器用・不器用
今日届いたメルマガに、最近の子ども達の中に手先が不器用な子が増えているという話が出ていました。
正直なところ、へぇ~そうなの?!というぐらい、教室の子どもたちはみんな結構器用に指先を使いますし、そもそも、指先をしっかり使えるようになるということと賢くなることはつながりがあるのだという話も必要に応じてしますから、最初は面倒で嫌がっていたことも前向きに取り組もうとしてくれるということもあるかもしれません。
確かに、子どもによっては例えば数本のひもをひとまとめにしてなわとびのように結ぶということが、初めはなかなかうまくできない子も少なからずいます。
積み木や色板を置いたりするのも、初めはお手本にきちんと置くのに苦労している子もいたりもします。
それでも、必要であればお手本を見せたり、少しだけ助けたりしながら、小さいうちから練習していると、そのうちだんだん上手になっていきます。
指先は第2の脳と言っておられる先生もおられるほど、器用さ(巧緻性)は脳の発達にとって重要なもののようです。
実際、過去塾に勤めていたときなども含め、全体的に成績の良い子で極めて不器用な子というのはほとんど記憶になく、むしろ器用な子が多かったような気がします。
今の教室では最初はともかく、不器用なままという子はいませんから、指先をしっかり上手に使えるようにするというのは、やはり大事なことなのではないかと思います。
もし本当に不器用な子が増えているのだとすれば、それはやはり、周囲の大人が子どもに代わってやってしまったり、やろうとしているのに子どものペースを待てず口出しや手出しをしてしまったり、子どものペースで子ども自身がやり遂げるという機会が減っている子が増えているのかもしれませんね。
お子さんがおられる方も、お子さんが単に不器用だというだけなら、さほど気になさらないかもしれませんが、指先の器用さが賢さに関係があるなんて聞いたら、「不器用でもいいわ」と軽く捉えることはできないかもしれませんよね。
ちょうど夏休みで普段より時間もあるのではと思います。
もしご自分のお子さんが不器用かも…と思われる方がおられましたら(とりあえず教室の子達では思い当たる子はいませんけど)、工作やら手芸やら、指先をしっかり使うことにたっぷり時間を使うのもいいかもしれません。
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