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2010年4月14日 (水)

なんだかうれしい。

先日、かなり大人げないところを見せてしまった中学生の子が、課題テストが返ってきたと答案を持ってレッスンにやってきました。

小学校高学年で既にかなり算数が苦手な状態で、もともと、子ども達はそれぞれに得手不得手、好き嫌いがあるものだと思うので、そういう意味ではその子はこれまで見ている限り、算数・数学に関しては人と同じ努力では人の半分ぐらいしかできないかも…という感じがあります。(もちろん、好きな科目、結構よくできる科目はありますから、あくまでも算数・数学に限っての話ということです。)

それでも中学になって、ある時期以降その子なりに努力しているのが感じられるようになり、それと同時に少しずつではありますが、できることが増えてもきていました。
もちろん、なんでそうなるのかとか、その公式はどういう意味なのかとか、そういうことを理解できるところまではまだ難しそうですが、苦手な子にまで何が何でも意味を理解してやりなさいというのはさすがに酷だろうと思いますから、今はたとえ公式丸暗記のところが少なからずあっても、ある程度得点できるようになって、少しでも苦手意識が薄らいでくれることの方が大事かなと。

そんなこんなで、その子には公式丸暗記も否定せず、やり方を覚えるということをまずは優先してもいいことにしてきたのですが、1年の後半頃から、これなら平均点に届くのも無理じゃないのでは?という感じになってきていました。

しかし、先日の全くの想定外の発言で、えらいことになってしまったのですが、あれから今回が初めてのテストでした。
復習テストのような内容で、確かに問題は比較的易しかったようで、平均点が60点台だったそうですから、ある程度得点できて当然なのかもしれません。
ですが、その子の数学の答案に半分以上マルが付いているのを見たのは随分久しぶりでした。

そして、内容を見ても、その子にしてはかなりよくがんばっているのがわかりましたし、おまけに本来なら絶対解けたはずの問題を、パッと見で飛ばしてしまって、計算問題などの見直しに時間をかけていたそうで、その問題を解いていれば平均点にほぼ届いていたというところまできていました。

本人もほんの少し自信を持ったような感じで、これがこのままいい方へつながっていってくれるといいなと思います。

中学生はほんの数人しかいないのですが、そのうちの2人(別の学校の子達ですが)はなんと2人とも満点だったそうです。
簡単だったと言っていましたが、ひねった問題はなかったものの、全部簡単だったわけでもなく、それをパーフェクトに正解できるのはやはりすごいことだなと思います。

それぞれの子が目標とする点に近付き、それをクリアできたら、何よりうれしいことです。
今日の子も、まもなく平均点をクリアできそうな気がします。ああ、ちょっと楽しみ。

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