視線の先
今日のレッスンでのこと。
とても可愛い年長の女の子なのですが、時々予想もしない質問をされたりして、びっくりしたり、大ウケしたりすることがあります。
先日は、小さなハートの形のネックレスをしていたところ、何かを見つめているなとは思ったのですが、
「先生、そのハートのネックレスは誰かにプレゼントしてもらったんですか?」
と……。
ハートのネックレスだからそう思ったのか、しかし、残念なことに誰からのプレゼントでもなかったもので、ちょっとどぎまぎし(?)つつ、
「ううん、残念ながら自分で買ったのよ。」
と答えました。
その彼女が、今日のレッスン中、何かをじっと見つめていることに気付きました。
幼児さんは色々なものが視界に入る広い空間より、狭い空間の方が集中できるというようなことを読んだこともあり(まあ、もともと教室自体狭いんですが…)、教室の隅の方に机を置いていて、ブラインド越しには前の幹線道路を走る車がうっすら見えます。
時々、外を救急車両や珍しいデザインのトラックなどが通ると、「今○○が通った!」とか「あ、あの車すごい!」とかいう子がいるので、彼女も何か気になるものが道に止まっているのかな?と思った次の瞬間
「先生の体が見えた。」
は?????
一瞬、本当に何のことかわからなかったのものの、今日の私はキャミソールの上に透け感のあるプリントブラウスを着ていたのですが、ブラウスは濃い紫系で、キャミソールは紫がかったピンクだったため、もしかすると、ブラウス越しに肌が見えたと思ったのかな?と、
「え?体じゃないよ?ブラウスの下にちゃんと着てるよ?」
そう言ったところ、
「先生がお腹引っ込めてるのが見えた!」
とニコニコ楽しそうに言うのです。
へ??へへへ???お腹引っ込めてる??
私としては、むしろ、まさかそんなところを凝視されるだなんて思ってもみませんから、油断しまくりで普通に椅子に腰かけていたため、引っ込めるどころか、(え?この辺段になってるの見えた?(汗))ぐらいの心境で、なんだかやたらと恥ずかしくなりました。
しかし、お隣で彼女のお母さまが
「先生はお母さんと違って細いから、引っ込めてるんじゃないのよ。」
と大笑い。(そのお母さまはとても上品な方で、決してそうおっしゃるようなことはないのですが。)
お母さまのその言葉に彼女も「え?そうなの?」となぜかびっくりの反応。(笑)
え?そういうことだったの??
ですが、結局は、私が少し前かがみになっていたので、彼女から見るとお腹の部分がとても引っ込んで見えたということのようです。(笑)
それにしても……何を凝視しているんだろう?と思ったら、私のお腹…。そんなに興味をひいたとは。(苦笑)
まあ、普段は透けるものは滅多に着ていないですし、今日はその時間、お日様が私の背中の方から差しこんでいたので、尚更透けて見えたということなんだと思いますが。
子どもって、思いもよらないことに気付いたりしますよね。
そのたび本当にびっくりしたり、感動したり。
| 固定リンク
コメント