なんだかなぁと思うこと。
お知り合いのご紹介で、昨年度から中学受験をする予定の女の子が通ってきてくれています。
以前にも書いたことがありますが、彼女自身はとてもよくがんばっていますし、女の子なので国語もある程度以上できているのですが、中学受験用のテキストの予習をしながら、なんだか複雑な気持ちになります。
もちろん、問題として取り上げられる文章も様々ですし、問題によっては小学生でも十分対応できるものもあるのですが、どう考えてもこんな心情、11、2歳の子が理解できないでしょう?と思うようなものや、こんな社会的な問題にきちんと解答できるような小学生っていったいどんな子なんだろう?と思うようなものが少なからずあります。
もちろん、子どもの精神の発達もそれぞれ個人差があるでしょうし、小さい頃から社会問題に関心がある子、人の心情を深く掘り下げられる子などもいるのでしょうけれど、普通に考えて、こんなレベルまで考えられるような小学生ってちょっとコワイ…と思うような問題も。
中学受験に関する本で、特に男の子は精神年齢が伴ってこないと、受験国語の問題を読み解くことが難しいというようなことを読んだことがありますが、大いに納得という感じです。
受験に対応するために早く大人になれということが可能なのかどうかわかりませんが、可能かどうかに関わらず、そういうことが求められる面は否定できないだろうと、国語の問題を見る限り思わざるを得ません。
算数、理科、社会などは精神年齢に左右される部分は少ないだろうと思いますが、国語の読解に関しては、そういう問題を出題する学校としては精神年齢の高い子がほしいということなんでしょうか?
中学受験に関しては全く詳しくないので、そのあたりの事情はわかりませんが、精神年齢が追い付いていないという理由で受験国語ができない子は、努力だけではどうにもならないところもあるんじゃないかなぁと思えてなりません。(まあ、そのあたりも受験塾などでは何かのテクニックである程度カバーできるようにするのかもしれませんが。)
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