« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月30日 (土)

今日で6月もおしまい。

今日は何度かちらっと「コワイ私」が登場してしまう場面もありましたが、なんとかみんながんばってくれて、6月最後のレッスンも無事終了しました。
レッスン後に、遠方から帰省してくる友人を交えての中学時代の部活仲間との集いがあったため、レッスンを終えてバタバタとそちらへ向かい、楽しい時間を過ごして帰宅しまして、週末の疲れと少しのお酒もあいまって、もう頭が全く回っておらず…。
というわけで、今日は形だけの更新で失礼しようと思います。

書きたいと思ったこともあるのですが、特定の子のプライバシーにかかわるような内容でもあり(もちろん、書きたいことは批判とかではないのですが)、頭が働いていないときには書かない方がいいように思いますので、覚えていればまた改めて書かせて頂きたいと思います。
それではこれにて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月29日 (金)

気持ちのいい子

子ども達の性格は本当に千差万別ですが、レッスンをしているうちによい方に変化が見られる子がいます。
もちろん、もともと持っていた性質が何かのきっかけで表に出てきたということもあるかと思いますが、問題に取り組む際、何かにつけ焦ってこちらの顔をちらちら伺っていた子が、そんなのが嘘だったように落ち着いて穏やかな顔で問題に取り組むようになるというような変化は少なくありませんし、それに伴って、勉強に限らず落ち着きが出てきたり、自信が感じられるようになってきたりというようなこともあります。

そして、今日レッスンをしていたある子を見て、そういえばこの子も最初はこんなじゃなかった気がするなぁと思いました。
少し難しいとわ~わ~ぎゃ~ぎゃ~言っては私にたしなめられ、突き放され、いい加減に答えを書いては叱られなんてことが珍しくなかった子が、そういえばいつの間にか本当によく考えるようになったなぁ、ガツンと怒ることが全くというほどなくなったなぁと。
おまけに、その子は出した宿題もかなりきちんとやってきてくれるのですが、中にはもちろん難しい問題もあり、考えてきてもらった上で難しいところは一緒にやるようにしているため、何問かできていなくてもそれは全く怒られるようなことではないのに、「うわぁ、今日やばいねん!ここもここもできてへんねん。」と来るなり自己申告して引き続き考え始め、本当に一所懸命考えているのがわかるので、仮に時間内に全部終わらなくても構わないと思っていたのに、その子は全部終わらせるまでは終わってはいけないと思っているようで、時間が延長になっても文句ひとつ言わず、最後までしっかり考えてレッスンを終えてくれました。

初めて来てくれた頃の自分を見たら、きっと「え?こんなんやったん?」とさぞ驚くだろうなと思ってしまうほど、本当に変わったなぁと嬉しく見ていました。

さて、6月も明日でおしまい。今週も明日でおしまいです。
明日もみんなしっかりがんばってくれるのを楽しみにしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月28日 (木)

家に帰ってきてしまうとどうも…。

今日は書こうと思っていたことがあるような気がするのですが、21時閉店の大型書店に閉店までに行きたかったもので、更新は家に帰ってからだなと帰路につきました。

で、帰ってきてTVをつけたら、ちょうど錦織くんがウインブルドン2回戦の試合中で、思わずそれを見てしまい、その後食事を済ませたら、もうすっかり頭が働かなくなってしまいました…。(汗)

今日のレッスンでは、小さい子達ほどその日の、疲れ具合も含めた体調や気分とレッスンの出来が大きく関係しているなぁと、また感じました。
ニコニコ楽しそうにしているときは大抵の場合調子がよくて、来たときから眠そうであったり今ひとつご機嫌がよくなさそうな顔をしていると、大抵その日は今ひとつ…という感じなんですよね。

学校で体育があったり、これからはプールがあったり暑さも厳しくなったりと、疲れ具合のコントロールはさすがにこちらではできませんが、やはり少しでも楽しいと感じてもらえるよう、小さい子ほど教材やその提示の仕方に更なる工夫が必要なんだろうなと感じています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月27日 (水)

なんともいえない気持ち


今日のレッスンでのこと。
これまで長く通ってくれて、何度も何度もその子には言葉で伝えてきたつもりだったのですが、全く何も伝わっておらず、それどころか真逆の解釈をされていたことがわかりました。

もちろん一番は私の力不足が原因なので、それは反省もし、落ち込みもしています。
ただ、その子はある時期以降、毎回毎回ほとんど全く宿題をやってこず、当初はわからなかったのかと思って、分かりそうなところをもう一度やってみるよう促すと、結局ほとんど自力で解くことができるということが続き、そのうち、やればできるのになぜやってこないのか尋ねざるを得なくなり…。

でも、尋ねても黙り込むだけで答えず、怒られると不満そうな顔をしたり悲しそうな顔をしたりするのに、次の回はまた同じことの繰り返し。

自分で考えるのが嫌で、やり方を手取り足取り教えてほしいのなら、無理してうちに通わなくてもいいのだということもこれまで何度も話してきたのですが、どうやらその全てが伝わっておらず、その子のことが嫌いで私が怒っているように思い込まれていたことが今日わかりました。

正直なところものすごくショックでしたし、悲しくなりました。
実は今も悲しい気持ちのままなのですが・・・。

でも、結局は、通じ合えないと私が悲しく思っていたのは、正にその子に私の思いが何も通じていなかったからなのだなと、よくわかりました。
今日はこれまでのその子とのことを思い返して、反省すべき点は反省し、今後に活かしていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月26日 (火)

あ、そうか!と思わせる

子ども達とレッスンをしていると、少なからず出くわすのが、なんとなくぼんやりと、あんまり自信はないんだけど、これが答えかなぁ?という感じで、疑問符付きで答えをこちらに投げてくる場面です。

例えば、文章題を読んで、どんな式になるのか少し自信がないときなどに「これ足すんかなぁ?」というようなのもありますが、もっと簡単な例だと、計算をした答えがどこか不安で、「7?」というように、答えが合っているか尋ねてくるというような場面のことなのですが、そういうとき、基本的に私は一切合っているとも間違っているとも答えないようにしています。

あまりに頻繁に聞いてくるような子の場合はその子の性格などに応じて、必要だと思えばきびしく突き放すこともありますし、算数が苦手でその子なりにがんばっているような場合は少しだけ手助けをしたりもします。

ただ、基本的には、最後はどの子にも自分自身で「あ、そうか!」と思ってもらうことを目指して、できることを考えます。
今日のレッスンで年長さんが10までの引き算を考えていたときのこと、自信満々にさっと答えを書くところもあれば、少し考えて、それでも不安そうに答えを書いて、それが間違っているというところもありました。
間違えたところの問題を指して、例えば、「7-4」を間違っていたので、「7って上にいくつ乗ってるの?」と声をかけ、「2個!」と答えるのを確かめてから、「じゃあ、2個取ったらいくつ?」と。「5個!」
そこで、「うん。じゃあ、あと何個取るの?」と尋ねたところ、ぱっと顔が輝いて、「あ!3かぁ」と満足そうに答えを書き直しました。
あと2つばかり間違っていたところも同じようなやりとりをすると、3つ目には上のものをのけた時点で「あ、そうか!」とさっさと答えを直してくれました。

