意識させる。
子ども達がややてこずるものの中に小数の割り算があります。
もちろん、テクニックとしてやり方を覚えてしまって、機械的に答えが出せるという子は少なからずいるんだろうと思いますが、割り切れるものならいいとして、テクニックで覚えてしまった子などはしばしば、余りを間違うことがあります。
また、小数の割り算を指導する際、恐らく、小数点を同じだけ動かして計算すればよいというようなところだけ教えてしまうということも(そうでなくても、子どもがそこだけを覚えてしまうということも)無きにしも非ずではないかと。
今日のレッスンで、その子はかなりしっかり考える子なのですが、小数を小数で割って、商と余りを求める文章題を解こうとして質問してきました。
問題は数字がちょっと違ったかもしれませんが、「21.6mのひもを0.65mずつ切ると、何本取れてどれだけ余るか」というようなもので、考え始める前に、その子が質問してきました。
「これ、どこまで計算するん?」
四捨五入するとか、小数第何位までとか何も書かれていないのでとっさに尋ねたようですが、「え?問題で何聞かれてるん?」と尋ね返すと、
「ああ、何本ってことは1の位までか。」
そう言って解き始めました。
その子に聞かれたときに「1の位までよ」と答えることももちろんできるわけです。
また、例えば、小数点の位置を移動させて計算した後、余りを答え間違えているような場合に「点の位置が違うでしょ?」とか「元の位置に戻すんでしょ?」と直接指摘することもできるわけですが、そういう指摘をしても、子ども自身が理解し、納得しない限り、徹底的に反復してマスターするまで同じような間違いを繰り返す可能性は少なからずあります。
ですから、余りを間違っているような場合、「そんなに余ってたら、まだ取れるやん!」とか、「なんで余りがもともとの数より大きいの?」などと、なるべく子ども自身に少しでも「あれ?」と思ってもらえるような声かけを意識しています。
とにかく、よく考えずに答えて間違っているような場合には、テクニック的なことは決して言わず、「なんで?」「どうして?」と尋ね、極力考えさせるようにします。
それでもなかなか効果が出ない場合もありますが、教室の子ども達を見ていると、余りを頻繁に間違える子がほとんどいないところを見ると、多少は効果があるのかなと思っています。
| 固定リンク

コメント