変化の兆し?
昨年の春から一緒に勉強している5年生の女の子がいます。
その子は全教科の中で算数が一番苦手だと言っていて、とても真面目なのですが、当初は計算問題以外はしばしば「え?なんでそうなるの?」と思うような答えが出てきたり、少し応用になるとほとんどお手上げだったりもしました。
それでも、最終的にできれば中学受験をしたいという希望があり(志望校も決まっているのですが)、学校で習う範囲の算数は6年の終わりまで終えたものの、その後いよいよ中学受験用のテキストに入り、また結構苦労しているようでした。
それでも、当初に比べると遥かに考えられるようになり、図にも表せるようになってきていたので、そろそろぐっと伸びてくれるかもという期待も抱き始めました。
比較的単純なものであれば、特殊算の類の文章題なども随分解けるようにもなってきて、図も随分使いこなせるようになったので、この問題ならできるのではと半月ほど前に宿題に出したところがありました。
でも、そのときにはそのページの4分の1ほどしか解くことができておらず、進度の都合により、そのページは少しの間保留になっていました。
それが、今回のレッスンで少し時間ができたので「ここやろう」とそのページに戻り、1問目の問題の図を描いてみてと言ったところ、完璧な図を描き、「うん、それなら解けるやん?」というと、「うん、解けそう」と言って1問目クリア。
すると、「これ、できるかもしれない。」と言って、他の問題も自力で解き始めました。
結局、1か所少し勘違いしていたところを指摘した以外は助ける必要もなく、彼女の力で解き切りました。
もちろん、今やっていっているのは基本問題なので、実際の入試のレベルからすると更に力をつけてもらわねばならないのですが、受験レベルの問題を少しずつ自力で解けるようになってきているのは間違いないと思います。
5年生の時点で最も苦手な教科だと言っていた子が1年足らずでかなり変化してくれたなと、見ていて嬉しく、そして、本当にがんばっているなと思います。
入試まではあと1年を切りましたが、ここからぐっと伸びてくれることを期待したいと思います。
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