レッスンを通じて、できる限り、その子自身の頭に数を思い浮かべ、しっかり納得して自信を持って答えを出す経験を重ねてほしいと思っています。
そして、ああ、わかった!という快感を繰り返し繰り返し感じることで、自然と「しっかり考える習慣」が身についていくように思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月25日 (月)

最適なレベル

子ども達を見ていると、その子にとって興味が持てて、しかし、考えなくてもすぐにわかるというわけではない、そのちょうどよいレベルの問題を与えられたときには、本当に真剣ないい表情で問題に取り組んでくれるように思います。
もちろん、同じ子でもその日のコンディションでもそのレベルが変わったり、また、好きだったことも興味が薄れたりというようなこともあるわけですから、常に最適なレベルの問題を与えるということは、私にはまだまだ十分にはできません。

更に、多くの子が興味を示す問題でも、中にはそれに興味を示さない子もいるわけですから、本当にひとりひとりの子をじっくり見て、ある程度の期間一緒にレッスンをして、その上でその子にとってちょうどよいのではと思えるような問題の与え方を私なりに一所懸命考えるというのが現状です。

ただ、楽しい、面白いと思えることの方が身につきやすいのは間違いなさそうですし、同じ算数の学習であっても、見た目がクイズやパズルっぽく提示されている方が興味を示す子が多いのも事実です。

心から気にいった教材に出会って教室を始めたわけですが、この夏がくれば10年目になる節目の年。
昨日またひとつ歳も取ったところですし、この1年、節目の年になったなと言えるような年にできるよう、もっとがんばりたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月24日 (日)

またひとつ歳を取ってしまいました…。

今年はちょうど(?)日曜にあたったのですが、よかったのか悪かったのか、日曜なので結局ぐだぐだだらだらして過ごしてしまい、この1年もこんな風に過ごしてしまうんだろうか…とちょっとブルーな気分になっています。(汗)

残念ながら一緒に過ごすパートナーもおらず、日中は録画してあったサッカーを見たりしながらだらだらして、晩は実家で両親に祝ってもらいました。
もちろん、こんな歳になったら、もうめでたいというより、ここまで無事に過ごしてこられてありがとうというか、両親にいつまでも元気でいてくれてありがとうというか、そんな気分になるわけですが(できるものならもう歳は取りたくないですし…)、今年はフェイスブックで大勢の同級生やお世話になっている先生方などからたくさんのおめでとうメッセージを頂き、それは本当にありがたくて、幸せだなぁと思いました。

毎年毎年、気づけばろくにがんばりもせず、また歳を重ねてしまったなぁ…とそんな感じの繰り返しになっていますが、この1年こそは、来年の今日、この1年はちょっとはがんばったかもと思えるような、そんな1年にしたいものだと思っています。

さて、明日はイレギュラーのレッスンが2つばかりあり、出勤します。
明日からまたしっかりがんばって過ごしていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月23日 (土)

ちょっと不安になってきました…(苦笑)

先日書いた、そこに座った子がしばしば黙り込んでしまうとある机。

普段その机を使っていて黙り込んでしまう子を、先週、今週と可能な範囲でほかの机に座ってみてもらったところ、2週にわたり、比較的スムーズに、特に黙り込んでイヤなムードになることなくレッスンができたんです…。
今週は台風の影響で振替になった子もいたり、曜日や疲れ具合が違ったり、学習内容が違ったりもしていますので、まだその机のせいだと決まったわけではないのですが、これはもう少しの間様子を見てみる必要があるのかもと思えてきました…。

もちろん、その机を使う子がみんな黙り込んでしまうわけではありませんし、その机でも普通におしゃべりする子や常に絶好調でレッスンが進むという感じの子もいますので、単なる偶然だとは思うのですが。

とりあえずは黙り込んでしまいがちな子たちはもうしばらくの間ほかの机を使ってみてもらって、もしほかの机だと黙り込む度合いが下がるのであれば、変えてしまえばいいということなのかもしれませんので、もうしばらく経過を見たいと思います。

広ければ配置換えとかもできるのですが、いかんせん、かなり限られたスペースなもので、なかなかそれも叶わず。
今度は普段しゃべり過ぎて何度も注意している子に座ってみてもらいましょうかね。それで効果があったら驚きますけど。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月22日 (金)

なんだか楽しそう

この春から来てくれた2年生くんとのレッスンでのこと。

彼はうちに来るまでに少しプリント反復の教室に行っていたそうなのですが、やったことがあることは「こんなの簡単!」とノリノリでやるものの、文章題などになると途端にこちらの顔をちらちら見ながら、「たすんかなぁ、あ、引くんか?」というような感じで、なんとかここから抜け出してもらわねばと、しばらくは顔をちらちら見てきても一切ヒントは与えず、合っていても間違っていても表情に出さず、きちんと考えなければ、適当に答えを書いてマルをもらっても何の役にも立たないということを何度か話し、3ヶ月目に入りました。

数回前のレッスンでは、隣の子がやっていることを「あ、それもうやった!簡単やん!」とか言ったので、いざやらせてみると問題をきちんと読まずに答えて、正しく答えられず、とにかく早い段階で変わってほしいと、真剣に考え始めるまで少し突き放したように様子を見ていました。
そのうち目に涙をため始めたのですが、これまでの経験でここで手助けしてしまってはダメだと思っているので、そのまま様子を見ていました。
そして、その日はどうにかこうにか最終的にはちゃんと問題に取り組んでレッスンを終えてくれたのですが、おうちに帰ってから、もうイヤだと言い出すかもしれないなとも思っていました。

そんな不安を感じたことが2、3回あり、どうだろう、変わってくれるか、イヤになるか…と少し心配していました。
しかし、今日のレッスンでこれまでとは随分違う印象を受けました。こちらの顔を見て様子をうかがうことをしなくなり、更に、時間はかかってもしっかり考えようとしているのが伝わってきました。
そして、そのうち、嵩の大小比較の問題を真剣に考えながら、わかるととても嬉しそうに「おぉ~!こっちの勝ちや!」だとか「すごいなぁ、これ、勝てるんや!」とか、なんだかこれまでになく楽しそうなのです。

その姿を見ていると、もう変化が見え始めたのではという気がしました。
これからがますます楽しみになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月21日 (木)

