すごいな、あなた。
私はなんだかパズルっぽくって、普通に筆算を解くより遥かに楽しいと思うのですが、教室の子達の多くがかなり抵抗を示すプリントのひとつに割り算の筆算の虫食い算があります。
これまでたくさんの子ども達とそのプリントをやってきたのですが、割り算の筆算が得意な子や算数そのものが結構好きな子、パズル問題が好きな子であっても、大半の子が苦戦したり、嫌がったり…。
そのうちの1枚はこんな(少し見づらいですが、下に画像を載せました。)プリントで、割る数は1桁のものと2桁のものがありますが、1桁のものでさえ、そして、それが3年生や4年生であってさえ、このプリントを楽しそうに解いた子はこれまで記憶にない気がします。(最近かなり忘れっぽいので「ありません」と断言できないのが困りものですが…。)
今日、このプリントを2年生の女の子にやってもらうことになりました。
学校では九九が終わったようですが、割り算の筆算に関しては、しっかりできてはいるものの、スピード自体はゆっくり。割る数が2桁になったら、1回だといくつ、2回だと…と割る数を足し算していって考えているような状態です。
その彼女にこのプリントを渡したところ、初めは一体何をどうしたらいいのかわからない様子で、少し手がかりになりそうなところを丸で囲んでもまだぴんとこない様子。
そこで、別の紙に1問、1桁で割る割り算の筆算の問題を書いて解いてもらいました。
そして、それを見ながら、どうやって考えたのか辿ってもらうと、程なく何も言わなくても次々と(スピードはゆっくりなのは相変わらずですが、それはそれで何も問題ありませんし)問題をクリアしていってくれました。
そして、レッスンが終わったときに彼女の口から思いがけない言葉が。
「これ、面白い!」
おおおおお!!同士よ!!(笑)
これまでそう言ってくれた子がいないだけに、思わずちょっと嬉しくて「ほんま?そうやんねぇ、これ面白いよねぇ?でも、ほとんどの子がこの問題嫌やっていうねんよ。」というと
「えぇ~~、なんで~。なんで嫌なん?」
と、不思議そう。
それにしても、すごいな。2年の女の子がこの問題を楽しいと言ってくれるとは。
ちょっと感動。
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