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2010年7月11日 (日)

楽しみなこと

自分自身がずっと公立の学校だったことや、自分の能力的にも、経験の面でも中学受験指導に対応させて頂けないのですが(そもそも、算数・数学と国語しかお受けできない教室ですし…)、この春、ご縁があって、最終目標は中学受験という高学年の女の子が通ってくれることになりました。

国語は好きだとのことでしたが、算数は教科の中で一番嫌いなのだとか…。
確かに国語は教科書レベルの問題であれば、1学年上の問題でもほとんど苦もなく解いてくれていました。
でも、算数は確かに苦手なんだなとわかる状態。本人は真面目で一所懸命やってくれているのがわかるだけに、なんとかなってくれないかな…と思いながら数ヶ月が過ぎました。

もう高学年になっているため、短期間で劇的な変化というのは難しそうでしたが、それでもじわじわと変化が見えつつあるように感じ、また、ちょうどこのタイミングで教科書準拠のワークブックが終わることもあり、彼女に提案してみました。

次にやってもらう予定の教材は難易度レベルでは中の上。教科書レベルよりは難しい問題がそれなりの量含まれており、ページ数も170ページ余り。
1日4ページ平均でやれば、夏休みが終わるまでに1冊終えることは無理ではないボリューム。例題や解説のページも数ページおきにあるので、夏休みに1日4ページ平均ならそう無茶な話でもないような。
そして、このボリュームのワークブックを夏休みの間だけで1冊仕上げることができれば、苦手意識を持っている彼女が、少し自信を持ってくれるんじゃないかなとも思い、尋ねてみました。

もちろん、無理強いする気はありませんでしたから、提案して本人の気持ちを聞くつもりでした。
そして先日提案してみたのですが、初めは少しためらっていたものの、実際のワークブックを見ながら、「これならやれるかも。うん、やります!」とにっこり笑って言ってくれました。

ちなみに、そのワークブック、一般の塾で通年で使用するようなものなので、それをこれから8月末までに終えられたら、結構すごいことだと思うのです。
もちろん、それが終わらなくて9月までかかってしまったって、十分すごいことかと。
なんとかがんばってほしいなと思います。
そして、無事それを終えたら、そのときに普通の塾では1年使うものなんだということを彼女に伝えようと思います。
きっと、「算数が苦手!!」と思い込んでいるのが、少し和らいでくれるだろうと思いますから。(何しろ、国語の問題集の中に作文のようなところがあって、そこに嫌いな教科にはっきり「算数」と書かれていましたからね…。)

これが夏休みの楽しみのひとつです。

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