どう気付かせるか

レッスンをしていて、どう手をつけたらいいかわからない様子の子や全く勘違いしてしまっている子などに、どうやって気づいてもらうか、どうやって理解させるかということを常にあれこれ考えます。
やり方を教えるのはもちろんとても簡単なことですが、教えられたことは印象に残りづらく、もちろん、何度も何度も反復させて覚えるまでやらせるという方法もあるわけですが、うちではその方法を取りたくないので、少しでも印象付ける方法、本人に気付かせる方法というのを、その場その場で考えます。

子どもの反応はやはりそれぞれ違いますので、苦手な子が多いところというのはあっても、みんな同じところで行き詰るということは絶対ありません。ですから、事前に準備するにもどうしても限界があるのです。

今日、中1の子がある作図の問題で行き詰っていました。
その問題は先週もわからず、もう一度考えてきてもらったのですが、それでも違う作図をしていたもので、やらねばならないことは三角形のひとつの角の二等分線がその角の対辺と交わる点を見つけるということなのですが、2つの辺から等しい距離にあるというところがイメージできないようで、それぞれの辺の垂直二等分線を作図し、その交点から大変に向かって垂線を下ろすということをしていました。

そこで、本当にそれが正しいのか、まずそれぞれの辺からの長さを測って見せました。
すると長さが違っていたので、それが間違っていることは理解したようです。
それでも何をすればいいのか気づかない様子なので、まずは目で見た感じでその2辺から等しい距離にありそうな点を1つ取ってもらったのですが、それでも気づきません。

三角形というのが完全に思考の邪魔になっているようでしたので、別の紙に平行ではない線を2本書き、この2本の線から等しい距離にありそうな点を3つ取ってみてもらいました。
次に、その点をつなぐとどんな線になりそうか線を引いてもらい、更に、引いた線が2つの線から等しい距離にあるかどうか簡単に確かめる方法があるけど、わかる?と尋ねてみました。

すると、少し考えて「折ったらいい」と言ったので、やってみてもらい、折ったら2本の線がどうなっていればいいのか確認しました。
「2本の線が重なったらいい」と答えられたので、折った紙を広げ、「この線はどうやったら作図できるのか考えて」と言って、しばらく待ちました。

すると1回目はまだ少し間違ったので、更に少しだけ言葉をかけはしましたが、ようやく正しく作図することができました。

もちろん、その子は既に垂線、垂直二等分線、角の二等分線、円の接線の作図の仕方は学習した後でしたので、そのどれを使えばよいかを選択すればよいだけだったのですが、選択を何度も間違えていたわけです。
その子に対して、これは角の二等分線でしょ?と言ってしまえば、すぐに答えに辿り着くことはできますが、自分で判断できなければ本当の力にはなりません。

ほんの1回やっただけで忘れずに頭に残るということはさすがに無理だと思いますが、あれこれ頭を悩ませ、2つの直線を眺め、同じ距離にありそうな点を取り、更にそこから折り目を付け…と回りくどい方法で答えに辿り着いたことで多少は記憶に残りやすくなり、何かのきっかけで思い出せる可能性も高まるのではないかと思うのです。

これはひとりの子に対してのひとつの方法でしかありませんが、手っ取り早い方法ではなく、回りくどく見えてもなるべく本人があれこれ考えて気付く方法をこれからも探していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月20日 (水)

ちょっと意外だったこと。

今日のあるレッスンでのこと。
小さい頃から通ってくれているものの、算数はどうにもこうにも苦手らしく、やってもすぐ忘れ、やってもすぐ忘れして、単純計算でも計算ミスの頻度は結構高く、文章題などではちょっと考えたらそれは絶対おかしいでしょ?というような答えを平気で書いてしまう子がいるのですが、今日もまた次々と、え?と思うようなことをしていました。

これまで何度もやっている小数の割り算の余りが元の数より大きくなっているところから始まり、グラフを見て、1分に200メートルの速さで進むと5000メートル進むのに何分かかるかを、これまたとっくに割り算の筆算もやっているというのに、延々と掛け算の筆算で200×10、200×20、200×22、200×24・・・と試して探している。
1メートルが16グラムの針金が400グラムは何メートルか考えるのに、いきなり400×16としている・・・。ともう1つ1つ、この子の頭の中では全く何もイメージされていないんだなと、こんな状態で算数をするのはさぞつらいんだろうなと思っていました。

しかし、まだ小学生ですから、そして、全くできていないというのでもないわけですから、何か効果がある方法はないのかとあれこれ模索しています。
そして、今日立て続けにおかしな答えを連発していたので、線分図を描かせ、元の長さに対して聞かれていることの長さはどのぐらいか表してもらうと、一度ではうまくいかず何度か描き直してはいたものの、大体合っているのです。
そして、図に表すとさっきまで全くとんちんかんなことをしていたのが、何をすればいいのか気づくことが何度かあったのです。

絵や図を描いて考えていいと普段も言っているのに滅多に描こうとしなかったため、量の感覚が伴っていないから描けないのかしら?と思っていたので、図である程度正しい比率の線分図をかき表すことができることは少し新鮮な発見でした。

これからはしばらく意識的に、図に表せそうなものは常に必ず図を描いてもらうようにしてみようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月19日 (火)

今日はレッスンをお休みしました。

今日は朝比較的早い時間からずっと警報が出ていて、ちょうどレッスン時間帯に一番ひどくなりそうな予報でもありましたので、念のためレッスンはお休みにさせて頂き、明日以降に振替させて頂きました。

確かに一時的にかなり雨風が強かった時間帯もあったような気もしますが、結局はさほどのこともなく通り過ぎてくれたようですね。
後になってみると、レッスンできたかもなぁと思わないではありませんが、子どもが外にいるときにちょうど突風が吹いたなんてことがあったら、それはもう大変ですから、お休みしてよかったのだと思うことにします。

振替などの調整もあり、午後から数時間は出勤していましたが、いつもより早目に帰路につき、帰りにスーパーに寄ったところ、普段は23時まで開いているスーパーも今日は19時で閉店するとのアナウンスをしていて、これは本当に結構大きな台風が近づいてきているんだなと思ったのですが、少し進路が変わったんですかね?

