またひとり。
この時期は必ず何人かの子ども達とのお別れが訪れる切ない時期なのですが、今日も5年近く通ってくれた女の子との最後のレッスンでした。
もともと、4年生に上がる前に中学受験をされる予定だとのことで一旦お別れすることになったのですが、ある時期から復帰してくれて、つい先日までは「本人もここは絶対やめたくないと言っているので…」と言って頂き、4月からも週1回は会える予定でした。
しかし、復帰後は主に国語を一緒に勉強していただけで、受験対応の塾とは掛け持ちで来てくれていたため、春から6年になるため、そちらの塾の時間が増えてしまい、どうしても時間の調整ができなくなってしまったと、急遽3月末でお別れすることになってしまいました。
彼女とは彼女が小1のときからの付き合いで、その頃の彼女はかなり人見知りが強く、ナイーブで時には腫れ物に触るようなぐらい気をつけてレッスンをしていたこともありました。
そんな彼女も学年が上がるにつれ私とのレッスンにも慣れてきてくれて、他愛ない話もしてくれるようになってきていました。
結構常にポーカーフェイスであまり感情を強く表に出さない子でしたが、ある時期以降は彼女もここを気にいってくれているんだなと感じられるようになりました。
そんな彼女との思いがけない急なお別れ。
レッスンが終わった後見送りながら、「がんばってね。また時間があったら顔見せてね。」と声をかけると、いつものようなポーカーフェイスで「うん」と言って靴を履きながら、思い出したように
「あ、中学になったら戻ってくるかも。」
控えめな声でそう言ってくれました。
感情をあまり表に出さない彼女が、突然思いついたかのように言ったその言葉は、なんとなく、その場で思いついたのではなく、彼女なりにずっと考えて、名残を惜しむ気持ちを精一杯私に伝えてくれたように思えました。
「うん。また来て。中学になったらじゃなくても、中学が決まったらまた来てよ。1月には決まるから。」
そう声をかけると(もちろん、戻ってきてくれる可能性は決して高くないとわかっていますが)
「うん。そうする。」
そう答えて、「それじゃ。」と帰って行きました。
1年生の頃の彼女のことを思い出すと、どれだけ彼女がここを好きになってくれたかをしみじみ感じることができました。
それだけに一層さびしさも募るのですが…。
4月からも元気でがんばってくれますように。
| 固定リンク
« 人のいのち | トップページ | 新発見(休日ネタ) »

コメント