そういうの大好き。
今日、ある子と面積の学習をしていたときのこと。
まだ導入のところで、1センチ角の方眼紙を使って面積が6平方センチや9平方センチの形を5つ描こうという問題が出てきました。
こういう問題は、もう見事にその子の性格とかセンスとかが出るように思うのですが、でこぼこでもジグザグでもいいよと言って(それを描くまでに色々な図形が何平方センチか方眼を数えて考えて、そのあとでその問題が出てくるということもあり、ギザギザになっていたり、アシンメトリーだったりというのは既に目にしていますので)、あとは自由に描いてもらいます。
すると、中にはただ真っ直ぐに6つ並んだもの、2×3で6つ並んだもの、もうちょっと考えてみてと声をかけても、ようやく階段状に並んだものやL字に並んだものを描いてくれるだけというような子も少なからずいます。
もちろん、それが正解であればマルをつけるわけですが、そういうのを見ると、自由に描いていいと言われているのに、なんだか淋しいなぁと感じます。
で、今日、久々に、もしくはこれまでレッスンしてきた子の中でもダントツにかもと思うぐらい、うわぁ、この子すごい!という作品(?)に出会いました。
普通の長方形や正方形はそれぞれ1つ描いたぐらいで、あとはプリンみたいな形やらパッと見インベーダーゲームのインベーダーを彷彿させるようなもの、どこかの県や市なんかのマークっぽいものなど、パッと見ただけだとそれが本当に6個分とか9個分なのかわからないような複雑なものまで、結構短時間でずらりと描き並べてくれました。
思わず写真を撮りたいぐらいだったのですが、さすがにレッスン中で他の子たちもいる中、それもできず、「うまいなぁ~!めっちゃすごいなぁ~!」とほめ倒しただけになってしまいました。
この子はサラサラっと描く絵もかなり上手なのです。
以前、聞き取り問題で答えが「カラス」というものがあったとき、「カラス」と書いた横にあっという間にカラスの絵を描き上げてしまい、早いわ、うまいわ(適度にデフォルメされていてキャラクターっぽく、とても可愛いカラスでした)、もうびっくり!一種の落書きなのに、大絶賛してしまいました。(笑)
本が大好きで、教室に早くやってきては本に熱中してしまい、早目に声をかけても席につくのは毎回のようにレッスン時間が始まってからだったり、忘れ物、なくし物もなかなかのものだったり、色々味のある子なのですが、なんだかますます将来有望な感じがします。
将来どんな道に進んで、どんな活躍をしてくれるんだろうなぁ。
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