なんだか楽しそう。
今日のあるレッスンで1年生の女の子とメートルの学習をしました。
長さの学習自体し始めて3回目ぐらいで、ようやくぼんやりとミリメートルとセンチメートルの関係が分かりつつあるところに更にメートルに進んで大丈夫かな?とは思いましたが、これを後回しにしてほかに進んでも、ほかが簡単かといえばそうも言えず、時間がかかってもいいのでやってみることにしました。
まずは巻き尺を渡して、「1m」と書いてあるところまで引っぱり出してもらいました。
次にそれが何センチになるのか、見ながら考えてもらいました。
引っぱり出したものの、まだ1年生で20を超える数になってくると、まだぱっとは閃かない様子で、10センチ、20センチと順々に見ながら考えていました。
そして、1メートルが100センチだとわかると、次は2m30cmまで出してもらい、それが何センチか考えてもらい、更に2m5cmなら…と何度かそれをした後、巻き尺なしで考えてもらおうかと思ったのですが、彼女を見ていると、引っぱり出しながら「うわぁ、長~い!」とか、机の下に引っぱり出した巻き尺が垂れ下っているのを見て「めっちゃ垂れてる!」とか、なんだかとても楽しそうなのです。
更に、反応を見る限り、これまで長さを体感する機会はそんなになかったのだろうとも感じましたので、もうしばらく巻き尺を使って進めることにしました。
何度も引っぱり出したり、定規を見たりしながら、ひとつひとつ問題を解き進め、最後の方に近づいてきたとき、巻き尺をこちらに取って、「じゃあこれ見ないでちょっと考えてみて。」というと、一瞬ためらった後「うん、わかった」と言って、少しの間静かに何かを考えていたようです。
その後ゆっくりと手が動き始め、巻き尺や定規を見ずに、3問連続で正解することができました。
イメージすることが得意な子と苦手な子がいるのは間違いありませんし、概ね女の子の方がその力が弱いことが多いように感じます。(もちろん例外は少なからずありますが。)
とすれば、イメージできるようになるまでもっと積極的に具体物を使わせてもいいんだなと、今日またそう感じました。
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