点つなぎ
これまでにも何度か書いたかと思いますが、教室で子ども達にやってもらうプリントの中に「点描写(点つなぎ)」があります。
一般的にイメージする「点つなぎ」は点と点をつないでいって、何かの絵が完成するようなものではないかと思うのですが、レッスンでいえば、そういう点つなぎは初級レベルで、最終的には完全に抽象的な線が入り組んだものが描けるようになることを目指します。
そして、これひとつとってもかなりの能力差が出ます。
もちろん、最初の段階で全くお手上げの子でも、その後の練習である程度できるようになったり、全く遜色なくできるようになる場合も少なくありませんので、最初に全くできないからといってショックを受ける必要はないのですが、これまでのレッスンを通じて感じるのは、数の感覚が身に付きづらい子の多くは点描写で苦戦しがちだということです。
なんだか不思議な気がしますが、点描写が正確にできる能力と数能力とには密接なつながりがあると言っても差し支えないだろうと思います。
これまで、教室の子達の中にも、数の感覚がなかなか伴わない子がいましたが、そういう子達は大抵点描写もかなり苦労することが多かったように思いますし、数に対する感覚が優れていると感じる子達の多くは特に苦もなくやってしまっていたように思います。
得意な子、得意とまではいえなくてもいつもほぼ正確にかける子はいいのですが、そうではない子はやはり早い段階でそれをきちんとできるように練習することが大事なことのひとつになるだろうと思いますので、もしお子さんが点描写で苦戦しているようでしたら、おうちの方が何かお手本の問題を作ってあげたり、もしくは、練習のプリントがほしいと連絡を頂けば用意させて頂きますので、それでおうちでも練習して頂いたりということを意識して頂けたらありがたいです。
教室に来てくださっている方でなくても、小さいお子さんがおられる方はおうちで練習してみられるといいと思います。
いきなり抽象的なものだと全くできない子も中にはいますので、最初は何かの絵になるものから始めて、徐々に抽象度を上げていくという感じで取り組まれるという方法が取り組みたすいのではと。
ご参考までに。
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コメント
TBさせていただきました。
ほんとに個人差が激しいですね。
2個飛ばしの斜め線が描けるようになるのはいつかなあ。
投稿: SZK | 2011年5月13日 (金) 21時02分
SZK先生、コメント&TBありがとうございます。
公開とレスがすっかり遅くなって申し訳ありません。
先生のところでも点つなぎさせてらっしゃるのですね。
おまけにアドベンチャーの教材も使っておられるようで。
ホント、一度見学に行かせて頂きたいものです。
いつもブログ覗いて頂いて、本当にありがとうございます。
投稿: TOH | 2011年5月24日 (火) 12時52分