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2011年6月 5日 (日)

子どもにかえる。

今日はオフだったので、夕方、入院中の祖母のお見舞いに行ってきました。
母や叔母が毎日交代でついているので、母達にとってはそんな気持ちになるのはなかなか難しいだろうとも思いつつ、祖母を見ながら、歳をとると子どもにかえると言われる言葉をしみじみ、確かにそうだなぁと思っていました。

早く家に帰りたくて仕方ない祖母は毎日何十回と「帰ろ」と言っては母達を困らせるようですが、それを言うときの祖母も、母達に「しっかり治してからね」などとたしなめられて、ちょっとしゅんとする祖母も、なんだか可愛くて愛おしいなぁと。

そして、もうかなりの高齢になっている祖母が、これまでは病院にお世話になることもなく過ごしていたわけですが、今回不慮の事故で骨折し、長期入院となってしまったことで、祖母にとっての娘や息子達が毎日交代でお世話をし、孫たちも代わる代わる顔を見せ…と、母達はそんな風に思う余裕は今はないでしょうし、もちろん、祖母にはまだまだ長生きしてもらいたいと思っていますが、娘や息子達に「しっかりお世話をした」と、そんな気持ちになれる機会を与えてくれたのかもなぁとも思ったりします。

母が祖母に食事をさせている姿は、まるで赤ちゃんに離乳食を食べさせているようで、母には孫の世話をする機会を与えてあげられそうにない身としては、それを見てなんだか申し訳ない気持ちになったりもして…。

そして何より、自分でもなんだかおかしいとは思うのですが、確か昨年か一昨年、例のイギリスのオーディション番組の動画を見ていたとき、お子さんもお孫さんも大勢おられるおばあさまが歌を披露された動画があったのですが、確か準決勝まで進んで、歌い終わった後にお子さんやお孫さん達がそのおばあさまを囲んでみんな幸せそうにしているのを見たとき、「ああ、羨ましいなぁ、あんなおばあちゃんになりたいなぁ」となんだかしみじみ思ったのです。

以来、独身であること、子どもがいないことはもちろん寂しく思ったりもするわけですが、一番寂しく感じるのは、私は「おばあちゃん」になれないんだなぁということだったりするのです…。(汗)
もちろん、歳をとれば、ほかの人から「おばあちゃん」と呼ばれるようにはなるでしょうけれど、そういうことではなく、自分の家族に囲まれた「おばあちゃん」にはなれないんだなぁと。

考えても仕方ないことなんですが、結婚もせず、子どもも産まず、おばあちゃんになる方法ってないもんだろうか?と思ってしまうほどです。(苦笑)
(例えば、「結婚」だけなら、歳をとっても全く不可能ということはないでしょうけど、「おばあちゃんになる」のは既にかなり困難になっていますので…。)

まあ、自分の将来のことは考えてもわかりませんから、今はまず、祖母が早く元気になって家に帰れることを願うばかりです。

今日もまたどうでもいい話題でお許しを…。

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