警報が出ると子ども達は学校が休みになって喜び、おうちの方の多くは突然のお休みで予定が狂ってバタバタされるという感じだったことと思います。皆さまおつかれさまでした。
明日からまた、みんな元気に来てくれるのを楽しみにしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月18日 (月)

ようやく少し動き出しました。

もうずっと長らく教材のことをどうしようかあれこれ考えながらも、手をつけては頓挫、また考えてちょこっとだけ作ってみるものの、大きな枠組みでとなるとアイディアがまとまらず、その間にも色々な子ども達との出会いがあり、直接仕事には関係なさそうないくつかの本との出会いもあり、今ようやく、まず何を作りたいのかの方向が少し定まったような気がしています。

教室をしていて、子ども達を見ていていつも思うのは、どの子も少しでも楽しく学べたらということで、計算ドリルなどの単純計算の宿題がキライだった自分自身のことを思い返しても、また、教室でパズル系の問題になると燃える男の子たちを見ていても、目指すところは同じでも、そこに至る方法が退屈であまり気乗りがしない方法であるか、楽しそうでワクワクする方法であるか、もし選ぶことができるならきっと誰もが後者を選ぶだろうなと。

そして、楽しいこと、ワクワクすることは身につきやすいというのも間違いない事実であり、更に、小さいうちに、気付かないうちに試行錯誤する力、色々な視点で見る力、推測する力などを伸ばすことができるなら、それはとてもステキなことだろうなと。

もしかするとひとりよがりで、作ってみたらそうでもなかったな…ということになる可能性がないこともないのですが、まずは手をつけてみて、進みながら考えてみようと思います。(なんだか抽象的ですみません。多少でも形になったらまた書かせて頂きます。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月17日 (日)

昔の記憶(休日の話題)

今日はオフでした。
父の日だったので、何を贈ろうか悩んだのですが(例年、父の日や父の誕生日は何を贈ればよいものか頭を悩ませるのですが・・・)本人に聞いても「なんもいらん」としか言わないのはわかっていますし、今年は食べたらなくなってしまうものでいいかなと。

というわけで、お寿司やお刺身が好きなのでお寿司と、子どもの頃の記憶では父の好物だった「赤福」を買いに行きました。
ただ、子どもの頃の記憶というのが実は間違っていたということが最近何度かあり、やや不安だったものの、まあ、嫌いということはないだろうと、それらを携えて実家へ行きました。

家族で食事をしながら、買っていったお寿司に入っていたお酢でしめられた小鯛の握りを食べたとき、新たな記憶が。
そういえば、私が小学生ぐらいの頃、小さな樽に入った「小鯛の笹漬け」が父の好物だったような気がするなと。
そして、更に、瓶詰めのウニも好きだったような気がするなと…。

思い出してそれを言うと、ああ、そうやったなと。あの小鯛は昔は福井の方でしか売ってなかったのだと、少し懐かしそうに話してくれたのですが、私の記憶ではその小鯛の笹漬けなるものは、父が好んで食べていたのはもちろんなのですが、兄も好きだったような気が。なのに、私はほとんど食べた記憶がなく、なんとなくですが、私には食べさせてもらえなかったような記憶があるようなないような。

それを父と兄に言うと、2人は確かに食べていたと。そして、私が食べていなかったのはどうしてか覚えていないと。
酢の物とかは好きでしたし、お刺身も好きでしたから、どうして私はそれを食べられなかったのかよくわからず、ただぼんやりした遠い記憶では、それは小さな小さな樽に入っていてそんなに数があるものではなく、父が好物なのを知っていたこともあり、食べたいと言えなかったような…。

恐らく最近は簡単に手に入るようになっていると思うので、久しぶりにどこかで買って、今度実家に持っていって、今回は私も一緒に食べさせてもらおうかなと思います。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月16日 (土)

絵を描かせるかどうか

教室を始めるきっかけになった学習法とそれを考えられた先生との出会いがあって、その学習法では数を1つ1つ数えることは基本的にさせず、なるべく視野を広くし、数もかたまりで捉えることを心がけさせるというものであり、また、頭の中でイメージさせることをよしとするものでした。

その方法でレッスンを進めると、算数が得意な子、好きな子の場合は驚くほどの力を発揮して、ぐんぐん伸びていくことが多く、また、もともとは平均的かそれほど得意そうでもなかった子でも、うまくはまると見違えるように伸びるということも少なくありませんでした。
そういう子たちを数多く目にし、この方法は有効なのだという思いは強くなった一方で、一定割合で、どうしても頭の中だけでイメージすることが困難な子、数量感覚がなかなか身につかない子などもおり、そういう子達にも時間がかかってもなんとかイメージさせようと努めた時期もありました。

その学習法を考えられた先生があるときおっしゃったのですが、その教材を使っても「箸にも棒にもかからない子」がいるでしょう?と。
その先生のところではそういう子たちは自然淘汰されていき、また新しい子を入れるのだとおっしゃっていましたが、その点はどうもすっきりしないところではありました。

もちろん、これまで何度も書いているように、子ども達はそれぞれ異なる能力、興味を持っているので、どの子にも必ず効果がある方法というのは恐らくないのだろうと思っています。
例えば、ひとつ例を挙げるなら、絵を描いて考えるというのは確かにかなり広い範囲の子に効果がある方法だと思いますが、絵を描くことが苦手な子、キライな子というのもいるわけですから、やはりどの子にも必ず合うとは言えないのではないかと思うのです。

ただ、今頃になってようやく、イメージする力が弱い子にはもっと積極的に絵や図を描かせるようにすればいいんだなと思えてきました。
教室を始めた初期に来てくれて、算数がかなりよくできるようになった男の子は、どんぐりの文章題をやらせても、問題を読み終えたら答えが出てしまうような状態で、その彼にわざわざ丁寧に絵を描きなさいという必要はないなと感じたことがありました。
イメージする力が優れている子は頭の中にその状況が描き出されるので、それを紙に描き写さなくてもわかってしまうということなのかもしれません。
もちろん、複雑な問題になってくれば、言わなくても簡単な絵を描いたりはしていましたから、そういう子はそれでいいのだろうなと。

一方で教具などを見せてなんとかイメージしてもらおうと思っても、どうしてもそこで足踏みしてしまうような子にはむしろ描くことをこれまでよりもっと勧めるようにしようと、そう思うようになりました。
そうすることで、算数が苦手な子達が今より少しでも算数が好きになってくれたらいいなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月15日 (金)

えええ?どうして?(笑)

今日のレッスンでのこと。
このところ、何人かの子が嵩(リットル・デシリットル)の学習をし始めているのですが、その単元に入る前にはそれぞれの子にますを渡して、デシリットルます何杯で1リットルになるか、10ミリリットルます何杯で1デシリットルになるかなどを家で色々確かめてみてねと言って、ますの大きさごとの呼び名などを書いたプリントも一緒に渡すのですが、1週間後、おうちでやらぬまま来る子が何人か続きました。

今日の子はもともと数量感覚がやや身につきづらいようで、長さなども何度も何度も定規を見ながら問題に取り組み、それでも四苦八苦していたので、実際に確かめずにレッスンをするのはあまり勧められないなと、手洗い場にますを持っていき、初めにデシリットルますの一番上の目盛まで水を入れ、そこまで入っていることを確かめさせて、その水をリットルますに移し替え、「これで1杯ね。」そして、あと2杯まで私がやって見せながら、3回しっかり見て確認をさせて、同じようにやってこの目盛まで何杯でいっぱいになるか確かめてねと言って、他の子のレッスンに戻りました。(まあ、すぐ側ですが。)

