なぞ。。。
子ども達とレッスンをしていると、時々、全く思いもよらない答えをひっぱり出してくる子に出会います。
多くは、まだしっかり理解できていなくて勘違いをしているとか、ちょっと頭がどこかに旅立っていて一時的におかしくなっているとかなのですが、その間違いもどう考えてそうなったか予想できる場合と全くできない場合があります。
つい先日は、2年生の子が「14 14 14 7」と書いて、それを足そうとしていたのですが、「22」という答えを出したので、「なんで?」と言ったものの、詰め詰めに書いていたため「1414147」の状態になっており、自分で書いた直後だというのに、もしかして…と、全て1桁で足してみると、まさに22!
「ねえ、それ14、14、14、7って書いたん違うん?」と声をかけると、ハッとして次は正しい答えを出していました。
今日は1年生の子がレッスン途中で眠くなってきたのか調子がイマイチになり、2けた同士の足し算をしているのに、なぜか左の十の位と右の一の位、左の一の位と右の十の位を足すという不思議な状態に陥り始めたのですが、それも答えを見れば、どう考えたのかを予想できる範囲。
しかし、今日の別のレッスンで4年生の子と面積の学習をしていたときのこと。
今日はレッスン序盤から気分が乗っていない風ではあったのですが、終盤になるにつれその状態は悪化。
その問題で終わりという、今日の最後の1問は面積が64平方メートルの正方形の土地の1辺の長さを求めるもので、普段のその子なら難しいものではないはずです。
実際、今日のレッスンの序盤に面積が100平方メートルの正方形の土地の周りの長さは、多少悩みながらも自分で求めることができていましたし。
で、その子が書いた答えは
「160m」
………。な、なんでやねん…。
子ども達がしばしばやってしまうのは、64を4で割るというもの。この場合だと16メートルと答える子は時々いますので、それは完全に予想の範囲内。
しかし、なぜそれが更に10倍になっているのか…。
アールやヘクタールなども出てきて、単位の換算に混乱しているところがあるのかもしれないと、「160×160したら1万よりずっと大きくなるで?」と声をかけてもちっともピンと来ていない様子。
正方形の図を描かせ、その中に64平方メートルを書かせてから、その1辺は10メートルより長いか短いか尋ねても「長い!」と答える有様…。
正方形の面積の公式はすぐ答えるし、どこで「あぁ!」と言ってくれるのか、ちょこちょこヒントめかして間違いに気付かせようとしているのに、今日はかなりの不調度のようで、いっこうに戻って来てくれず……。
結局その1問にかれこれ15分以上かかったのではと思いますが、長旅からようやく戻ってきたらしいその子が「あ?!8メートル?」と答えてくれたときは、お迎えに来られていたお母さまともどもひと安心。
う~ん、ホント、一体どう考えていたんだか…。
だけど、子ども達は本当に日々新鮮で楽しいですね。
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