顔を見ていればわかる。
子ども達とレッスンをしていると、1時間の間にも面白いぐらい表情や態度が変わる子が珍しくありません。
体調が今ひとつだったり、学校で疲れてしまって…という感じでその日1日調子が出ないというようなこともありますが、そうではなくて、あまり興味が持てないことや、考えるの面倒だなぁと思っているようなときの表情や態度と、好きな問題に取り組むときや、集中して考えられているときのそれとは、本当に全く違うのです。
今日も何人かそういう場面があったのですが、1年生の女の子は階下から駆けあがってくる足音が聞えていて、教室に入ってきてもしばらくははあはあ息が上がっていました。
そして、レッスンが始まってもなんだかのらりくらり。今日は疲れているのかな?と思って声をかけると「うん、走ってきたから疲れた!」といって、引き続きのらりくらり。
普段ならそこまで嫌がるような内容のプリントではなかったので、ホントに疲れてるんだなと思っていました。
なんとかそのプリントを終え、次のプリントもまだいささかのらりくらり。今日はずっとこの調子なのかしら…と思っていると、その次のプリントあたりから急に元気になり始め、顔つきも、それこそ目力もしっかりしてきました。
ニコニコ楽しそうに問題に取り組んで、予想以上によくできるのです。
「あれ?疲れてたんじゃないの?もしかして、さっきのイヤやったん?」と尋ねると、「うん」とニッコリ。(笑)
これまでそんなに嫌々やっていたわけではないものでしたので、それは予想していなかったのですが、その後の様子からすると少なくとも今日は「これはやりたくないなぁ」と思いながらやっていたのだろうと思います。
ほかの子達も調子がいいときとちょっとおかしくなっているときなどの表情の違いはほとんどの場合見ているとわかります。
そして、今ちょっとおかしいみたいだなと感じたときには一旦その問題を離れるのがひとつの対処法のように思います。
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