水の音と移し替える音が聞こえ、しばらくしてニコニコしながら戻ってきたその子に「何杯だった?」と尋ねると、ニコニコしながら「9杯!」と。
え?(笑)
(まあ、数量感覚のある子なら、ここで10杯でいっぱいになるんだろうと見当がつくのではないかとも思いますが・・・。)

「う~ん、それ、ちょっとおかしいなぁ。ちゃんと目盛確かめて入れた?」と尋ねても本人は頷くだけ。
仕方ないのでもう一度やってもらうことに。しかし、今度は「9杯と半分」との答え。
これは困ったなと、もう一度そちらに行き、リットルますの一番上の目盛まで水を入れ、そちらからデシリットルますに移してみることにしました。
5杯目まではやってみせて、続きをやってねと言って戻ってきたところ、次に返ってきた答えは「12杯!」
・・・・・・・・・。

幸いお手伝いの先生が来てくださっている時間帯だったので、先生についてもらってもう一度1回1回確認し、最終的にはそれぞれが10杯で1杯になるということは確認できたのですが、う~ん・・・どうして?(苦笑)

ただ、その作業ひとつ取ってみても、数量感覚があるか、数に興味があるかなどがわかるなと思います。
リットルますの一番上の目盛には1000という文字が書かれており、デシリットルますだと100と書かれていますので、確かめせずにますを見ただけで、「これ10杯でこれになるんや!」と気づく子もいる一方で、今日のようにその数字に全く意識が行かない子もいるわけです。

数が10で繰り上がっていくことを学び、長さの学習では10ミリで1センチになることも学んでいれば、繰り上がりは10、100などきっちりした単位で起こることになんとなく気づく子がいる一方で全く気付かない子もいるわけです。

もちろん、みんなそれぞれ興味の対象も能力も違うので、何も不思議なことではないのでしょうけれど、なかなか気づかない子がもっと「あ、そうか!」と気づくようになるもっと有効な働きかけというのが見つけられればいいのになとしばしば思ってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月14日 (木)

ちょっと嬉しかった。

小さい頃から来てくれているのですが、どうしても数量感覚が身につきづらく、一度やったこともすぐに忘れてしまうという子がいます。
もう高学年になり、内容も難しくなってきたので、少し心配でもあるのですが、よくわからないから好きになれない、好きになれないから宿題もあまり真剣に取り組まない、その状態でレッスンに来てもレッスンでもなかなか集中して考えてくれないという、少し困った状態です。
学校の学習内容はどうにかこうにか先に予習をし、時々振り返りをしつつ進んでいるものの、では実際のところどれだけ本人の力になっているか、どれだけ頭に残っているかは不安の残るところでもあります。

先日のレッスンで、円周の長さを求める学習があり、それが少し進んで4分の1の扇形の周囲の長さや、円弧と直線で描かれた図形の周囲の長さなどの比較的簡単なものを求める問題になりました。

4分の1の円弧は、やり方を見ながらだったとは思いますが、教えなくても手順通りきちんと解いて答えが出ていたのですが、次のページで同じように4分の1の円弧を求めようとしたら、もう全くめちゃくちゃなことをしようとします。
そこで、前のページに戻ってもいいからと言ったのですが、どうしたことかもう全く自分で解いた式の手順さえも説明できなくなっているのです。

その子が算数が得意でないこと、好きではないことはわかっていますから、そういうことも踏まえた上で、それでも真剣に取り組まないと、やり方を見てやっては忘れ、またやっては忘れしていては時間も無駄になってしまうという話をし(これまでにも何度となくしていますが)、新たな問題の宿題ではなく、次回までに4分の1の円弧を求めた手順をきちんと説明できるようにしてくるようにという宿題を出しました。

そして今回のレッスン。これまでのその子を見ている限り、算数に関することは本当にすぐなんでも忘れてしまうようでしたし、宿題すらしばしば「あ、忘れとった」というような感じですので、大きな期待は抱かず、「これ、説明できるようにしてきた?」と尋ねると、「あ、うん、えっと、ここが~~センチやからこっからここが~~センチで、それに円周率かけてここ(円周)が出てきて、それを4で割ってここ(4分の1の円弧)が9センチ」と、本当にきちんと説明ができたのです。

実はとてもとても嬉しかったのですが、「うん、そうやね。だったらこれできるよね?」と前回全くお手上げになってしまった問題をもう一度やらせてみると、今日はすんなりでき、ほかの問題も時間はかかりながらも(計算自体時間がかかるのと、計算ミスが多いためなのですが・・・)きちんと解くことができました。

説明できるようにするというのがこんなに効果があるのだと、改めてしみじみ感じました。
これからも機会を見つけて、そういう取り組みをしてもらうようにしようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月13日 (水)

若いって素晴らしい!

今日のレッスンでのこと。
先週レッスンに来たときには、こけて怪我をしたとのことで、かわいらしいお顔まで擦り傷のかさぶたができていた1年生さんがいました。
ちょうど鼻の下あたりで、それを見られるのが恥ずかしいらしく、レッスン中もしきりにそこを手で隠したりしていて、こんなに小さくてもこんなに恥ずかしがるもんなんだなぁと、なんだかかわいらしく思っていました。

で、1週間経った今日、レッスンに来た彼女の顔はそこをじっと見つめないとわからないぐらい、もうかさぶたはキレイにとれて、怪我のあともほとんど目立たなくなっていました。
たった1週間でこの治りっぷり!ほんとにびっくりして、お母さまがおられる前で「すごい。もうほとんどわからなくなったね。若いっていいね!」と言ってしまったところ、大笑いされてしまいました。(笑)
でも、多分私だったら、かさぶたができてから数週間は治らない気が・・・。ほんとに日々どんどん、ぐんぐん成長しているんですね、子どもって。

そんな子ども達と一緒にレッスンできることを本当にありがたく、幸せに思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月12日 (火)

偶然??

