小さなことなんですが
教室の子達で、プリント教材を終えた子や高学年で通ってくれるようになった子などは、ワークブックなど、冊子形式の教材を使う場合が多いのですが、その子達何人もが同じ反応をするので、面白いなと思ったことがあります。
ワークブックなどの場合、宿題のページがわかりやすいように、やらねばならないところに付箋を縦向きに貼って渡しています。
そして、次の回に宿題をやって持ってくると、まずマルつけをして、全問正解であればそのページの付箋を外していくのですが、間違いが多かったり、ほかのことに時間がかかったりして、時間内にわからなかったところや間違えたところの直しが全て終わらないことがあります。
その場合、新たな宿題のページと区別がつきやすいように、直しが残っているページの付箋は横向きに貼り直すようにしていました。
レッスン時間が1時間しかないと、その日どうしても新しいところに進んでおきたいとかの加減などで、時々、直しのページが数ページ溜まってしまうことがあるのですが、そうなると、どうやらみんな、その「横向きの付箋」がとても気になるようなのです。
横向きが溜まり出すと、「うわぁ、こんなに横がある。イヤやなぁ。」とか、「どうしよう!!」とか。
多くの子が同じような反応をし、溜まっていた横向きの付箋がきれいに外れると、とてもすっきりしたと喜びます。
6年の女の子が3人、偶然にも本当によく似た反応をするので、面白いなぁと。
特に2人は5年のときのワークブックは始めた時期が学期の途中とかだったため、学校で既に習っているところもあり、また、習ってしまっているところの方がすんなりいかないという困った状態もあって、5年のワークにはたくさん横向きの付箋が貼られていました。
しかし、6年のワークブックは学校でやるより先に始められたこともあって、2人ともまだ横向きの付箋を持ち越したことがありません。
学校も曜日も違う、顔を合わせたことのない2人なのに、2人ともが
「6年のは絶対横向きにならへんようにする!」
と宣言していました。
頼もしいことです。
縦と横は宿題か直しが残っているかの区別のためにしただけのことだったのですが、意外な効果があることがわかりました。(笑)
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