またぼんやりと考え始めたこと。
今日はイレギュラーの幼児さんのレッスンがあり、夕方少し出勤していました。
二卵性の双子さんで男の子と女の子なのですが、双子さんでもやはり、明らかに数に対する反応が異なります。
既に高学年になった子達でやはり二卵性の男女の双子ちゃんがいたのですが、その2人も男の子と女の子とでは理解や反応の速さ、得意とすることなどにはっきりと差がありました。
教室に来てくれている子達を見ていても、数量や図形などを頭の中でイメージ操作することが得意な子と苦手な子というのは比較的はっきりわかれるような気がします。
そして、イメージするのが得意な子達の多くは算数が得意で楽しそうにどんどん進んでいきますが、イメージするのが苦手な子達はそれに比べるとやはり随分うんうん唸りながら、ゆっくりゆっくり進んでいく印象です。
結局、それは脳科学の先生などに言わせれば脳の仕組みの違いとかになってくるのだろうと思いますし、苦手な子は努力してもなかなか苦もなくイメージできるレベルまでには至らないような気もします。(その代わりにイメージするのが得意な子達に比べて、例えば読解などが得意であったりというようなことがあるのだろうと思います。)
これまでも、イメージするのが苦手そうな子達には長めに教具を見せたり、絵を描かせたりと、それぞれの子が少しでもよくわかるようにとできる限り考えてきたつもりでしたが、もしかするともっと思い切った発想の転換というか、イメージするのが得意なタイプの子にはこういう教材でこういう進め方、苦手な子にはこういう教材でこういう進め方・・・みたいにしてしまうことも考えた方がいいのかもしれないと、まだぼんやりですが思い始めています。
得意な子達は楽しそうに進んでいきますからそれで構わないのですが、苦手な子達が顔をしかめたり、眠たくなったり、やりたくないなぁ、イヤだなぁ…そんな風に思わずに済むような学び方というのがあるのではないかなと。
もちろん、苦手そうだからといって、やり方を教えたり、とにかく反復させたりというようなことを目指するつもりは全くありませんが、しばしば難しい顔をしながら問題に取り組んでいる子達が、レッスン中もっと穏やかな顔で問題に取り組める時間が少しでも増えるように、更に考えていきたいと思います。
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