先日ブログに書きましたが、気になるある机。
今日はしばしば黙り込んでしまう子のひとりがその机を使う日だったのですが、身長を考えても、いつもとは高さの違う机でも大丈夫かなと思える子だったので、ためしにいつもとは違う机を使ってみてもらうことにしました。

レッスンに来たその子に「今日はここね。」といつもと違う机を指すと、この前の話を覚えていたからでしょう、珍しくいきなりちょっとくすっと笑いました。
そしてレッスン開始。
おうちの方のお話では図形がキライだとのことで、図形の問題をやtrているとおうちでも不機嫌になることがあると伺っていて、今日もまだ先週に引き続き図形の問題。
先週はひと言いえば済むことさえ言ってくれずに最後は筆談のように(私はしゃべっていましたが)なったというのに、今日は極めてスムーズ。
途中、ちょっと勘違いしていたところで問いかけても、今日は声は小さいもののすぐに答えてくれます。
結局最後まで好調を維持し、黙り込むことなくレッスンが終了しました。

お迎えに来られたお母さまもいつもと席が違うことに気づかれたので、今日は絶好調なんですというと大笑い。
う~ん、偶然?いや、偶然だと思うけど…。とりあえず2、3回続けて様子を見てみることにします。
なんとも不思議な気分…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月11日 (月)

不安そうじゃなくなったね。

年長の終盤から通ってくれるようになった現在1年生の女の子がいます。
初めのうちは楽しそうだったのですが、ほどなく、不安そうに答えを尋ねてくることが増えてきて、更に小学校に入学してからは学校に慣れていない時期だったこともあるのか、それまでできていたこともできなくなり、おうちの方も心配しておられたということもありました。

レッスンを通して感じたのは数量感覚が身につくのに少し時間がかかるタイプの子なのかもしれないなということだったので、教具を見せる時間を長くし、簡単に手助けはしないけれどとにかくなるべくじっくり待って、考えられるようになってくれればと思いながらレッスンをしてきました。

すると、このひと月ほど、まだ時間はかかるものの、頭の中に教具が思い浮かべられるようにもなり、20までの繰り下がりのある引き算も、ぶつぶつと「18は5と5と5と3だから、3個とったら15で、そこからあと4個とったら…」などと言いながら考えられるようになりました。
当初はかなり時間もかかり、ミスも少なからずあった積み木の数の問題も随分正確にできるようになってきて、何より、それまでは不安げにこちらの顔をちらちら見てきたり、答えを確認してきたりしていた頻度が減ってきたように感じていました。

そして、今日、先日欠席した振替のレッスンがあったのですが、更に成長したのが感じられるような、不安そうな顔は全く見せることなく、むしろ少し自信さえ感じられる表情になってきているように見えました。

この子に限らず、きちんと考えられていないときには、子ども達はしばしば適当なことを答えて大人の反応を伺ったり、やたらと焦ったり、不安そうにしたりということがありがちです。
そういう子たちにはなんとしてもゆっくりじっくり自分の頭で考えて、ああ、こうか!と思いながら答えられるように、私なりにできることをしていくようにしています。

そして、落ち着いて考えられるようになった子からは不安そうななんともいえない表情は消えていくというのも、これまでの経験から確かに感じていることでもあります。
考えられるということが子どもの心の安定にもとてもとても大切なことなんだなということをしみじみ感じます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月10日 (日)

オフでしたので。

結局ずっとスポーツ観戦三昧の休日になってしまいました。
全仏オープンも佳境に入り、更にユーロ2012も始まってしまったため、録画分がたまる一方で、家にいる大半の時間をテレビの前で過ごしてしまいました…。

今週は火曜に日本代表のオーストラリア戦もありますね。
それはさすがにレッスン時間の加減で録画で見るしかなさそうですが、がんばってくれることを祈りたいと思います。
というわけで、本日はこれにて…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 9日 (土)

まさかとは思うけど…。

実は最近、そんなことはあり得ないよなぁと思いながらも、ちょっと気になっていることがあります。

これまで何度かレッスン中黙り込んでしまう子がいるということを書いたかと思いますが、色々思い返してみると、黙り込んでなかなかしゃべってくれなかったり、調子が悪くてなかなか進まなかったりという子が、教室に6つある小学生用の机の特定の席に座った子に多いような気がするのです…。

この前からちょっと気になり始めていたのですが、今日たまたま、以前は黙り込んでなかなかしゃべってくれなかった子のお母さまと少しお話しする時間があり、「相変わらずしゃべりませんか?」と尋ねられたので、「いえ、学年が上がってからですかね、最近はよくお話ししてくれますよ。」と答えたとき、あれ?そういえばこの子もそれまでこの席に座っていて、年度が変わって座る場所が変わったらそれまでのことが嘘のようにおしゃべりし始めたような気が…と。

もちろん、そんなことはあり得ないとは思うのですが、黙り込んでしまう子の多くがその席に座った子なのです。
偶然の一致にしてはちょっと気になるなと…。

まさかそんなことはないと思いますが、近いうちに机の場所を入れ替えるか、これまで何度も黙り込んでしまっていた子たちを違う席に座らせてみるかしてみようと思ってしまいます…。
席を変えただけでしゃべれるようになったら、それはそれでびっくりし過ぎますが、万が一あり得ないことがあったりしたら、そのせいでレッスンがスムーズに進まないのは困りますし…。とりあえず試してみようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 8日 (金)

日本快勝。

今日は夏風邪でお休みの姉妹さんがいたので、いつもより人数少なめのレッスン。
お天気も悪く、また、湿度も高めで、小さい子達は若干不調な子もいましたが、まあみんながんばってくれました。
5年の男の子で、教材が順調に進んだため、国語のかなり難しい文章を読んでいる子がいたのですが、一緒にレッスンしながら、よくこれをここまでやったよなぁと思わずにはいられませんでした。

さて、今日はレッスン終了直後にサッカー日本代表、アジア最終予選の第2戦があったので、大急ぎで片付けて前半は教室で観戦。前半で余裕のリードとなったので、ハーフタイムに帰路につき、続きを自宅で見ました。
ホームだったことや、早い時間に先制したこと、更に早い時間に相手が10人になったことなど色々な要素が重なったと思いますが、それでも最終予選で6-0の快勝。
第1戦に続き第2戦もこんなにのんびりムードで見ていられるなんて!という感じでした。

しかし…中3日でオーストラリアまで行って試合があるというのに、吉田選手が負傷離脱してしまいました。
これはちょっと痛いですよね…。
でも、なんとかがんばってほしいものです。

さて、明日は土曜。
まずは明日までしっかりがんばります!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 7日 (木)

気付くかどうか

今日のレッスンでのこと。
速さの学習をしていた子を見て、ああ、この子は感覚があるんだなと改めてちょっと安心し、嬉しくなりました。

というのは、40分で6キロ走るとき、1時間で何キロ走れるかというような問題を何も説明しなくても、3×3で9キロというような考え方をしていたりというように、ちゃんと「気付いて」いたのです。

一般的に、40分で6キロ走るとき、1時間ではと問われると、普通は6キロを40で割って60倍するということになります。
もし仮に、1時間で12キロ、20分ならと言われても、12キロを60で割って20倍するというのが「普通」の方法です。
しかし、ここで感覚がある子、何か工夫できないかなと考える子などは、1時間は60分、20分はその3分の1だから、「12÷3=4」と、場合によっては式すら書かずに解いてしまうわけです。

