昨日の出来事
昨日久しぶりにこんな出来事が。
もともと、私自身、自分の教室のことを「塾」だとは認識しておらず、むしろ敢えて、塾でなく「学習教室」としているわけですが、これまで子ども達の中にも、うちに通ってくれている子達で友達とかとの会話の中で「私、塾行ってない」とか言っている子達が少なからずいることを、なんとなく嬉しく思ってきました。
ただ、子ども達がうちを「塾」と認識する分には、何が何でも否定せねば!というわけではありませんから、そういう子には冗談半分で「うち、塾違うよ?」と言ってみることはあるものの、まあ、塾だと言う子はそれでいいかと思ってもいます。
で、昨日のこと。
去年の途中から通ってくれるようになった現在5年になる男の子が、レッスンが始まってすぐに言いました。
「今日、塾あるの忘れてた。」
もう高学年でもあり、おうちの方の意向ではなく本人が一時中学受験をしたいと言い出していると伺ってもいたので、いつの間にか塾にも通うようになっていたのかな?と一瞬思いました。しかし、更に続けて
「お母さんがあるって言わなかったら遅れてた。」
だったか何か、そんなことを言ったので、ああ、うちのことなんだなと理解しました。
しかし、その瞬間、すぐ傍にいた、年長さんから来てくれている現在4年になる子が真剣な顔でその子につっこみました。
「何言っとん。ここ塾ちゃうで!」
その言い方が、なんだか呆れたような、少し怒っているような、なんとも言えない口調で、とにかくその子はここは塾じゃないのに、一体何訳わかんないこと言ってるんだ?という感じをびしばし漂わせつつつっこみ続けました。
つっこまれた子はつっこまれた子で驚きの表情を浮かべつつ
「え?ここ塾じゃないの?ええ?じゃあここ何?」
と動揺。(笑)
つっこんだ子はどう答えるのかなと思っていたら
「教室やん、教室!」
と。(笑)
「え?ここ教室なの?じゃあ、ここ学校なの?」
どんどん混乱していく5年生…。
「ちゃうって。学校なわけないやん!学習教室やん!」
4年生、なんか全部言ってくれてます。(笑)
久しぶりにあんなに力いっぱい「塾ちゃうで!」と言ってもらって、なんとなく嬉しかったのですが、うちのことを「塾じゃない」という子ども達にとって、「塾」というのはどういうイメージなんでしょうね?机がずらりと並んでいて、前で先生が板書するような、そういうところのイメージなんですかね、やはり。
| 固定リンク
コメント
先日生徒に聞かれました。
「ここって塾?」
「なんだと思う?」
って聞き返したら、
「寺子屋」って。
男の子だったら抱きしめてあげたかったです。
投稿: 寺子屋ありがとう | 2011年6月11日 (土) 23時28分
寺子屋師匠、コメントありがとうございます。
なんとかお元気でお過ごしとのこと(といっていいかどうかは
かなり微妙なようですが…)、ホッとしています。
その生徒さん、可愛いですね。
けど、その生徒さん、「寺子屋」に通ったことあるんですかね?(殴)
そういえば、その昔、寺子屋みたいな教室をするのが夢だった
ということを思い出しました。
今はまだ、そのスタイルにはたどり着いていないなぁ。
また色々ご指導ください。
そして、くれぐれもご自愛のほど!!!
投稿: TOH | 2011年6月12日 (日) 01時36分