無理かもしれないなと、その問題はひとまず保留にしたのですが、なかなか興味深い反応でした。
さて、明日は多くの子が始業式ですね。
みんな2学期も元気にがんばってくれますように。
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