今はわかりやすいように簡単な数字で例を挙げさせて頂きましたが、速さの学習などでは時間を分に直したりというような換算もしばしば必要になりますが、例えば3分の7時間は何時間何分かというときにも、2時間はどの子もわかるとして、残り3分の1時間は60倍して計算する子がいる一方(うちでは滅多に見かけることはありませんが)、時計の文字盤の3分の1だから20分と、計算するまでもなく答えが出る子もいるわけです。

そういう感覚というのは、もちろん、小さい頃から持って生まれたんだろうなと感じるほど優れている子がいる一方、がんばってもなかなか感覚が身につかない子がいるというのも事実です。
ただ、そういう感覚をあまり生まれ持ってない子であっても、小さいうちからあれこれ考える、具体物を通して実感する、絵を描くなどして積み重ねてきた子は、ある程度伸ばすことができるようにも感じています。

だとすれば、長い目で見れば、特に幼児、低学年の時期はそういう力を育てることに重きを置くべきなのではないかと感じます。
早くからお勉強の習い事をさせるご家庭は、少なくとも愛する我が子のためを思ってということなのではないかと思います。
であれば尚更、小さいうちから反復して徹底的にテクニックを覚えこませるより、たとえ時間がかかって回りくどく感じたとしても、感じる、考える、納得する、そういうことに重きを置いて学ばせることが、愛する我が子にとって、近い将来大きな力になっていくのではないかと。

今日のレッスンで改めてそんなことを考えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 6日 (水)

余談ですが・・・。

レッスンは概ね平和に(局部的に平和ではありませんでしたが・・・)、みんながんばってくれたのですが、今日はいきなりのどうでもいい話題で失礼します。(汗)

買い置きがあると思っていたのですが、赤鉛筆がいつの間にか残りあと1本になっていることに先日気付きました。

以前、二度ほど、注文したら文具や事務用品がすぐ届く某サービスで箱で注文したことがあるのですが、たまたまなのかわからないものの、中で芯が折れまくっていたようで、削ると折れる、また削っても折れるということが続き、あっという間に減っていってしまったので、がしゃがしゃ動くような状態で運送便で運ばれるのは危険なのかもと、それ以来文具店などで購入するようにしていました。

で、まだあると思っていたら、え?ラスいち?という感じで、買いに行かなくてはと思ってはメモするのを忘れ、出勤しては、あ、忘れてた…ということを数日続けてしまい、だんだん赤鉛筆の長さが危険水域に。(汗)

ある意味一番大事な仕事道具でもありますから、今日は仕事を大急ぎで片付けて隣駅の駅ビルにあるそこそこ広い文具売り場へと足を運びました。
普通の鉛筆や塗り絵などをするための色鉛筆などは箱でもバラでも見つかったのですが、なぜか朱色の赤鉛筆(?)が見つかりません。
閉店時間まであまり余裕もなかったので、お店の人に尋ねると、私が見たあたりを見回し、更に在庫の引き出しを開け、あれは見覚えがあるぞ?という「青鉛筆」の箱は3つほど、ほかにも普通の鉛筆は色んな種類がたくさん入っているのを見た後、店員さんが言いました。

「すいません。今、赤鉛筆在庫を切らしているみたいで…。」

えっとですね、冷静に考えて、今日1日で赤鉛筆が大量に売れたとか考えにくくないですか?
おまけに、塗り絵などをするのではない、マルつけ用の赤鉛筆は小学校低学年などでは必ずというほど必要なものではないのでしょうか?
それが、バラ売りのものすら在庫が切れており、おまけに尋ねて初めてそれがわかるって、どうなんでしょう?
たまたま不慣れな店員さんだったのかもしれませんが、なんだかなぁという気分でその場をあとにしました。

というわけで、明日どこかで手に入れねば!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 5日 (火)

楽しいと思えるかどうか

子ども達を見ていると、まあ、当たり前なのですが、楽しい、面白いと感じることにはとても前向きに取り組んでくれますが、キライ、難しいと感じることは、仮にそれがさほど難しいことではなくても、なかなか思うように進まないようです。

好きだからできるのか、できるから好きだと感じるのか、どっちが先かはわかりませんし、どっちの場合もあるのかもしれませんが、算数がキライな子、苦手な子に対して、どうすれば少しでも楽しい、面白いと感じてもらえるのか、それはすごく悩ましいところでもあります。

うちの学習の進め方は、主に具体物を使いながら、自分自身で考え、感じ、気付いていくというものですので、苦手な子でもある程度はできるようになりますし、学校の算数でもお手上げというような状態になる子はまずいません。
また、計算だけはできるけど、文章題になるとお手上げというような子は全くいません。(文章題ができない子は計算自体もかなり苦労しているということはありますが。)

子どもそれぞれの興味や能力の差があって、教室で算数で苦戦している子も、他の科目などでは力を発揮しているのかもしれませんし、そうであれば、十分素晴らしいことだと思いますが、それでもやはり、教室に来てもらっているからには少しでも楽しく、少しでもよく理解してもらいたいなと思います。

女の子達に何人か、いつも難しそうな顔をして、なかなか思うように進まない子がいるので、どうしたらその子たちがもっと楽しく取り組めるのか(難しい顔をしながらもがんばろうとしてくれているのはわかるのですが)、もっともっと考えなければと思う今日この頃です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 4日 (月)

すごく大事な瞬間だったのかも。

先日のレッスンでのこと。

この春から通ってくれるようになった1年生さんで、あいさつをしたり、それがなんでもないことであっても、何かを言わねばならないということがすごくプレッシャーになるらしく、少し前にはお月謝を渡すように言われていたのに、無言で机の上に置いたので、「これ、もらっていいの?」と聞いても無言。
それも、緊張しているのかもしれませんが、もじもじするとかではなく、無表情で少しこちらをにらんでいるようにさえ見えます。

私が先生だからとか大人だからとかいうことではなく、それがお友達にだったとしても、「お願いします」とか「どうぞ」とか言うのが恥ずかしくたって、何かを渡すときにはせめて「はい」と言って渡すのがマナーではないかと思うので、その子にもそう話したものの、全く口を開こうとせず。
挙句、お月謝袋をファイルにしまい直し、どうするのかと思えば、お母さんが来られてから、「こんなん渡すのイヤや!」とぶつぶつ八つ当たり開始。

もちろん、お母さんに甘えているのもわかるのですが、おまけにお母さんがすごくすごく穏やかで優しく、励ましたり、一緒に言ってあげるからと声をかけたりしても、ずっと悪態をつき続ける始末。
その様子にだんだん腹がたってきて、もうその日はレッスンをやめようかとさえ思ったのですが、お母さんの説得でどうにかこうにか蚊の鳴くような声で「おねがいします」と(しかし顔は見てくれませんでしたが)差し出しました。

