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2010年12月20日 (月)

ちょっと感動。

先日のことです。
私がこの教室を始めたとき、最初に来てくれたのは全部で4人。そのうちの一人は同級生の娘さんでそのとき小学1年生でした。

もともと、その同級生とは教室を始める前から彼女のおうちにお邪魔させてもらったりしていたので、娘さんとも以前からの知り合いではありました。

彼女は中学に行ったら通いづらくなることなども考えて、小学生のうちに家の近くの塾に移ってたので、中学に行ってからの成績などは聞いたことがありませんでした。(まあ、もともとうちに通ってくれている数少ない中学生にも、本人が報告してくれなければ、数学以外のことは聞かないんですけど。)

ところが、先日同級生らと集まったとき、彼女の母である友人から彼女の伝言を聞きました。
彼女はもう中学2年になっているので、もう3年以上勉強を見たことはないんだと思います。なのに、友人はこう言いました。

「中学入ってから数学で困ったことがないのは先生のお蔭やって。ありがとうございますって言っといてって言ってたわ。」

なんかすごくすごく嬉しかったんですよね。
もちろん、全然私のお蔭なんかじゃないですよ。私ができることなんてごくごく限られていますから、もし彼女が本当に数学で困ることがなくこられているのであれば、それは間違いなく彼女自身ががんばったからです。

でも、すごく嬉しかったんですよ。
何がって、もう一緒に勉強しなくなって3年も経って、それも多感な中学生になって、もちろん、先生と生徒という関係になる以前からの知り合いでしたから、教室を辞めても元の関係に戻っただけではありますが、もう私は彼女の「先生」でもなんでもないわけです。
おまけに、私は彼女に中学の数学は全く教えていないのです。

なのに彼女は、自分が数学で困らないのは私のお蔭だと(そんなことはないのに)私に感謝し、更にそれをわざわざ母に伝言を頼んだのです。
それってなんだかすごいなぁと。とてもとてもいい子だなぁと、そのことに感動しました。

同じ人間が同じ教材を使って同じようにレッスンをしても、ひとりひとりの子どもがそれぞれに違う個性、違う能力を持っているため、すごく力を発揮する子もいれば、思うように力が発揮できない子もいるわけです。
だから、教室に来てくれている子の中にとても算数ができる子がいても、それは私の力だとは思いません。その子が持っている力が素晴らしいから、その結果なのだと思っています。

そして、なかなか力が発揮できない子に対しては、私がもっと能力が高ければ、もっと力を引き出してあげられるかもしれないのにと、自分の力不足を申し訳なく思います。

要するに、私は結局、子ども達に対して僅かな手助けができるだけで、彼女から改めてお礼を言ってもらえるようなことは何もしていないのです…。
それにも関わらず、そんな感謝の言葉をもらえるなんて、私はなんて幸せなんだろうと、彼女の言葉を本当に嬉しく、ありがたく思いました。

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