これは変化なのか?
うちの教室は中学生はほとんどおらず、来てくれている子は小学生の頃から来ていてそのまま続けてくれている子しかいなかったのですが、昨年、縁あってご紹介でひとり中学生の子が通ってくれることになりました。
習ったことはきちんきちんと覚えてはいるようですが、小学生の頃からそうやって勉強してきたため、まずやり方を覚えるという姿勢で取り組んでおり(まあ、それは大半の子がそうなのですが)、勉強している割に結果が今ひとつ伴ってこないと悩んでいました。
うちでは当然やり方を教えることはしませんし、理解が曖昧な状態でとりあえず解いて、それで合っているかどうか尋ねてきても答えませんので、最初はぎゃ~ぎゃ~、わ~わ~という感じで、しょっちゅう「わからん~!」「どうやるん?!」というのが毎回恒例でした。
もちろんそれでも「知らん、考えへんうちに何にも教えられへん」とかなんとか突っぱね続け、そんなことを繰り返すうち、徐々に自ら考えるようにはなってきていました。
ただ、学校の試験の結果は一進一退。ケアレスミスが思うように減らず、う~ん、どうしたものかなぁと思いつつも中3になりました。
やり方を教えてということはなくなり、とりあえずまず考えてみようという姿勢は身に着いたのですが、今一歩ぐっと伸びた感じがないなぁと(といっても、平均より遥かにできてはいるのですが)感じていたのですが、夏休み明けにその子が、夏休みに受けた模試いくつかの数学の偏差値が70前後あったと。
お?それはすごいんじゃ?このまま伸びてくれるか?と思った割には実力テストでは可もなく不可もなくという結果だったので、ホントなかなかうまくいかないなぁと思っていました。
で、中学3年は次から次へと試験がありますので、次は2学期の中間が迫ってきたということで、今日は試験範囲である二次方程式の、これまで保留にしていた、二次方程式の利用のハイレベル問題をやってみてもらうことにしました。
問題を見たときには、例によって、わ~、ぎゃ~とか言いながら「こんなん絶対できへんわ!」などと言っていたのですが、極めてつまらないミスはあったものの(普通の引き算間違い、問題の読み間違い…。)ノーヒントで立式し、解答まで辿り着きました。
うっかりミスがなければほぼパーフェクト。
もちろん、うっかりが問題ではあるのですが、かなり難易度の高い応用問題(全て文章題)を手助けなしに解いてしまった姿を見てちょっと感動。
本人も「これ、ちょっといけてるんちゃう?」とご機嫌でしたが、そろそろ本当に力がついてきたのであってほしいと思います。
次回、中間テストの結果に期待!
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