そして、今回のレッスンで、レッスンが始まるなり、ファイルから宿題のプリントを取りだして握ったところでフリーズ。
もちろん、それを私に手渡したいのだということはわかったのですが、前回も恥ずかしかったら「はい」とだけ言ってくれたらいいと話してありましたし、どうするのかしばらく様子を見ていました。

目が合うと逸らす。プリントを握りしめたまま、何か口の中でぶつぶつ言っている様子で、それでもその先に進まず。
再度前回話したのと同じことを言って待っていたのですが、5分経ってもそこから進まず。
どうしようかなぁ、でも、なんかここが大事なところのような気もするしなぁと、様子を見ながら10分近くが経った頃、消え入りそうな声ではありましたが、そしてやはり顔は全然見てくれませんでしたが、「おねがいします」というのが聞えました。

本当なら「よく言えたね~!」と大いに褒めるのがよかったのかもしれませんが、「はい」ということさえままならない子に、ほかの子もいる前で、大袈裟に褒めるのはかえって嫌がるかも…と思ってしまい、「はい」と言って受け取っただけになりました。

たったそのひと言をいうのに、その子の中で10分近くの葛藤があり、私は「はい」でいいと言ったのに、きっとお母さんに「お願いします」といって渡しなさいとでも言われていたのでしょう。その言葉を言うためにきっとすごくすごく勇気が要ったのでしょう。
10分近く待って、すごくすごく大事な瞬間に出合えたんだなと思うと、無表情でぶすっとしているその子の表情が少し可愛く思えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 3日 (日)

テレビ観戦三昧

今日はオフでしたので、録画してあった全仏オープンの気になる試合を何試合見て、その後、先日あまりちゃんと見られずに終わったキリンカップのアゼルバイジャン戦をざっと見直して、19時半からはワールドカップアジア最終予選の初戦をばっちり観戦しました。

楽な試合はないとの話だったので、心配していましたが、ホームだったこともあるのか、全く危なげない試合展開で快勝でしたね。
次は金曜に第2戦です。

今日の代表戦を見ながら、もちろん日本を応援していて、快勝してくれて嬉しいのは間違いないのですが、攻められっぱなしの相手を見て、ふと、この選手たちもなんとしてもワールドカップに出場したいと思ってるんだよなぁと思うと、ひと昔前までは日本にとってワールドカップは出場することが大きな目標で、それを達成するまで長い道のりがあったんだよなぁと、そんなことを思いました。

それこそ、私が大学生だった頃にはまだ海外で活躍する日本人選手なんてのは数えるぐらいしかいませんでしたから、それを思うと、正に急成長という気がしないでもないのですが、何がそこまで変わったんでしょうね。
Jリーグができたこともやはり関係しているってことなんでしょうかね。

何はともあれ、最終予選、なんとしても通過してくれることを祈りたいと思います。(完全な休日ネタですみません。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 2日 (土)

どこまでこのペースで行くんだろう。

この春から来てくれている1年生さん2人。
おひとりは以前お兄ちゃんが来てくれていたので、おうちで少し取り組んでおられたとのことで、もうおひとりは幼児教室である程度お勉強されていたとのこと。

実際レッスンを始めても、それはもうすごいいきおいで10までのたすひく、20までのたすひくをクリアし、100までのたしざんもほぼ全く困ることなくすごいペースで終了。
それも、数えている風でもなく、スラスラできているのでゆっくり引き伸ばすのは、せっかくノリノリなのにつまらなくなってはとそのまま進行。
今日から100までのひきざんに差し掛かったのですが、ひきざんはたしざんよりは若干ゆっくりなものの、これまで見てきた多くの子の感覚からすると、相変わらずかなりハイペースです。

次回はいよいよ100までの繰り下がりのあるひきざんに進むことになるのですが、それでもすんなり行ってしまうんだろうかと(今の様子だとさほど苦労しそうにはない気がしますが)。
そこをクリアしたら、10000までに進む前に形や時計、長さなどをしようかとも思いますが、一体どこまでこんなペースで進んでいけるのか、これまでの貯金がどこまであって、本当に教室で始めて学ぶ内容になるとどんな反応になるのか、今はそれが楽しみでもあり、多少気にかかるところでもあり。

小さい子たちは簡単なことは本当にニコニコ楽しそうに取り組んでくれるのですが、簡単なことはさっさと進むことにしているので、速くてたくさんできるのがいいことという感覚を持ってしまうのが少し心配なのですが、この子達が1時間、頭をくるくる回転させて、終わる頃にはもう考えられない~!となるような日はいつ訪れるでしょう。
難しい顔をして真剣に考え込む姿を早く見てみたい気もします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年6月 1日 (金)

もっと楽しく学べたら。

レッスンをしながら、子ども達は(というか、大人もそうなんだと思いますが)、楽しいと感じることや自信が持てることはすごい勢いでどんどんと取り組んでくれます。

もちろん、簡単であまり考えなくてもすぐできてしまうことを簡単だからと楽しそうにする子もいますので、それは学びという意味ではあまり意味がないと思うのですが、そうではなく、適度に難しい問題、もしくは、最初は少し腰を据えて考えなければならないけれど、理解すればスラスラ取り組めるような問題を、その子その子に合わせて常に提示することができたら、どの子ももっともっと楽しく学びながら、更に能力を伸ばしていけるんだろうなと思うのです。

子ども達はみんなひとりひとり何もかも違うので、どの子にもバッチリ合うというものを用意するのは難しいとは思うのですが、そして、今使っている教材は概ねよいと思ってもいるのですが、時々、すごくつらそうに頭を悩ませている子の姿を見ることもあり、もちろん、できる範囲でひとりひとりに合わせて問題を選んだり、教材を変えたりもするものの、どの子にもよりよい状態で提示できるものがあればなぁと、やはり考えてしまいます。

今日、ある5年生さんと小数の掛け算・割り算の利用のあたりを学習していたのですが、その子は2.7にあたるものが102.6キロで1あたり何キロかを求めることで延々と悩んでいました。
その2つの数は単位が違うので足したり引いたりできないということはわかっていましたし、更に、小数で1より小さなものをかければ答えはもとより小さくなり、割れば1より大きくなるということも理解していました。
であれば、答えが102.6より小さくなるとわかっているので、当然割り算するとわかるはずなのですが、割り算をして答えが出ているのに、その計算で一体何が求められたのかが全くわからないようでした。

小数や分数で割るというのは、割合でいう「1あたり(単位量あたり)」を求めていることになるというのは私自身頭ではわかっているものの、確かに、全体を2.7個に分けるといっても子どもはぴんとこないだろうなということもわかるのです。

そういうところも、もっと小さなステップにして、やり方を教えるのではなく、子ども自身が気づけるようなものを用意できたらなぁと、そんな風に思いました。

どの子も教室でニコニコ(もちろん集中しているときは穏やかないい表情で)学んでくれたら、それ以上に嬉しいことはありませんから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »