いよいよ本物なのかな?
もちろん、学校が始まって学校疲れが影響してくることを考えると、まだ確信を持つには至らないものの、夏休みの途中から、それまでとは随分変化が見えてきた気がする子がいます。
まだ低学年ながら、年長の頃から来てくれていたのでお付き合いはそこそこになるその子は、自信が持てないと何も言えなくなってしまい、こちらが怒っているわけでもなく、普通に尋ねたことすら黙り込んだままどんどん時間が過ぎていくということが少なくありませんでした。
更に、数量感覚がなかなか身につきづらそうで、それはあり得ないでしょう?と思うような答えを出してもピンとこないようで、絵をかいてもらったり教具などを見せたりして考えてもらっても、なかなか「あっ!」というようなひらめきがない様子でした。
もちろん誰でもみんな得手不得手、好き嫌いがありますから、どうしても算数が苦手な子、嫌いな子というのは存在するわけですし、この子はそちら側の子なのかなぁと思ったりすることもありました。
ただ、まだ小さいので決めつけはせず、様子を見ていこうと思っていたのですが、ここ何回かのレッスンはこれまで間違ってばかりだった問題にも随分安定感が出てきて、更に、時間はかかるものの、かなり面倒な嵩の問題もある程度正確に考えられるようになっています。
今週はかけ算の導入をしたのですが、声に出していうことがとても苦手だったその子が、ほんの少しためらっただけでちゃんとしっかり声を出して言うこともできました。
おうちの方もずっと心配しておられたものの、本人も変わろうとがんばっているようなので長い目で見てもらえたらとおっしゃっていて、おうちの方のその捉え方、接し方も素晴らしかったのだろうと思います。
いよいよ壁をひとつ越えようとしているのかもしれません。
今後どうなっていくか、楽しみに見守りたいと思います。
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